地域

前回の支部展の様子

 (公社)中部日本書道会・中南勢支部=谷鴻風支部長=は、16日㈬から20日㈰の9時半から17時(初日は13時から。最終日は16時まで)、三重県立美術館・県民ギャラリーで「第37回中南勢支部展」を開く。後援=(公社)中部日本書道会、本紙、中日新聞社。
 同会は昭和9年、中部日本書道連盟として創立。同21年に中部日本書道会に名称変更。会員4千余名を擁する中部書壇唯一の公益書道団体として「書道に関するすべてを包含し、一流一派に偏することなく、いずれの分野も書道としての真髄をたがえず、その本質を究め、そして精神修養、精神涵養のために、あるいは芸術としての価値を高めるために、精進するものの集まり」を創立の精神とし、書道の振興と普及、さらに書道芸術の高揚を掲げ、会員それぞれ切瑳琢磨して地域文化の発展に尽力。 
 今回の出品部門は、漢字、かな、近代詩文、小字数、篆刻。同支部会員ほかが約50作品、また、幼年、小学校、中学校、高校生が約60作品の力作を出展する。入場無料。
 ◆講演会=19日㈯15時半から16時45分、同美術館講堂にて、喜多流の長田郷さんが「薪能を知る」をテーマに話す。
 問い合わせは、谷さん☎090・3588・4940へ。

NPO法人・みえ里山自然ふれあいの会(柏木はるみ代表理事)は、10月27日㈰10時~12時、柏尾学習林(津市久居明神町1689─37)で「第9回里山ふれあいコンサート」を開く。雨天の場合は11月10日㈰に延期。
 同法人は、里山の環境を整備し、子供を含めた地域住民や会員が楽しく安心して自然と触れ合う場を提供する事や、里山の生態観察、情報発信などに取り組み、1年を通じて「野草観察・てんぷら会」や「自然観察会・クリ・アケビ採り」、「焼き芋パーティ」など様を企画している。
 今コンサートも秋の恒例行事で、出演はジャズバンドの「ニュー・デューク・オールスターズ」。
 申し込み不要、入場無料。草地のため敷物などを用意。車の場合は乗り合わせで来場を。
 問い合わせは事務局☎090・1744・8457へ。

展示の様子

 津図書館1階入り口展示ケース及び2階レファレンス室内展示ケースにて、同館所蔵の地震や風水害、噴火などにまつわる書籍や資料を展示した「古典籍に学ぶ災害展」が開かれている。来館者の関心の高さにより10月末まで展示期間を延長。
 災害が頻発する昨今、過去の記録を知ることで、防災意識の醸成を促すことが目的。南海トラフにおける大地震発生の可能性が高まる中、地震に関する資料に来場者の注目が集まっている。
 仁和3(887)年7月30日に起きた地震が、展示資料「日本三大実録」に記されている。広範囲であり津波もあったことから南海トラフの地震とされ、数日間の揺れの記録により、余震が続いたものとみられる。
 また東海地震であるとされる、永長元(1096)年11月24日に発生した「永長東海地震」では、伊勢国阿乃津(安濃津)にも津波が襲った。薩摩、筑前と並ぶ日本三津として、日本の代表的な港であった安濃津は大打撃だったことだろう。その後、明応7(1498)年8月25日に発生した「明応東海地震」では、さらに大きな被害があり、港は壊滅。これも南海トラフ巨大地震とされている。
 開館時間は、月・水~金曜9時~19時、土日祝9時~17時。毎週火曜、毎月最終木曜休館。問い合わせは☎059・229・3321へ。

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