地域
「三重県民手帳2025年版」が発売中。
今年の特徴は、皇學館大學の齋藤平副学長が監修した三重弁辞書を巻末に掲載。三重県の方言は北勢・南勢志摩・東紀州・伊賀と分かれており、それぞれ特色溢れる地元言葉がある。辞典は約800の三重弁を取り上げている。
「したした」「あばばい」などの三重弁と共に県内各地の特産品や名所などのシンボルをあしらったアイボリーと、三重弁の言葉で三重県域を象ったグリーンの2種類を用意。その他、三重県についての各種統計データや大河ドラマで注目の平安絵巻・斎宮を特集するなど充実の内容。
価格は1200円(税込)。県内の書店や、同組合加盟の印刷会社などで販売。
詳細は「三重県民手帳2025」で検索。
2024年10月24日 AM 9:53
県内外5つの大学の6名が、博物館学芸員の資格取得をめざし、8月20日~24日までの5日間、斎宮歴史博物館(多気郡明和町竹川)で実習を受けた。学生たちは、この実習の仕上げとして、伊勢市の小町塚経塚(こまちづかきょうづか)から出土した「瓦経」のレプリカを、説明パネルと共に同館エントランスホールに展示。12月20日㈮まで、同館エントランスにて無料で観覧できる(常設展や特別展の観覧には別途観覧料が必要)。
瓦経は、瓦を一枚の紙に見立て、裏表に経典が刻まれたもの。平安時代後期の西日本で盛んに作られたという。
実習を担当した同館学芸員の船越重伸さんは、「学生たちは役割分担をして、協力し合いながら取り組んでくた。展示の基本は、見る人に理解してもらうこと。実際に飾って明確になった課題もあり、今回の学びを社会人になってからも活かしたいと話していた。瓦経は馴染みのないテーマだが、学生たちの成果を見てもらえれば」と来場を呼び掛けた。
入館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館。
2024年10月24日 AM 9:51
津市を拠点に活動する混声合唱団のヴォーカルアンサンブル《EST》は、11月3日㈰14時30分から(14時開場)、三重県文化会館大ホールでコンサートを開く。
同団は、9月29日に石川県の金沢歌劇座で行われた第77回中部合唱コンクールで金賞に輝き、11月24日の全日本大会へ駒を進める。昨年度の功績は、第76回全日本合唱コンクール全国大会一般混声部門銀賞、第28回宝塚国際室内合唱コンクール混声部門金賞、総合1位、兵庫県知事賞受賞。
31回目となる今回は、「つなぐ うた むすぶ」と題し、三重大学合唱団と、一般公募で集まったワンステージメンバー約10名を招く。ピアノは、令和3年度三重県文化新人賞を受賞した村山響さん。単独での演目は、めでたしマリア、栄光の讃歌など。アニメ「鬼滅の刃」テーマ曲メドレー、若手作曲家の三宅悠太が手がける、童話作家の工藤直子詩による混声合唱曲集「みえないことづけ」など、親しみやすい内容も。ワンステージメンバーと共に歌うステージでは、振り付けを取り入れる曲もあるため、海外の合唱曲の雰囲気を味わって。
「今年の夏は、台湾桃園市で単独コンサートを、また、ヨーロッパグランプリコンクールで世界の頂点に立ったバタヴィアマドリガルシンガーズ(インドネシア)とのジョイントコンサートを行いました。歌は国境をも越えて心を繋ぎ、絆を結ぶと改めて実感しています。今回は、バタヴィアとの公演で初めて披露した伊勢木遣も歌います。高校生から熟年メンバー、一人ひとりが輝くステージをお楽しみください」と、同団の設立者であり、音楽監督、指揮者を務める向井正雄さん。三重県文化会館チケットカウンター、同館WEBチケットサービスエムズネット、オンラインチケット販売TIGETで前売り券販売中。一般1500円(当日2000円)、大学生1000円(当日1500円)、高校生以下750円(当日1000円)。未就学児入場不可。問い合わせは、メールest.hp.1992@gmail.comへ。
2024年10月24日 AM 9:47