地域

前葉市長と、自ら作品と共に谷さん(右)と辻本さん(左)

 「第6回U─20日彫展~集まれ!未来の彫刻家」において、日彫賞(最高位)を受賞した谷和奏さん(10、西が丘小4年)と、優秀賞を受賞した辻本彪汐さん(12、橋北中1年)が8月28日、津市役所の前葉泰幸市長を表敬訪問した。
 同展は20歳以下の次世代を担う彫刻家を育成するべく、毎年4月に東京都美術館で日本彫刻展覧会と同時開催している。二人とも彫刻家・田中厚好さんに師事している。
 谷さんの受賞作品「あまやどり」は、自宅で飼っているウサギがまぼろしの世界に迷い込み、木の下で雨宿りをしていたところ、雨がやみ太陽がキラキラと照らしている様子を紙粘土におはじきやビー玉を埋め込んで表現。
 辻本さんの作品は強くてかっこいい架空の生き物がテーマ。昨年はサーベルタイガーが崖の上から見下ろす作品を出展したが、今年は龍が実世界に飛び出す様子を紙粘土で表現した。
 前葉市長から祝福を受けた谷さんは「雨が降って虹が出て反射して映った様子でビー玉は雫を表現した」と作品について説明。辻本さんも「一番難しかった点は地面のでこぼこの表現や手の向きなどを表現するのに工夫が必要だったこと」と制作時を振り返っていた。

名松線に乗って名所へ!

津観光ガイドネットが『JR名松線 沿線ええとこめぐり9』を開催。
 同線の観光路線としての価値を高める一助にしようと、関係各支所と連携して企画しているウォークイベント。
 ▼10月9日㈬=伊勢奥津駅前8時50分~9時10分受付。伊勢奥津駅前~マイクロバス~しゃくなげ会館前~若宮八幡宮~みそぎの滝~食行身禄の菩提寺~食行身禄生家~魚末あまごセンター(昼食)~マイクロバス~伊勢奥津駅前。徒歩約7㎞。駐車は一志総合支所・津市白山総合支所。
 ▼10月15日㈫=津市一志総合支所前9時10分~30分受付。一志総合支所前~一志駅~伊勢大井駅~中勢鉄道亀ヶ広駅前~笠着き地蔵~大仰城跡~誕生寺~上出公会所(昼食)~誕生寺駅跡~大仰駅跡~大仰宿~伊関駅~一志駅~一志総合支所前。徒歩約6㎞。駐車場は一志総合支所・白山総合支所。
 ▼11月22日㈮=家城駅前10時20分。家城駅前~南家城川口井水(世界かんがい施設遺産登録)~カエデの森~真見城~リバーパーク真見(昼食)~誕生寺~家城駅前。徒歩約3㎞。駐車場は一志総合支所・白山総合支所。
 参加費2000円(弁当・土産・保険・資料・缶バッジ)。▼各実施日の14日前までに届くよう往復葉書で、〒514─0009、津市羽所町700、アスト津2階 津市観光協会内 津観光ガイドネット「名松線」係へ。往信用葉書の裏面に参加者の住所・氏名・☎・参加希望する月日を記入、1枚の葉書で1グループ申込可。同時に複数申し込む場合はイベントごとに別の往復はがきで申し込みが必要。先着順。申込後、返信ハガキに記入された指定口座に一人2千円を振り込んでエントリー完了。実施日7日前以降は返金不可。運賃は各自負担。9月以降に申し込みする人は、郵便料金値上げ分の22円を返信用はがきに貼ること。
 問い合わせは津市観光協会内の津観光ガイドネット☎059・246・9020。

条件満たした不要な土地 相続時に国へと引き渡す

空き地や空き家の問題は全国の自治体で悪臭の発生や雑草の繁茂、倒壊の危険性などによって近隣住民の生活を脅かすことが増えている。一方で、それらは所有者の個人資産であり、行政でも介入が容易ではなかったため、これまでに様々な法改正がなされてきた。多くの空き地や空き家は適切な相続登記がなされていないことが多く、数世代に渡って相続が発生することで相続人が無数となり、所有者の特定が難しくなる。そこで対策として今年4月より相続登記が義務化されている。
 こうした背景に加え、少子高齢化や都会への人口集中によって、土地の所有に負担を感じる人も増えていることから、国の対策の一つとして始まったのが「相続土地国庫帰属制度」。その名の通り相続した不要な宅地、農地、森林などを一定の条件を満たしていれば、国庫に納めることができる制度。申請をするためには、相続や遺言で土地と取得した相続人である必要があり、建物を取り壊して更地にしたり、審査後には土地の10年分の管理費に当たる一筆20万円(基準値)の負担金を納めなければならないなど、それなりに高いハードルが設けられている。国庫に帰属した土地の管理は、国にとって負担となるため、制度開始時には、申請が受理されづらいのではないかという声も少なくなかった。しかし、蓋を開けてみれば、良い意味で期待は裏切られた。
 昨年の制度開始以来、これまで国に出された申請の総数は2348件。うち審査が終わり、国に帰属した件数は564件。土地の境界が明らかではない、民法上の通行権利が妨げられているなどの理由で、却下された件数は10件、不承認は17件(却下と不承認が重複している件数も含む)。自治体や国による土地の有効活用が決まったり、農地としての活用の見込みが立ったことなどによる申請の取り下げは293件だった。三重県でも105件の申請があり、申請が終わり国庫に帰属したのは32件、却下や不承認は0件、諸事情により取り下げが11件となっている。
 前述した申請や審査段階で必要な条件を紹介すると…申請の段階で、却下となる土地は①建物のある土地(更地にしないといけない)②担保や使用収益権が設定されている土地③通路や墓地などの他人の使用が予想される土地④土壌汚染されてる土地⑤境界が不明な土地や所有権などに争いがある土地。申請を出せるものの、審査段階で不承認となる土地は①崖があり、管理に労力を要する土地②放置車両や廃屋などがある③産業廃棄物、古い水道管など除去しなければ管理や処分が難しい土地④他の土地に囲まれて公道に通じていない土地など⑤通常の管理や処分に過分の費用や労力を要する土地(災害の危険性、間伐など適切な管理がされていない森林、土地改良区に水利施設の建設費用などを払っている場合等)。
 制度を利用するための最初のステップである法務局での相談では、土地についての情報を元に、これら条件に抵触をしていないかを出来る限り詳細に確認している。これが高確率で国庫帰属に至っている要因とみられている。三重県内の制度を管轄する津地方法務局でも「土地の情報がわかる資料を揃えて頂き、できるだけ対面での相談にきてほしい」と話す。
 この制度は、相続した土地をどのように管理していくかを考える上での選択肢の一つに過ぎないが資産価値が低く、売買や利活用が難しい土地の管理は地方に住む多くの人が抱える深刻な問題。将来相続する可能性のある土地を、宅地は不動産業者を介した売却や空き家バンク、農地は農地中間管理機構、森林は森林経営管理制度といった具合に、どのように管理や処分をするか予め家族で話し合うことも大切といえる。その中で、この制度が自分にとっての解決策となり得る場合、一度相談すると良いだろう。
 制度についての相談は予約制。電話かネットより受付。問い合わせ・予約は☎059・228・4527。

[ 35 / 1,903 ページ ]« First...102030...3334353637...405060...Last »