地域

児童ら63名が出演した「コノ村『山神』伝」

児童ら63名が出演した「コノ村『山神』伝」

津市白山町二本木の白山総合文化センターで1日、津市委託の文化創造事業で、市民グループによる「森の劇場プロジェクト」の一環として、「里山ばんざい芸術祭」が催された。
同プロジェクトでは、官民が協働で同センターしらさぎホールなどで劇場法に則り芸術創造の場づくりに取り組んでいて、今年で4年目。時代の変化により生じた、教育や地域コミュニティなどにおける社会問題に対し、劇場や文化・芸術の力を使い、人と人との関わりを重視した取り組みを行っている。
当日は、同プロジェクトが、子供たちが地域文化・生活芸術に広く触れ実体験することを目的に開いている「子ども里山そうぞう学校」の児童50人と、大人13人が津市オリジナル舞台作品「コノ村『山神(やまのかみ)』伝」を上演。児童の保護者や、同学校卒業生も運営に携わり、終演後は、観客も振る舞いの新米を味わいながら同作品への意見を交換した。
プロジェクト代表の長野多恵さんは「芸術関係以外の地域の人や出演者の家族など、今まで劇場に足を運ぶことのなかった人が来てくれるようになり、ようやく私たちが思い描いていた、教育機関、福祉機関としての新たな劇場の使い方に見通しがつきました」と手応えを話した。

第2回「丸之内商店街リアルすごろくゲーム」が12月14日㈯・15日㈰(11時受付開始、最終受付時間は15時)、同商店街をエリアに開催される。主催=地方おこしサークルジャングル・丸之内サロン。協力=同商店街振興組合。
『若者が集まる!商店街づくり』をテーマにした市民対話サロンから生まれたイベントで、参加者に楽しく組合加盟店舗(32店舗)を周ってもらい、商店街活性化につなげるのが目的。令和元年度津市商店街にぎわい創出活動支援事業にもなっている。
仕組みは─
①本部でビンゴカードとサイコロをもらい、すごろくスタート。
②サイコロを振って出た数の分だけ商店街(マス)を進む。
③進んだマスの数字と、店舗前の柱に貼ってある数字と同じ数字をビンゴカードから探しくり抜く。途中でミニゲームにチャレンジすると一気に多くの数字がもらえる。
④商店街を一周してゴールでいくつビンゴができたかで最終のくじ引き回数が決まる。
⑤ビンゴできなくてもゴールで最終ゲームをしてビンゴできるチャンスもある。
また、途中の店で買い物500円ごとに1ビンゴ達成のプレゼントや、1000円以上の買い物で同商店街歳末大売り出し抽選券のプレゼントもあり。
参加無料。
問い合わせは事務局☎津224・4955。

慎め降下米鬼の見物騒ぎ

(前回からの続き)
この出来事に関する新聞報道。
【逮捕に協力せよ 慎め降下米鬼の見物騒ぎ】
 警察部長談 爆撃機から敵搭乗者が降下した場合、県民は如何に処すべきにつき後藤県警察部長は語る。
 今後敵機が撃墜または爆破されて搭乗員が落下傘で降下する場合が多かろうと思う、かかる場合、実例によると遠方から多数の見物人が集まり中には子供や女子等戦闘力なきものまでが多数参集するが、軍に協力して敵兵を逮捕するため警防団とか一般市民が集まることは必要であり、当局でも之を要望しているところであるが、見物人が集合するのは逮捕のために参集する要員の行動を阻害するのみならず、警報発令下ならば各自の分担場所を放棄することにもなり、防空上よりも甚だ遺憾であり、また貴重なる農作物など害する場合も多い、逮捕を見たい国民の気持ちはわかるが只今は一分の時間と雖も忽せに出来ない重大な秋であり、一個の部分品でも早く作り、一鍬でも余計に耕すことが必要である。特に警報発令下ならばなおさら各自の部署を離れることは慎まねがならぬ、将来県民の十分なる注意を希望する。〔伊勢新聞、 昭和20年5月15日付け〕〔注・文中「米鬼」とはアメリカ兵のことを意味する〕
【見たり断末魔の紅蓮】
津上空の醜翼・全市民の歓声
 敵B29約百機は14日午前数回にわかれて聖地三重の上空に醜翼を現し、
うち一部少数機は北牟婁郡と神都に焼夷弾を投下したが人畜に被害はなく北牟婁郡内の某国民学校と神宮皇學館大学の教室の一部その他を若干焼いたのみ。わが制空邀撃部隊の果敢な邀撃により遁走した。友軍機のため3番エンジンを貫かれた敵一機は津市上空で火焔を発したが火の玉となりながらも尚も逃げのびんとする浅ましい生への執着から聖地上空をのたうち廻ったのち、遂に力つきて伊勢湾へ没入したのが望見され県民の戦闘意欲をいやが上にもかりたてた。〔伊勢新聞、昭和20年5月16日付け〕〔注・B29のエンジン番号はB29を上から見て、左端のエンジンが一番となる。B29は左に2つ、右に2つのエンジンある〕
 津市に降下したジェントリィー伍長は、津連隊区司令部のカワムラ曹長とその他の何人かにより、近隣の人々の協力を得て捕獲された。津憲兵隊の北越春雄准尉が同伍長を受け取り、ジェントリィー伍長をその日のうちに津連隊区司令部、東海憲兵隊司令部を経て名古屋市の東海軍司令部に送致した。
津市にジェントリィー伍長が降下したあと、およそ5分後にシャーマン機は伊勢湾に墜落する。
8名の搭乗員が機外脱出に成功した。8名は伊勢湾上に降下した。ラバディー伍長は行方不明となっている。レイノルズ少尉については、捕獲された経緯は不明だが、東京へ送られ、5月26日の東京陸軍刑務所の火災で死亡した。
8名の搭乗員は海上に降下していく時に、救命胴衣の左右の下に装着されている二酸化炭素ガスが充填されている小型のボンベ〔長さ約7㎝、直径約2㎝〕の下部にある綿製の紐を強く下に引っ張り、救命胴衣を膨らませた。海面に着水してからパラシュートを固定している金具をパラシュートの縛帯〔ハーネス〕から外した。
次に救命ボートキットをパラシュートの縛帯から外し、キットの包みを開けて救命ボートを引きずり出し、装着されている救命ボートを膨らますための二酸化炭素ガスが充填されている鉄製ボンベ〔長さ約30㎝、直径約7㎝〕の栓を開けると、忽ち救命ボートは膨らんだ。救命ボートに付いている取っ手を掴み、ボートの後部から乗り込んだ。これで救命ボートへ乗り込むことに成功。
次にパラシュートの縛帯を外したが体はずぶ濡れだった。もしかのことを考えて、救命胴衣は着けたままにしておいた。全員そうだった。
(次回に続く)
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