地域

12日、ホテルグリーンパーク津6階伊勢の間・安濃津の間で三重歴史研究会=山口精彦会長=が歴史家で作家の加来耕三さんを招き、創立35周年記念講演会を開いた。
数多くの歴史に関する書籍を出版し、テレビなど様々なメディアでも活躍している加来さんの話が聞けるとあって約320名の聴衆が集まった。演題は「歴史を学び、未来を読む~藤堂高虎と家康~」。
加来さんは冒頭で「どうすれば歴史を具体的に仕事や日常生活に活用できるかを実践して頂きたい」と語り、まずは藤堂高虎の仕えた徳川家康についての多彩なエピソードを紹介しながら、人物像を掘り下げた。家康は、国の行く末を見通す大局観では織田信長や豊臣秀吉と比べると劣っていたとしたが、長男・信康の切腹の一因をつくったとされる酒井忠次や、三河一向一揆で自分を裏切った本多正信を許して重用するなど、絶望を乗り越えた先でも寛容さを持ち続けられたことが天下人となったリーダーシップの源であるとした。そして、家康と対立する立場にあった秀吉の弟・秀長の重臣だった高虎を許し、頼ったことも寛容さがあったが故とした。一方の高虎も、恩義のある秀長の死後も豊臣家を守ろうとしたが、朝鮮出兵を機に限界を感じて、家康以外に新しい天下統一の道を見出せなかったため、仕える道を選んだのではないかと推測した。
また、若い頃の高虎は身長190㎝の巨体を生かした槍働きを得意としていたが、秀長に仕えて以降は、鉄砲隊の指揮や兵站を任されたことで算術を学び、そういったことが積み重なり、高虎の業績の築城術に繋がってくるとした。「高虎は全くやったことのないことを次々とやってのけて、成果をあげながら上をめざす。水軍を率いたと思ったら、最後は忍を操ることになった」と事績を紹介し、高虎から今日の私たちが学び、未来に向けてやるべきことはリスキリング(革新に対応するために新しい技術や知識を学ぶこと)とした。
2024年5月23日 AM 4:56
三重県医師会は6月6日㈭14時~、津市桜橋2丁目の三重県医師会館で健康教育講演会を開く。参加無料。
①骨を折らずに長生きするために今できること・45分…三重大名誉教授の須藤啓広氏②骨粗しょう症の予防と治療には栄養が大事~丈夫な骨をつくる栄養素をこっそり教えます・30分…鈴鹿回生病院・栄養管理課課長の田川久美子さん③元気づくり体験・身体づくりの効果を知ろう!まいまい運動(準備運動~整理運動)で足腰の力をつけよう・30分…元気づくり大学副学長で保健師の大澤裕美さん。
尚、健康食品の誤った利用による健康被害を抑止するため、三重県栄養士会の管理栄養士による栄養相談および健康食品についてのアドバイスを行う。時間は講演前13時~14時、講演後~16時半頃まで。
参加希望者は同医師会へ電話で事前申し込み。☎059・228・3822へ。
2024年5月23日 AM 4:55
歩いていたら後ろで大きな音がした。振り返るとゴミ収集車がいた。きょうは燃えるゴミの日。作業員数人で道路脇のゴミ袋を車に積み込んでいる。運転手も少し車を動かして次のゴミ集積所に止めると運転席から下りて積み込みをしている。私はご苦労様ですと頭を下げて通り過ぎた。
そのまま歩いていくと、後ろから足音が聞こえた。Tシャツ姿の若者の軽やかな足取りにジョギング中なのかなと思った。若者は細い道を入っていった。
なんとなく見ていると、細い道の先にあるアパートのゴミ箱を開けてゴミ袋を取り出した。両手に四つのゴミ袋を持ってこちらに戻ってきた。若者はゴミ収集作業員だったのだ。ゴミを持って走る姿に感動した。
歩いてゴミを集めても怠けているわけではない。正当な働き方だと思う。そこを走る。なんとりっぱな若者だろう。
宅配の荷物を持って走る人を見たときも同じことを思った。トラックから荷物を出して走り出す。その配達員の仕事への向き合い方に感動した。
しかしながら、別の見方もできる。それほどノルマが厳しいのか。走ることが正しい働き方と教育されているのか。職場を知らない私には想像するしかないが。
仕事で走る人は、自分の気持ちで走っていてほしい。仕事の充実感ややりがいを感じつつ走っていてほしいと思う。 (舞)
2024年5月23日 AM 4:55