地域

 

品評会の後は皆でスイカを味わう

7月21日、津市河芸町の西千里集会所で、スイカの大きさ・重さを競う恒例の「第22回スイカ品評会」が行われた。
 西千里老人クラブが主催しているもので、今年4月に参加者33名にスイカの苗2個づつを配布。各自が独自の工夫を凝らして育ててきた。
 厳正な審査の結果。1位の金賞に輝いたのは、稲垣好朗さんの13・52㎏、2位の銀賞には稲垣圭二さんの12・68㎏、3位の銅賞には後藤正さんの10・24㎏だった。ちなみに過去最高の大きさは17・8㎏を記録している。
 また、余興として、重量当て投票や、子供たちに人気のあるスイカ割りも行われ、和気あいあいとした雰囲気で地域住民の親睦も深めていた。

ふれあい長寿津12期会のメンバーたち

「ふれあい長寿津12期会」が7月21日、津市河芸町の本城山公園で例会を開催。バーベキューやスイカ品評会、ニュースポーツの「モルック」を通じて会員間の親睦を深めた。
 「ふれあい長寿津12期会」は、毎年、通年で開講している生涯学習プログラム「ふれあいカレッジ」の12期修了生で作る団体。当日は晴天の夏空の下、各自が持ち寄った肉や野菜を炭火で焼きながら食べ、暑い夏を乗り切るスタミナを充填し夏バテ防止に役立てた。 食事後は、大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』の主人公、江ら浅井三姉妹が住んでたことでも知られる上野城本丸跡に作られた展望台にのぼり、遠くに見える知多半島や鈴鹿山脈、答志島など伊勢湾の風景を眺めながら歴史ロマンを感じていた。
 午後から行われた「モルック」は、フィンランドのカレリア地方の伝統的なキイッカというゲームを元に1996年に開発された。母国フィンランドでは、サウナとビールを楽しみながらプレイされている気軽なスポーツ。簡単なルールで老若男女、年齢を問わず楽しめると人気が上がっている。
 モルック(木の棒)を投げて倒れたスキットル(木製のピン)の内容によって得点を加算していき、先に50点ピッタリになるまで得点した方が勝ちという、シンプルながらも頭脳とコントロール能力が必要な競技。「気軽だけど高度」なニュースポーツに、参加者らは真剣な面持ちで打ち込んでいた。

「ツラブ」のメンバーと参加者たち

 ボランティア団体「ツラブ」=山路小百合代表=は、7月28日、津新町会館で子供たちと環境について考えるワークショップ「海洋ゴミで工作しよう!」を開き、津市内在住の10組の家族30名が参加した。
 「ツラブ」は、ふるさとの津をもっと良くしたいという想いで設立。未来を担う子供たちが希望を持てるまちづくり、人と人の繋がりを大切にする事を目的に、主に清掃・環境美化啓発活動、地域活性化活動や地域の歴史勉強会などを行っている。  
 今回は、海岸清掃で集めた海洋ゴミを使って工作し、楽しみながら環境について学び、理解を深めると共に、未来のためにゴミを捨てない、落ちていたら拾う、という意識を持ってもらおうと企画。今回が3回目。
 始めに、マイクロプラスチックを使った「万華鏡」を制作。続いて、同団体メンバーの家城貴司さんが講師となり環境学習「うみのごみのおはなし」も実施。
 使い捨てられるプラスチックは、衛生的で便利な反面、廃棄される量も多く、自然環境に多大な負荷をかける存在。中でも、大きさが5㎜以下のマイクロプラスチックによる問題は、生態系に大きな影響を及ぼす可能性もあり、非常に深刻。国や自治体・企業などでは、マイクロプラスチック削減に向けた様々な対策が取られているが、多くの課題が残っている。
 家城さんは「現在、世界の海にはクジラ100万頭分のマイクロプラスチックがあり、毎年5万頭分づつ増えている。プラスチックが自然に消滅するには約400年かかる。これは無くならないのと同じ。また、海の中のマイクロプラスチックは除去できないので、これ以上増やさないようにすることが大事」と分かりやすく説明した。
 続いて行われた工作時間では、マイクロプラスチックのほか、海岸などで見つかるガラス片のシーグラス、貝殻などの材料を使い、思い思いの「ペンダントトップ」、や「エコクラフトのかご」、流木を使った「ハンガー」の制作に挑戦した。
 参加親子は「材料は廃棄物だけど美しい作品に仕上がった。ゴミを無くして綺麗な海を残していきたい」と話した。

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