社会

 11月25日13時30分~15時、津センターパレス2階ホールで、ときめき高虎会が主催する歴史講演会「えっ、それもあれも高虎!?」を開催。
 講師は高虎公が主役の小説「蔦は枯れず」が代表作の作家・摂津守さん。高虎公が関わり現存する建築物は20を超えており、日本一の「築城名人』と言われる所以にもなっている。武勇に優れた高虎公が日本一の高さを誇る石垣と現在の数多い天守に見られる『層塔型天守』を実現できたのは、生まれ故郷の近江の石垣造りの石工集団「穴太衆』、建築の宮大工集団「甲良大工』の存在が大きい。講演では、高虎公が関わった建造物から「甲良大工」と「穴太衆」の関係を紐解いていく。
 参加費は一般500円。講演終了後には摂津さんの著書を販売。購入者にはサインと共に摂津さん手製の革製ストラップ付ブックマークを進呈。

 10月29日13時半(13時開場)~、三重県総合文化センター中ホールで、創作和太鼓チーム『津・高虎太鼓』=中田正己会長=の創立50周年記念演奏会「邂逅」が開かれる。後援=津市、津市教委。今年の津まつりでも勇壮な演奏を披露するなど、津市の郷土芸能の一翼を担う同団体。半世紀の歩みを振り返り、未来に向かう演奏を響かせる。

熱の入った練習を続ける津・高虎太鼓の少年隊

 津・高虎太鼓は、73年に津青年会議所の20周年記念事業として発足したことが始まり。79年に作曲者として活躍を続けてきた故・金子圭佑氏が音楽監督に就任。津・高虎太鼓少年隊を結成し、青少年の健全育成を目標にすると共に『音楽としての太鼓』を追求。当初は津藩祖藤堂高虎公の功績を紡いだ楽曲を中心に演奏活動をしてきた。口伝で曲が受け継がれる和太鼓の世界で、金子氏は曲を五線譜に起こし、それに基づく指導で会員たちの音楽的な資質を高めることにも注力した。その成果として、現在の音楽監督を務める水谷忍さんを筆頭に、プロチームに参加する奏者を輩出している。金子氏が86年に48歳の若さで急逝したが、会員自らの手による創作和太鼓チームとして再起。金子氏の想いは今もチームに受け継がれている。
 現在は小学生から70代まで約150名が所属しており、津まつりでの演奏や定期演奏会、海外演奏などの単独公演のほか県・市の代表として中高生を中心とした若手トップチームが和太鼓コンクールの出場を目指すなど、新しい世代の成長も著しい。また、長きにわたる歴史を持つだけに、親子2代、3代で演奏を楽しんだり、学業や仕事で一度は会を離れたが再び活動している会員もいるなど、チームは多くの想いに支えられている。
 半世紀の節目となる今回の演奏会のテーマは「邂逅」。人生が大きく変わる運命的な出会いやめぐり逢いを意味している。創立以来、多くの人との出会いやめぐり逢いを重ね、そのつながりに支えられてきた半世紀の歩みを振り返りながら観客達との邂逅に感謝の思いを込めた演奏を披露する。演奏会は3部構成。少年隊による元気いっぱいの演奏や、トップチームの卓越した演奏が披露されるほか、ルーツの「津青年会議所高虎太鼓」や女性チーム「津・高虎太鼓華乃津会」、「三重フィルハーモニー交響楽団」の有志などが出演する。
 津まつりを終えた会員たちは、演奏会に向けて河芸総合支所内の郷土芸能練習場で熱の入った練習を続けている。創設期よりチームを支えてきた中田会長は「あっという間の50年。色々な企業の方々や地域に育てて頂いたおかげで、ここまで来られた」と感謝する。
 入場料は全席自由で1000円。取り扱いは総文チケットカウンター☎059・233・1122、中津軒☎059・228・2748へ。

大パレードや郷土芸能  全12会場で多彩な催し

 津まつりの歴史は、寛永9年(1632年)に津藩の2代藩主・藤堂高次が千歳山(津市垂水)にあった津八幡宮を現在の場所(津市八幡町)に移したことから始まる。その3年後の寛永12年(1635)に藩費を貸し出して祭りを推奨したことが津まつりの起源とされており、かつては津八幡宮の祭礼として、各町が山車や行列で市中を練り歩いた。時代に沿って少しずつ形を変え、今に受け継がれている。
 津まつりといえば、江戸時代より伝わる「唐人踊り」、「しゃご馬」、「八幡獅子舞」や明治期に完成した「入江和歌囃子」を真っ先に思い浮かべる市民も多い。更に、今年50周年を迎える「津・高虎太鼓」や市町村合併した各地域で行われている郷土芸能、市内外から多くのチームが参加する「安濃津よさこい」、年々加わる新しい試みなど進化を続けている。受け継がれた伝統と新しさの融合が特徴の全国でも珍しいタイプのまつりとしても知られる。
 コロナ禍によって2年連続の中止を強いられ、昨年は3年ぶりに開催されたものの、感染対策のために規模が縮小され、会場内での飲食が禁止されるなど制限付きの開催となった。ようやく、コロナ禍を乗り越えた今年は一切の制限を設けず、待望の制限なしの通常開催となる。
 主な催し…10月6日17時15分~21時25分にはお城西公園の特設ステージで前夜祭を開催。翌7日7時半~9時40分に行われる津八幡宮の祭礼の後、郷土芸能団体が山車と共に伊勢街道から市内を練り歩く。お城西公園会場・津中央郵便局前会場・フェニックス会場・観音公園会場など7エリアで開催。18時50分~フェニックス会場で恒例の市民総踊りも行われる。
 8日は、お城公園・津新町通り会場・津駅前会場などを加えた12エリアの会場で開催。9時半にスタートする大パレードには44団体が参加し、4年ぶりの和船山車「安濃津丸」の一日船長にはタレントの須田亜香里さんを迎える(一日船長櫂引き渡し式は裁判所前会場で13時50分頃~。一日船長トークショーは津中央郵便局前で14時50分頃~)。津郷土芸能5団体(しゃご馬、伊勢津太鼓、津商工会議所青年部元気玉太鼓、津青年会議所高虎太鼓、津民芸保存会)が共演する安濃津芸能絵巻は15時頃~津中央郵便局前。16時50分~フェニックス会場で津郷土芸能連絡協議会による津・郷土芸能の集い、19時~お城公園で美杉手筒花火、18時~お城西公園会場で安濃津よさこいのファイナルステージが行われる。(4面にも情報掲載)
 今年は久しぶりに本来の姿の津まつりが帰ってくるため、今から心待ちにしている人も多い。多彩な催しで市民が一つになるのが楽しみだ。
 会場への有料シャトルバスは…津市産業スポーツセンター7日㈯9時~21時半、8日㈰9時~22時。県庁外来駐車場8日㈰9時~22時。運賃大人230円、小児120円。
 まつりの各会場図やプログラムが掲載された津まつりガイドブックはアスト津2階の津市観光協会や、津まつり実行委員会事務局(津市役所7階観光振興課)にて200円で販売中。当日はお城西案内所とフェニックス案内所で販売予定。
 問い合わせ☎059・229・3234。開催中の問い合わせは☎059・226・0666。

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