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津市美杉町石名原にある約1・5ヘクタール余りの山林に群生する花木「ミツマタ」。無数の黄色い花がゆらめく幻想的な光景が来訪者の心を捉え、SNSで拡散されたこともあり、多くの人が見学に訪れている。群生地までの道中に休憩所を整備するなど地域住民達の歓待の精神で快適に楽しめる環境も整えられている。今年の見頃は終わりに近づいているが、美杉の新たな名所として注目を集めている。

 

幻想的な雰囲気のミツマタ群生地(3月26日撮影)

幻想的な雰囲気のミツマタ群生地(3月26日撮影)

木立の中、風に揺れる無数の黄色い花が辺り一面に咲き乱れ、おとぎ話やファンタジー映画の世界に入り込んだような幻想的な光景が広がる。
約1・5ヘクタールにも及ぶこのミツマタの群生地は、土地の所有者で農林業を営む岸野隆夫さんの父が、昭和30年頃に山林の多目的利用のために植えたもの。ミツマタは、和紙の原材料としても知られるが、3月中頃から黄色い花をつけ、甘い香りを放つ。平成24年度にこの一帯で間伐が行われて以降、木と木の間が広がり、日当たりが良くなったためか群生の面積が拡大。年々ミツマタの木の丈も伸びて見応えも増している。
平成28年からこの群生地は一般開放されており、一帯を見下ろせる展望台も設置。近年では津市が広報に力を入れたり、インスタグラムなどのSNSで拡散され、いわゆる〝映える〟スポットとしても人気。三脚を立てて撮影するカメラマンから子供連れの家族ま

ミツマタの花

ミツマタの花

で、県内外の多数の人々が訪れる。
来訪者は年々増えているが、より良いもてなしをするために、地域住民21名による「伊勢地地域づくり委員会」が活躍。花が見頃を迎える前にミツマタの木に積もったスギの葉を掃除し、花がより美しく観賞できるよう管理。また、駐車場がある津市伊勢地地域住民センターから1・3㎞ほどの距離にあるため、道に迷わないための案内看板の設置。道中にもベンチに座れる休憩所や、ミツマタの木を植えたミニ公園をつくるなど創意工夫を凝らしている。
花の季節には地域の人が毎朝、群生地の写真を撮影しHP上で公開。群生地が現在どのような様子なのかを文章を添えて紹介するなど、はるばる足を運ぶ人へのきめ細やかな配慮も欠かさない。
今年はコロナ禍で中止しているが、例年は群生地でイベントも開催しており、岸野さんは「今後は地域外からもボランティアを募集するなど、より多くの人達が楽しみながら群生地を守っていける仕組みづくりをしていけたら」と展望を語る。
現在、見頃は終わりに近づいているが、色が抜けた花の白から、鮮やかな新芽の緑へと一面が切り替わっていく様子なども見られる。新たな美杉の名所と、それを支える地域の取り組みなど、今後も非常に楽しみだ。
観賞無料。付近の道は生活道路で狭いため車の通行は不可。駐車場のある津市伊勢地地域住民センターから群生地まで徒歩約20分。
問い合わせは同センター☎059・274・0223へ。

卒業式終了後、2年ぶりに行われた四條流「庖丁儀式」(アストホールにて)

卒業式終了後、2年ぶりに行われた四條流「庖丁儀式」(アストホールにて)

15日、津駅北隣のアストホールで、学校法人大川学園が運営する三重調理専門学校=津市大谷町、大川将寿校長=の第60期卒業式が行われ、調理1年コース、調理・製菓2年コースの30名が巣立ちの日を迎えた。
大川校長は式辞の中で「卒業後も、時代の変化を読みとり、柔軟に対応しながら技術を磨き向上させて下さい」と卒業生たちを心から祝福。卒業証書と共に、調理師免許、製菓衛生師免許証をはじめ、レストランサービス技能士三級合格証、ふぐ取扱者認定証、全国調理師育成協会技術検定認定証など6種を授与した。
卒業生からは感謝の気持ちの証として調理専門図書を学校へ贈った。
式終了後には、在学中に調理実習などで使った食材への感謝を込めて、古式に則った日本料理の技法を今に伝える庖丁儀式の奉納を執行。昨年は新型コロナの影響で中止となったため2年ぶりの披露。古来より一度も途絶えることなく奥義を受け継いでいる四條流三重社中で、同校卒業生で四條流門人の古川柏滉さんが「桜花之鯉」を、続いて第2部では四條流門人の武藤柏藤氏が「龍門之鯉行」を奉納。金属の箸と庖丁を使って鯉に全く触れず見事に捌き切っていた。

津児童合唱団=川合俊平代表=の第53回定期演奏会が4月4日㈰14時から(開場13時)、県文化会館大ホールで開かれる。主催=同合唱団、同合唱団育成会、後援=津市、津文化協会、ほか。
同合唱団は、少年少女による合唱活動を通して、児童音楽文化の振興発展と青少年の健全育成を目的に1968年に結成。「合唱を通して友情を!」をモットーに毎週土曜日の午前に練習し、年1回の定期演奏会や各種音楽会、交歓演奏会に出場している。
昨年の定期演奏会は新型コロナウイルス感染症の影響で中止されたが、今回は「ハーモニーの輪を絶やしたくない」と感染対策をとりながら開催することにした。
演目は、昨年のねずみ年にちなんで採り上げた「チュウちゃんが動物園に行ったお話」を再度ピックアップ。ねずみの姉弟が動物園を冒険する音楽ものがたりで、一つひとつの音楽がとても面白く、13種類の動物、全部の歌に子ども達の可愛い振り付けがつく。
このほか、合唱名曲選「トリッチ・トラッチ・ポルカ」「美しく碧きドナウ」、愛唱曲集から、「明日を信じて」「うたおう」「大切なもの」、ほか。
全席自由、チケット500円。県総文チケットカウンター、近藤楽器、または事務局で取り扱い。
問い合わせは川合さん☎059・225・8878へ。

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