未分類

 

美しく咲くしだれ梅

津市藤方の結城神社で「しだれ梅まつり」が開かれている。
 南朝の忠臣・結城宗広公を祀る同神社は紅白のしだれ梅約300本が咲き乱れる東海地方屈指の梅の名所。現在ちょうど見頃を迎えている。
 また、同神社は宗教・宗派の壁を越えた霊場めぐり『伊勢の津七福神』の福禄寿霊場でもあり、2月24日11時からは七福神の他の6寺社(四天王寺=栄町=・津観音=大門=・円光寺=河芸町上野=・初馬寺=栄町=・高山神社=丸之内=・安楽寺=一志町波瀬)と共に「観梅祈願祭」を開催する。参拝者は御志納金千円を納めた上で、梅園を回遊できる。梅園の拝観料は大人800円、小人(小中学生)400円。しだれ梅まつり開催中の開苑時間は9時~17時。
 問い合わせ☎059・228・4806。

美しく咲く梅の花

津市戸木町の伊勢温泉ゴルフクラブ内にある福祉と環境が融合した花園『かざはやの里』の「梅まつり」が満開!開園期間は3月17日まで。
 同花園は、社会福祉法人『正寿会』が運営。ゴルフクラブの約半分に当たる2万㎡にも及ぶ広大な敷地に65品種565本が植えられている。正寿会が運営する障害者施設の利用者たちが手入れを行っており、園芸福祉の実践の場でもある。
 園内には早咲き、中咲き、遅咲きと様々な品種が植えられているが、今年は天候の関係で例年よりも2週間ほど早く満開を迎えている。この花園は色とりどりの様々な梅を間近に楽しめるのが魅力で、愛犬と一緒に歩いたり、梅の下で撮影やシートを敷いて食事も楽しめる(ゴミは持ち帰ること)。
 美しい梅の花手水や、かざはやの里で採れた梅が入った梅うどんなども食べられるほか、同会が運営する施設利用者がつくった小物なども販売されている。楽しいイベントも盛りだくさんで、土日祝にはキッチンカー出店、3月9日に津クイーン撮影会なども実施。
 開園時間8時~17時。入園料は一般1000円、中学生以下500円(開花状況で変動)。小学生以下や障害者手帳所持者、ペットは無料。問い合わせは☎059・255・5755へ。

矢守一声《福神》 1953年 有限会社平治煎餅本店蔵

 三重県立美術館の常設展示室第2室で特別展示「矢守一声展」が開かれている。会期は3月31日㈰まで。助成=(公財)三重県立美術館協力会。
 矢守一声は、1881(明治14)年に現在の三重県津市に生まれ、1904(明治37)年に東京美術学校塑造科に入学。研究科在学中から展覧会や博覧会などに出品し、彫刻家として活動するかたわら、昭和初期には三重県工業試験場や三重県窯業試験場で技手を務めた。
 美術学校時代に学んだ彫塑に加え、置物や花器、灰皿などを手がけ、また、三重県内に建立された銅像の制作にも携わった。戦後はテラコッタ(素焼きのやきもの)を中心に制作を続け、1961(昭和36)年に80歳でこの世を去る。
 これまで、矢守の名が近代日本の彫刻史の中で語られることはほとんどなかったが、矢守が生まれ、そして後の半生を過ごした津市では、矢守を愛する人々のもとで作品が長らく大切に保管されてきた。
 同美術館では数年前より所蔵者の協力を得て作品調査を行っている。今展示はその成果として、矢守一声という津に生きた彫刻家を広く紹介している。
 観覧料は、一般310円、学生210円、高校生以下無料。開館時間は9時半~17時(入館は16時半まで)。月曜日は休館。
 問い合わせは同美術館☎059・227・2100(代)へ。

[ 1 / 136 ページ ]12345...102030...Last »