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山口幸伸さん=47、津市殿村=は、自作したジオラマを荒川制服㈱=津市万町=と松菱=津市東丸之内=に寄贈した。
 山口さんは趣味でジオラマを作成しており、寄贈した作品は今夏に美里ふるさと資料館で展示した津市内の懐かしの建造物を再現したもの。
 先代の塔世橋のジオラマは橋のたもとに長年店を構える荒川制服へ。荒川博社長は「なつかしい記憶がよみがえった」と感謝。松菱の前身の大門百貨店のジオラマを受け取った松菱の谷政憲社長は「建物の再現度が素晴らしい」と絶賛。
 山口さんは「ゆかりのある方々に受け取って頂けて嬉しい」と笑顔。
 ジオラマは双方の店頭に展示される。

三重大学の持つ知識を一般と共有しようと各分野の専門家を招き隔月ペースで開いている津市・津市民文化祭実行委員会主催の三重大学シリーズ、第108回文化講演会?「発見塾」が9月16日㈯13時半~15時、津リージョンプラザ1階中央保健センター待合ホールで開かれる。主催=津市民文化祭実行委員会・津市。主管=津文化協会。後援=三重大学、本紙。
 今回の講師は同大学教育学部の大坪慶之教授。演題は『西太后統治下の清朝と近代世界』。
 大坪教授は「19世紀後半の中国では清朝の統治のもと西太后という一人の女性が政治を左右していました。当時の東アジア世界は、西洋諸国と対峙する中で大きな変動期を迎えています。例えば日本では、幕末・維新を経て明治政府により近代国家が建設されていきます。
 一方の中国は、17世紀以来続く清朝が近代世界の中で存続を図るために自ら変革を試みます。そのような時代の中国の政治はどのようなものだったのでしょうか。『稀代の悪女』とのイメージもある西太后ですが、47年もの長きにわたり実権を維持した例は世界的にも珍しいものです。その治世について清朝の統治構造、朝廷内の政治の動きからみてみましょう」と話す。入場無料、事前申込み不要。直接会場へ。
 問い合わせは☎090・1236・1144辻本さん。
 尚、会場は土足厳禁で履物の収納スペースは設置されている下駄箱を使用。

 津市榊原町の「湯元榊原舘」は、歴史講座と温泉入浴とを組み合わせた人気企画の第4弾「みえを知る旅Ⅳ」を10月~来年3月にかけ開く。
 古くから伊勢神宮の参拝にあたって、身を清める〝湯ごり〟の地としての役割を果たしてきた榊原温泉。百年以上の歴史を持つ老舗温泉旅館の同館は、歴史教室「みえを知る旅」をこれまで3期開催。三重県民でも知ってるつもりで知らない県内の歴史や文化風土を学ぶ場で、毎回定員いっぱいの70名が集まるほどの好評を博している。
 「みえを知る旅Ⅳ」は全6回。「北勢と伊賀」をテーマに、江戸末期から明治維新の転換期に幕府側の立場を貫いた桑名藩や、俳聖・松尾芭蕉などを題材とする。
 ①「桑名の幕末1~松平越中家と京都」…10月30日10時〜12時、講師は桑名市博物館の杉本竜館長②「萬古焼中興の祖・森有節と作品の魅力」…11月13日10時〜12時、講師は朝日町歴史博物館学芸員の浅川充弘さん③「帝政ロシアを見た船頭・大黒屋光太夫」…12月11日10時〜12時、講師は鈴鹿市文化スポーツ部文化財課の学芸員の代田美里さん④「松尾芭蕉が作り上げた世界〈1〉~四時を友とす」…1月22日10時〜12時、講師は伊賀市松尾芭蕉記念館学芸員の髙井悠子さん⑤「稲葉三衛門と四日市港修築事業」…2月19日、三重県立北星高等学校教諭の石原佳樹さん⑥「草奉行…平松楽斎」…3月11日10時~12時、講師は三重郷土会常任理事の浅生悦生さん。
 参加は湯元榊原舘、道の駅津かわげ、アスト津2階の津市観光協会と三重県観光連盟、三重県庁1階の三重県観光局に設置の専用申込用紙に記入しFAXで送信。定員先着70名。参加費は6回分6000円(入浴料込み)の一括払い。締切りは10月6日。問い合わせは同舘津252・0206へ。

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