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津城復元の会は津リージョンプラザお城ホールにて3月5日㈰12時開場・13時開演で「津城復元 桜待ちコンサートⅢ」を開く。後援=津市観光協会・津観光ガイドネット。
 今回の協賛出演は
 ①北陽作子(某氏の芸名)とZベンチャーズ&木下和美。昭和のエレキブームの中で育ち、それぞれの地域、職域、あるいは音楽フェスなどで活動中のエレキサウンドを愛してやまない人達が、このコンサートで演奏するために一日限りのベンチャーズ・コピーバンドを結成した。「パイプライン」「ダイヤモンド・ヘッド」など不滅のベンチャーズ・サウンドを熱く、たっぷり聴かせる。
 また、三重オペラ協会会員のソプラノ歌手で、三重音楽発信のオペラ舞台やカフェコンサートなどでも活躍している木下和美さんをゲストに迎え、渚ゆう子で大ヒットした「京都の恋」などおなじみのベンチャーズ歌謡曲数曲も披露する。
 ②スタジオFスタイルは、津市の南中央でバレエ、ジャズダンス、ヒップホップなど教える総合ダンススタジオ。3歳から大人まで楽しむダンスから、本格的なプロダンサーを目指す人までプロインストラクターのレッスンを受けている。昨年8月には15周年記念公演としてダンスだけのショー『アラジン』を発表し 大好評を博している。
 ③津高虎太鼓=中田正己会長=はこのコンサートのレギュラーチーム。何人ものプロ鼓奏者を生むなど三重県の和太鼓シーンを常にリードしてきた名門チームが、磨き上げられた雄渾な演奏を今回も聴かせてくれる。
 なお、コロナ対策で会場入口で手指消毒実施、検温で37・5度以上の方は入場できない。会場内はマスク必着、感動表現は拍手のみで、などの制約にご協力をとのこと。
 全自由席。前売・当日とも千円(前売完売の場合は当日券なし)。前売券取扱所=アスト津1階津駅前観光案内所、大門の近藤楽器、中央の三重額縁、東丸の内・本紙。
 因みに復元資金は11月末現在で約5905万円余。
 問い合わせは実行委員長・西山実江さん☎090・7315・5308へ。

津インター周辺の開発に期待  法整備で農地から工業用地へ変換も

 濵﨑 あけましておめでとうございます。それでは新春放談会を始めさせて頂きます。松田支部長からお願いします。
 松田 明けましておめでとうございます。新型コロナの感染状況もあるが、今年は明るい年になるよう期待している。市長も4期目の出馬を表明しており、今後の活躍を祈念している。本日は宜しくお願い致します。
 市長 今年で市町村合併後18年目を迎えた。地域の土地に関わる様々な課題が沢山あった。お陰様で地域の皆さんに、こういうまちになればいいな、とはっきりと示して頂いて、その通りに出来ている部分とそうでない部分がある。残念ながら後者は人口減少と高齢化が激しいこと。昨年は生まれてきた子供1700人に対し、亡くなった方が3300人で1600人が自然減になったが、社会減にはなっていなくて、転出と転入が1万人くらい。人口減少社会の中、これからどういうまちにしていくのか、宅建協会会員・業界の方々と真剣に語り合える、今日はそんな時間にしたい。昨年、榊原・湯之瀬が12億円で完成した。久居駅周辺のまちづくりは57億円のアルスプラザを筆頭に83億円。さらに亀山元町線が10億円など105億円を投じて久居のまちづくりが進んだ。次は旧津市にスポットが当たってくるのかなと思っている。ちょうど大谷踏切の工事が進んでいて、津駅周辺の新しい再開発をどのように進めていくか、それに伴う道路計画をどうしていくかが今年の課題。大門・丸之内については「大門・丸之内まちづくり未来ビジョン」を策定中で春にはできる。これを受けてどのようなまちづくりをするかが大きな課題。さらに中勢北部サイエンスシティが完売した。工業用地をどのように確保していくのか、次の工業用地の確保を考えていかなくてはいけない。いずれもこのまちの形を整えていくにあたり重要なポイントになる。しっかりと取り組ませて頂く。
 濵﨑 今日のテーマは「津市のまちづくりについて」です。松田支部長からお願い致します。
 松田 市長は「夢をかたちに」という目標を掲げています。私は津インター周辺の早期開発について伺いたい。都市計画の中でも津インター周辺を掲げていらっしゃる。現状としては健康スポーツ施設、JAさんを中心とした農業の機能的なものがある。最近は医療施設もできた。そういった中で交通アクセスは非常に良い場所であると。津インターを活用した施設を今後、考えて頂きたい。
 勢和多気インターの近くにVISONという大きな施設ができた。中には商業施設、温浴施設、宿泊施設もある。そういった人の集まる場所を津インター近くに作ってはどうかなと。高速道・鈴鹿のパーキングエリアにスマートインターが出来た。鈴鹿市はすぐ近くに工業団地の開発造成をしている。津インター周辺には、まだまだ土地があるので、他のまちに負けないような開発をして施設を誘致しては。民間の活力を利用すれば出来るのではないかと思う。
 市長 津インター周辺は調整区域内の優良農地という事で簡単には開発できない。ただ平成29年に地域未来投資促進法という法律が出来て、同年に農村地域工業等導入促進法から発展した農村産業法(農村地域への産業の導入の促進等に関する法律)も出来た。調整地域の優良農地もこれら2法の趣旨に沿った提案がなされて土地利用調整の手続きが整えば、限定的ではあるが別の用途に変換できるようになった。この2法に沿って、開発したい方からのご相談を頂くわけだが、最後は都市計画に戻っていく。従って私共としては2法に基づく事業の提案をサポートするのは商工観光部であり農林水産部だが、都市計画部が最初から相談の窓口になろうと。極めてニュートラルな立場でお話を聞こうとしている。法律の要件に当たるものとして今のところ具体的なプロジェクトが出ている訳ではないが、津インター周辺も2法に基づく提案がなされれば新たな土地利用の形ができると思っている。
 民間の力を利用した工業用地の確保についてはアイデアとしてありうる。これは津インター周辺に限らず、色んな所で工業団地の種地みないなものがありうる。人口減少時代、三重県の都市計画のフレームでも住宅団地を新たに開発するのはOKが出にくいが、工業系の用地ならば純増でいいと、増やしてもいいという考え方になっており、新たな開発は可能。もちろん現在の都市マスタープランとの兼ね合いもあるので県との要協議になるが、次のマスタープランにのせていくのか、その手前で別の方策が取れないか、工業系用地については考えていけ

新たな工業団地の開発は  ソフト面のサポートも重要

 濵﨑 草深幹事からもご意見お願い致します。
 草川 市長の話とだぶるんですが、昨年から戦争とか円安の中、海外に進出していた日本企業が国内に回帰して日本で製造するようになった。中国からの侵攻リスクを考えて台湾も熊本に大きな半導体の工場を作る。その流れからか、津市内の工業団地も完売したと聞いた。東日本大震災以前は販売に苦労していたようだが、高台に会社を構えたいという意向が強くなり販売に結びついている。だから更なる工業団地の開発もあっていい。用地買収に時間もかかるが、耕作放棄地も多々あるので、その辺りを中心にして行政の方で工業団地に変えていく事ができるのではないか。そこは民間では中々できない。   
 昔は所有する農地が工業団地になるのは嫌だという声も多かったが、最近は、その子供や孫が「もういらん」という声も多い。以前に比べると用地買収も楽になったのではないか。
 市長 総論は全くその通り。私の頭の中にあるのは、開発可能な用地をどう工業団地にしていくのか、事業提案して頂いて土地利用全体の在り方として「それがいいじゃないか」と。また許認可側の様々な制約等を見極めて一つひとつ進めていく。しかし現状は都市マスタープランが中勢北部サイエンスシティ、ニューファクトリーひさいを先ずしっかりと売るという事が表に書いてある。次の開発がぐいぐい進められるという訳ではない。だからと言って次の都市マスの策定までこのままにしておく、というのではない。なるべく早く新しいアクションを起していきたい。

結婚・子育て支援  ソフト面のサポートも重要

 濵﨑 続いて牛場さんお願い致します。
 牛場 私はハード面よりソフト面を中心としたまちづくりを考える。そのためには人口の増加が必要になるが現状では出生数が少なく死亡数が多いと。しかし、一方で世帯数は増加している。つまり一人暮らしや、核家族化が進んでいるということ。その原因を考えると、私の地元でみると未婚率がとても高くなっている。現状では給与が上がらない。
 昔は「一人では生活できないが二人ならできる」と聞いたが、今は「一人では生活できるが二人ではできない」といった声を聞く。
 市の広報でもお見合いパーティをやっているが、広報を見るのは年齢が上の人。若い人の認識率はどうかなと。桑名市がマッチングアプリの提携を業者と行ったが、その理由は、やはり若い人の声が十分に聞けていないからだと。そういうソフト面をやる事で人口増加すれば、自ずとハード面に置き換えられていくと思う。
 市長 妊産婦の医療費助成を旧津市が昭和48年から1500円を超える額は全額、公費で負担し毎年4千万円位の財源を投じている。
 これは三重県では津市だけ。こういうものを更に充実させたり、出会いの場の支援は津市が主催し安心して参加できるという声も頂いている。PR不足と言われたが、募集すると定員の3倍位の応募があり、お断りするのが大変な状況だが、もっとPRして開催回数を増やさなくてはいけない。

住居促進エリアと ハザードマップの影響は

 市長 まちづくりを考える場合、土地との関係で言えば、津市は沿岸部から西の方に向かって移ってきた歴史がある。ひとつは、まち中の居住をどう考えていくか、例えばマイホームとして一戸建てを買う場合、西の方の優良住宅地で購入する。一方、未婚や非婚の方でシティライフを楽しもうという方は近くで住むというのが十分ありうる。結婚して働きながら子育てしやすい仕組みは出来るが、結婚するしないは個人の人生なので全員ではない。結婚しないで働くという選択をする方が充実した人生を送れるような居住環境を考えた時に西部の一戸建て住宅とは違ってくる。それに相応しい住居が整備され、休みの日は都市部に買物に行くようなスマートなライフスタイルが送れるようにしなくては。
 松田 その通りだと思うが、最終的にはまちが活気づかないとだめ。そのためには企業をもっと誘致して就業人口を増やす。結婚しようがしまいが魅力あるまちには人が集まってくる。そうしないと人も増えないしまちの活力もない。中心街を綺麗にしても集まりようがない。人口が増える施策をぜひお願いしたい。
 濵﨑 私は東日本大震災の後に仲間と震災ボランティアに参加した経験があるが、津市の居住促進エリアがハザードマップ上では真っ赤になっている地域がある。どのような観点で居住促進エリアに設定されるのかを教えてほしい。
 市長 立地適正計画により、市街化区域を基本に、居住に適さない用途地域や災害リスクが高い地域を除外する。真っ赤というのは浸水予想区域の事をおっしゃっているのだと思うが、浸水2m以上の所は除外している。土砂災害警戒区域とか特別警戒区域とかのレッドゾーンは原則として除外する。
 ここから先は皆さんのようなプロがお客さんとの会話の中で、居住の根幹的な部分になると思うが、一応、浸水予想区域に想定されているが、過去最高クラスだったり、防潮機能が十分に働かないというのが条件になっており、「そうであればここは住みません」となれば、場所は相当限定されてくる。そこをどう考えるのかですね。そんな事は関係なく昔から住んでいる人も沢山いるわけで、今後いっさいアパートなども建たないかと言うと、ぜんぜんそんな事はない。現に浸水予想区域内に新しい生協病院が建設中されている。私はいいと考えるが、住居や事務所を求めている方の気持ちとしては、そう簡単にはいかない。
 松田 我々、宅地建物取引業者が土地や建物を仲介する時、重要事項説明書の中でハザードマップをお示ししなくてはならない。実感としては90%が「赤い部分」の物件が多い。買主さんはほぼ納得するが、非常に心苦しく感じる。公にハザードマップを示されると、その地域の価値も下がるし、人気が無くなる、つまり地価が下がるから売りにくい。
 草深 津波による浸水と河川の氾濫の件では、私は都市計画審議委員として年に1回の会議に出ており、昨年の都計審の時に「その区域に住んでいる方に出ていけというわけにはいかないが、促進はしなくてもいいじゃないか」とはっきりと言った。その時に都市政策の職員の方が(5年毎の変更されるため)次回は全部変更すると言っていた。
 濵﨑 確かに促進はおかしい。
 草深 話しは変わるが、11月に津市の主催で空き家相談会を行った際、私も相談員として出席した。例年のように自分が所有する親の空き家、身内や親戚の空き家の相談が多かった。道が無いとか狭いとか、その中で海に近い物件とかもある。
 松田 私も空き家相談会に行くが、あくまで相談であってその場で解決できない事案が多い。人気の無い物件や朽ち果てている物件などだが、最終的な解決は、やはり行政の力が必要だと思う。
 市長 相談会で出てきたものを「これは難しい」で終わりにせず、関係する部局で対応するのが行政の責任としてお役に立てる部分だと思う。

大門・丸之内の再開発  柔軟に土地活用を進める

団地を日本鋼管(現JFE)が津市に出来た時に作った。その時代は川合高岡駅の乗降客も多かった。最近、駅周辺の土地利用で駐車場にしたいとの相談があった際、駅の乗降客数を調べたら1日50名ほどで、とても無理だった。平成の初めの頃、高野団地だけじゃなく周辺にミニ分譲として開発された区画も多かったが、新しくなった伊勢中川駅の影響もあり、現状は全く止まってしまっている。言われるように西への人口増加は難しいかもしれないが、一志嬉野インターもあるので、何か方策がないものか。
 濵﨑 私は大門で事業をさせて頂いているが、大門地区のテナントが減少して更地になっている状況の中で、居住用マンションの建設も行われている。津市としてその辺をコントロールができるのかなと。
 市長 用途地域の中ではそういう形もありうる。そこまでくると多分、現在の大門丸之内地区の中で地区計画を作って、ここは商業・業務系といった再開発というか、土地を現在の短冊のような長方形の細長い土地ではなくて、ある程度扱いやすい形にするとなると数件の地権者がまとまって進めていく。一方、居住を年頭に置いた場所の場合は、例えば国道の西側の方で、しっとりと落ち着いた住宅街に少しずづ空き家が出てくるとなれば、そこをもう一回、優良住宅に変えていくような地区計画がありうる。大門・丸之内まちづくり未来ビジョンの中で、地権者さん達が時間軸とともに数年後、あるいは相続までに、こうしたい、ああしたいという話を出して頂きたい。その中で議論が進みつつある。
 濵﨑 大門立体駐車場の跡地にマンションが建つが、大門としては店舗系で行くのか、住居系でいくのか、まちづくりの観点から見えてこない。
 市長 そこは、今まさに地域の皆さんと話しをしながらやっている。
 松田 大門・丸之内地区は再開発が計画されていますよね。工程表みたいなものはあるんですか。
 市長 大門・丸之内まちづくり未来ビジョンは短期・中期・長期とあり、短期はすぐに出来る事。例えば国道23号の一番左側の車線を駐車フリーにしたらどうなるか、あるいはそこを歩行者空間にした時にどうなるか、大門に車を通したらどうなるのか、という実証実験を考える。また、現状のままでまちが元気になるようなイベントをしたらどうなるか、期間限定で催しをしてみようとかはある。中期は都市計画の変更までを含めた取り組みになる。長期は数年から10年位かけてガラッと土地の形を変えてしまう再開発のようなビジョン。これは地権者さん達がまとまる必要がある。とにかく、土地利用の形を柔らかく考えていく。
 松田 まちなかに居住地区があってもいい。便利な場所だし、1階を店舗で2階に地権者が住むとか。行政にも加わってもらって進めたらいいかなと。
 市長 センターパレスビルの規模の再開発をやるとなると下が店舗で上が住居という形になるでしょうね。 
 濵﨑 皆さん今日はありがとうございました。

 今日12日㈭~15日㈰、久居アルスプラザで「ロマンドール作品展」が開かれる。
 ロマンドールは、女性の秘めた情熱をそのままモチーフにした夢とロマン溢れる陶磁器人形。華やかな衣装をまとい、可愛い表情を浮かべている。今回の作品展には津市在住の鈴木洋子さんが主宰する教室の受講生17名が100点を出品。
 同教室は99年4月から公民館講座としてスタート。講座修了後も引き続き自主グループとして活動を続けているが、作品展は4年ぶりの開催。一部展示販売。入場無料。10時~17時。最終日16時迄。
 問い合わせは☎090・4112・1304。

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