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食器棚に入ったコーヒーカップなどを表現したフレンドシップキルト

食器棚に入ったコーヒーカップなどを表現したフレンドシップキルト

津市安東町の古民家コミュニティー「ゆずり葉」で31日までの10時~17時(最終日は16時まで)、「キルトの仲間達展」が開催中。西口隆子さんが指導している津市の桜橋・養正教室のメンバー約10名が出品している。
メインの作品は、全員が約19㎝四方の作品を持ち寄り制作した「フレンドシップキルト」で、縦約135㎝、横約150mの大作のタペストリー。コーヒーカップなどが入った食器棚をイメージして作られ、布の組み合わせ方などでメンバー達の個性を楽しめる。ほかに小物やバッグなどもあり一部は販売している。
なお、会場で14日10時半~、13時半~、どんぐりのブローチ手作り体験が行われる。材料費500円。当日受付で定員は各回15名。
問い合わせは、ゆずり葉☎津227・3523へ。
月・金休館。

『しろの日(城の日)』である4月6日、公益財団法人日本城郭協会が発表した「続日本100名城」に、津市の「津城」=津市丸之内=と「北畠氏館」=津市美杉町多気=が選ばれた。どちらも津市を代表する史跡だが、全国の各地域・各時代を代表する城として、改めて選ばれたことで今まで以上に注目されることは確実。全国から訪れる歴史・城郭ファンたちに、その魅力を伝える絶好のチャンスとなりそうだ。

 

日本城郭協会は国内外の城郭の調査研究を行っており、「日本城郭検定」も主催している。同協会は06年に、日本各地・時代を代表する城をピックアップした「日本100名城」を発表し、県内では伊賀上野城と松阪城が選ばれている。この度、発表された「続日本100名城」は前回の選定から惜しくも漏れたものや同様の歴史的価値を持つものが選ばれている。選定基準には城郭愛好家らの推薦を受けたもので、①優れた文化財・史跡、②著名な歴史の舞台、③時代・地域などがあり、同協会が精査。
今回、「続日本100名城」に選ばれた津城は、1558年~1570年の間に築城されたと言われており、1608年に津に入府した津藩祖・藤堂高虎公が大修築を実施。当時の火器の射程距離より広い水堀と頑丈な鉄門や多門櫓などを備えた鉄壁の要塞でありながら、城内は平地で平時には政庁として使い易い先進的な設計思想が最大の特徴。県史跡にも指定されている。「続100名城」には高虎公が豊臣秀長の家臣時代に築城した赤木城=熊野市=も選ばれており、100名城で公の手掛けた江戸城、二条城、徳川大阪城、篠山城、宇和島城、大洲城、今治城、伊賀上野城なども合わせると築城の名手の呼び名をほしいままにしている結果となっている。
一方の「北畠氏館」は、伊勢本街道に沿った交通の要衝であった美杉の多気に1342年に築かれ、「多気御所」の名で呼ばれた伊勢国司・北畠氏の本拠地。織田信長に攻められ、同氏が滅亡した後、廃城となったが跡地に北畠神社が建っており、見事な同氏時代の庭園も残っている。その背後の山頂に、同氏によって築かれた霧山城は、全国的に見ても珍しい規模の大きい山城の遺構が残る貴重な場所。庭園と城跡を合わせて「多気北畠氏城館跡」として国の史跡指定を受けている。
どちらも津市を代表する史跡で観光スポットであるが、こういった形で改めて注目されることで、今まで以上に全国の歴史・城郭ファンが訪れることはほぼ確実。それに伴い、津城復元資金の募金などに取り組む「津城復元の会」の活動の弾みとなったり、昨年、全線復旧した名松線の利活用のきっかけになることも期待されている。今後の動向が非常に楽しみだ。

三重大学が平成19年度から医師を派遣している「三重県立一志病院」=津市白山町南家城=は、診療科の枠を越えた総合診療(家庭医療)を実施している。その一環で昨年院内に設置された「三重県プライマリ・ケアセンター」では、高齢化が進む地方で増える在宅医療や介護などの需要に多職種連携のプライマリ・ケアで応えるため、人材育成を行う。その第一歩として現在、エキスパートナースの教育プログラムを構築中。

 

toppu「プライマリ・ケア」は、地域住民の健康を身近な立場でサポートする医療・介護・福祉・保健のことで、住民のニーズに応じ幅広い分野の診療を行う総合診療医などによって行われる。
三重県立一志病院=院長・四方哲三重大学臨床教授(47)=では、総合診療の臨床・教育・研究の先進的な取り組みで医療過疎地域である白山・美杉町の医療に貢献すると共に、研修医を県内外や海外にも輩出してきた。来月3日に診療が始まる美杉町奥津の「津市家庭医療クリニック」にも医師を派遣し、グループ診療で住民の健康を支える。
一方、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年以降、国民の在宅医療・介護などの需要が更に増えることが見込まれている。そのため厚労省は、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防などを一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の構築を推進している。
そこで昨年10月院内に設置され、同大が県からの委託で運営する「三重県プライマリ・ケアセンター」=センター長・竹村洋典三重大学大学院医学系研究科家庭医療学教授(55)=では、この課題に対処するため、多職種連携によるプライマリ・ケアを担う人材を育成。
竹村センター長は「三重県など医師不足の地方では、地域包括ケアシステムは、多職種連携し、①相手を知り②相手が何ができるかを知り③皆の関係性の中で自分はどこにいるのかを知り④何をすれば良いのかを考え⑤コミュニケーションをとり⑥患者中心で何ができるかを考えなければ、動かない。そして、患者自身とその家族も多職種の一つです」と語る。
現在、プライマリ・ケアエキスパートナース育成のため研修会を開くと共に、教育プログラム・評価表を構築中。
来月頃から同院の看護師がプログラムを受け、1年かけて他の医療過疎地域の医療機関でも使用してもらえる内容の完成を目指す。人手不足の施設で働く看護師が参加することを想定して、基本的に自分の職場内で受けられるなど、自由度が高い内容にする予定。
プログラムの目的は、地方で働いているためスキルアップ教育を受ける機会が少ないが、地道なプライマリ・ケアで住民に貢献している看護師のスキル・モチベーション向上と、プライドを持ってもらうこと。
また将来的には、魅力ある教育プログラムにより、都市で働く若手看護師を地方に呼び込みたいという。
四方院長は、地方の病院・医師数は今後、さらに減るとして「プライマリ・ケアエキスパートナースが、三重県や日本の隅々の、訪問看護を中心とした在宅医療などで救世主になると思う」と期待を込め話した。
大病院など先端医療の現場の看護師は専門性が求められる傾向があり、専門ごとの資格認定制度も確立している。一方、同センターの評価表は、外来の幅広い診療科の中堅看護師の応用スキルを詳細に亘り評価するもので、完成すればおそらく全国初だという。全国の地域医療に貢献し得る取り組みで、発展が待たれる。

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