女の落書帖

早朝の道で、自転車通学の男子生徒を見かけた。この寒い朝に白カッターシャツ姿。カッターシャツの生地に薄く透けているのは半袖Tシャツで、その二枚しか着ていないらしい。
彼は特別元気な中学生だろうか。それとも高校生だろうか。私は、自転車生徒の肩の辺りを注視した。たぶんあれは高校生。中学生ならもっと肩が頼りない。
うちの子ども達が大人になってしまったので、身の回りに基準となる子どもがいない。だから街で出会う子ども達の年を見分けることが難しくなった。
それでも男子中学生と高校生は肩、二十歳を越えているかは、首筋でだいたい分かる。女子中学生と高校生の場合はふくらはぎだろうか。二十歳を越えているかは、頬と顎の線だろうか。女子の方が男子より見分けるのが難しい。
成人女性の年齢は、ほうれい線の深さや、後ろ姿で見分ける。街を行く女性の年齢を推測するときは、私より年齢が上か下かと見当をつける。そしていくつ上かいくつ下かと考える。
ところが近頃その基準が当てにできなくなってきた。自分より上だと思った人がしばしば若かったりする。
どうも、年々自分に甘くなっているようで、正しく自分を見ることができていない。ここまでくるとそれもまた幸せなことかもしれないと思う。   (舞)

 お正月には百人一首。子どもの頃からそうだった。その頃には電子ゲーム機もなく、大人が一緒に遊んでくれる百人一首がお正月の楽しみだった。
私が初めて覚えた札は「田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ」だった。雄大な富士の美しさを詠んでいると、小学生にも理解できた。
中学生の頃のお気に入りは「陸奥のしのぶもぢずり誰ゆゑに乱れそめにしわれならなくに」だった。心が乱れるのはあなのたのせいというところが、思春期の少女の心を揺らした。
でも、この「しのぶもぢずり」の部分は、モジズリソウのことだと思っていた。初夏にピンクの可憐な花をつけるネジバナのようにねじれる恋心。
それがもじずり染めのことだと知って、少しがっかりした。初めと染めがかけてあったとは。石の上に布を置いて草を刷り込むという染め方だと、美しい色合いの布になるとは思えない。歌のイメージが変わってしまった。
さて、今心に響く札ならば、断然「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」だ。若い頃やろうと思えばできたのに、やり残してしまったことは数多ある。ぼんやりしているうちにこんなに時が過ぎてしまったという思いは、小野小町みたいな美女でなくても持つもの。小さな後悔なら誰の人生にもある。  (舞)

おめでとうございます。まずは歌留多でご挨拶。
(い)いい波のってんね(ろ)ロケットで宇宙葬(は)半端ないって(に)日本の介護を外国人材で(ほ)ボーっと生きてんじゃねぇよ(へ)米中貿易摩擦激化(と)突然停電ブラックアウト(ち)朝鮮半島非核化?(り)リアルより映えが重要(ぬ)ぬーっとひょっこりはん(る)累積する国の借金(お)大谷二刀流翔タイム(わ)私も#MeToo(か)金足農業雑草軍団(よ)止してよあおり(た)ダサかっこいいUSA(れ)列車は計画運休(そ)忖度して奈良判定(つ)ついに亜熱帯か災害級の暑さ(ね)年齢肯定グレイヘア(な)なおみフィーバー(ら)楽やせダイエット(む)無理やり反則タックル(う)噂じゃおっさんもラブしてる(の)伸び伸び滑る紀平梨花(お)オリンピックでeスポーツ(く)空気乾燥山火事消えず(や)止めようパワハラ(ま)マジで怪しいサウジ皇太子(け)経営者はもらいすぎ?(ふ)不正入試発覚(こ)これは首相案件(え)映像きれい4K放送(て)手編みニットでレトロ感(あ)アメリカの勝ち組GAFA(さ)作業着鉢巻きスーパーボランティア(き)筋肉は裏切らない(ゆ)夢洲大阪万博(め)目元そっくりキムタク娘(み)ミツバチ減少世界規模(し)時短ハラスメント(ひ)平昌いいねそだねー(も)モリカケご飯論法(せ)整形メイクでかわいく作る(す)すばらしい年に。        (舞)

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