女の落書帖

携帯がチャランと鳴ってメールが届いた。開けてみたら、おすすめレシピ。豚テキの作り方が書いてあった。筆マメでない私は、あまりメールを書かないが、こうしてレシピをくれる人もいる。このメールで今夜のメニューが少し改善するだろう。ありがたい。
ネットのレシピにもよくお世話になる。「きょうの料理」にしても「クックパッド」にしても、ネットのレシピは検索ができるところが素晴らしい。
冷蔵庫にある食材を入力して、料理を選ぶ。人気順に並べて選ぶと間違いがない。料理時間が短いのを選ぶこともある。なまけものなので、簡単でおいしいものが好きだ。健康に配慮して、低塩低カロリーを選ぶこともある。食事は毎日だから、健康食が基本である。
本棚の「きょうの料理」本でレシピを探していた頃と比べると、格段に楽になった。ワラビやフキのような季節ものでもすぐにレシピが見つけられる。
変わったところでは、似て非なる食材を使ったなんちゃってレシピや、冷凍食品、レトルト食品のアレンジレシピ、残り物リメイクレシピなども載っている。思いもつかない方法もあって見ているだけでも面白い。
食材を何とかすれば、たいていは美味しく食べられる。とりあえず検索レシピを我が家風にアレンジして、食卓に間に合わせる。主婦歴ウン十年の腕の見せ所?  (舞)

食器棚を片づけていたら、子どもたちが小さい頃使っていた箸置きが出てきた。豚だの猫だのゴリラだの。懐かしくて、それから毎日、猫の箸置きを使っている。テーブルに小さな猫が寝転んでいるのを見ると、つい微笑んでしまう。
箸置きは楽しい。小さいながらも存在感がある。かわいいもの、おしゃれなもの、遊び心のあるもの、季節感のあるもの。素材やデザインのいろいろを楽しむことができる。
小さなオブジェとして、ちょっとした空間に飾っても面白い。ダンシャリを心がけるこの頃は、食器類の購入を我慢しているけれど、小さい箸置きならこれぐらいはと買ってしまうこともある。
ただ、形は重要で、うっかりすると箸が転げ落ちるものもある。そういうものは結局使わなくなるので、デザイン性だけでなく、実用に適した形が望ましい。
食堂などで、箸置きが用意されていないことがある。そういう時は箸袋を折り紙のようにして箸置きとする。箸袋さえない時は紙お絞りやナプキンで箸置きを作るのだけれど、がっかり感は否めない。
箸置きは茶碗や湯呑と同じく和食器の基本である。和食に使う碗や鉢は両手で扱うもの。食事中に箸が置けなければ、どのようにして碗の蓋を取ったりお酒を飲んだりができるのだろう。           (舞)

 幼稚園バスが止まって女の子が二人降りてきた。白いブラウスに、チェックの吊スカート。グレーの箱ひだのプリーツスカートだ。
 どこの幼稚園の制服かは知らないけれど、小さい子の制服姿というのはかわいらしい。紺やグレーのような地味な色だとなおさらかわいい。
 そう言えば、私の小学校の制服も紺の箱ひだスカートだったと、遠い昔を思い出した。中学校の制服は、二十四本車ひだスカート。紺のウールサージの重いプリーツスカートだった。
 プリーツの数が二十四本と、変なところを覚えているのは、毎晩布団の下に敷いて寝たからだ。プリーツをきちんと並べて、その上にそっと敷き布団を乗せる。きれいなプリーツを保つための就眠儀式であった。プリーツをいい加減に並べると、線が何本もできて、翌日のスカートは悲惨なことになった。女子がだらしないかどうかはプリーツを見れば一目瞭然だった。
 今のプリーツスカートはプリーツ加工がしっかりされている。家庭で洗濯してもプリーツが消えない繊維もあるから、寝押しの必要はないだろう。
 ここ数十年で生活はずいぶん便利になった。明治から昭和の女学生が寝押しに費やした労力も、現代の中高生には不必要だ。彼女たちは、その代わりに何をしているだろう。聞いてみたい気がする。       (舞)

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