女の落書帖

産直できゅうりを買ってきた。肌のぶつぶつがとがっている。きっと朝採りだ。スライサーで輪切りにした切り口が透き通って瑞々しい。
日に透かしてみたらきれいなので、大きな虫眼鏡を持ち出した。翡翠色の薄い一枚を窓ガラスに貼り付け、二枚の虫眼鏡を前後させて、はっきり見える位置を探し出す。老眼鏡もかけて、レンズ三枚の簡易顕微鏡だ。
すると、薄緑が少し濃い緑で細かく網目状に仕切られているのが見えた。きゅうりの細胞だ。自然は不思議で美しい形を創り出す
気を良くして、他のものも虫眼鏡で見ることにした。庭から摘んできたのはムラサキシキブの花。秋になって濃紫の実をつけた時だけ思い出す木だ。
ムラサキシキブはこの時期薄紫の小さな花を咲かせている。それでも目立たない。花より実を愛でられる宿命を違え、虫眼鏡で注目した。
直径三ミリほどの花には小さな花びらが四枚。それより目立つのはメシベとオシベ。小さいながらメシベは一段長いし、オシベには黄色い葯がりっぱについている。そんな小さな花が房状に咲くのがムラサキシキブだ。
虫眼鏡を使えば、今まで見えなかったもの見ようともしなかったものが見える。観察は楽しい。   (舞)

IMG_7381 6日、津市森町の久居西中学校で、三重県初の社会人地域リーグ「男子東海・北信越リーグ」に参戦している『ランポーレ三重』の北森郁哉選手が、津市立誠之小学校の児童たちによる「げんキッズ」の指導を行った。
名張市で発足した同チームは、同市出身の「東京サンレーヴス」でのプレー経験がある北森選手の呼び掛けで、昨年9月に結成。チーム名は同市出身の文豪・江戸川乱歩にちなんでいる。現在、参戦しているのは、「Bリーグ」3部の下部に相当。
げんキッズは、誠之小児童に、代表者兼コーチを務めている奥田浩明さんら保護者が、バスケットボールの指導を行っている。
同チームでは、三重からプロをめざす子供たちを育てるために名張市と伊賀市でスクールを開いており、その一環として開催。プロ選手ならではの巧みなテクニックに、指導を受けた児童らは目を輝かせながら練習に打ち込んでいた。
北森選手は「三重からもプロをめざす子供たちが出るようにスクールを増やしたい」と話す。近日、津市でもスクールを開講する予定。
なお、同チームでは、小中学生のスクールを増やしたり、リーグへの遠征費用やチーム運営費をクラウドファンディングで募っている。詳細は以下のアドレスより、https://camp-fire.jp/projects/view/170959

  私の周りの話題は、いまだに老後資金二千万円問題である。「二千万円でええの?もっと用意してあるわ」と言い放つ人やら、「食費使いすぎ。身の丈に合った暮らしを」と計算を始める人やら、「病気持ちやから私は百まで生きない。たいして要らん」と自信たっぷりに言う人やら。ともかくも、寿命という不確実なものを相手に計算機をたたいても納得できる答えは出てこない。
いつごろからか長生きは喜ばしいことではなく、リスクとされるようになった。そして今、同じようにリスクとされるようになってきたのは子どもの存在である。
働かないで家に閉じこもる子どもがいる。親が高齢になると暮らしの先行きに黄信号が点る。
働いてはいても、親に掃除洗濯炊事を任せきりで、結婚もせずに中年を迎える子どももいる。キツネやクマでも子別れするのに、子ども部屋に四十年暮らしているのはどうかと思う。
りっぱに働き、家庭を持って別に暮らしていても安心できない。近頃は正職員であっても、楽ではない。通信費教育費娯楽費。昔はそれほど要らなかった経費が増大している。子供世帯の暮らしがカツカツだったりすると、親世代に援助を期待する。
子どもや孫に囲まれ長生きすることが老後の幸せの形だったが、いつの間にかそれがリスクと言われる。なんとも不条理だ。       (舞)
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