女の落書帖

曇り空の下、半袖ジャージ姿の小学生たちが歩いてくるのを運転席から見た。男の子たちだから要注意。男の子はふざけて突然車の前に飛び出すことがある。
それぞれランドセルを背負い、傘を持ってだらだらと歩いてくる。傘の先はアスファルトの上をずるずると動いていて、先端のプラスチックが擦り切れるのも時間の問題だと思われた。
そういえば、小学生男子はあんなものだった。他人に向けて傘を振り回さないだけお利口さんとしよう。
では、私なら雨上がりの傘をどのように持っているかと振り返ってみる。私はステッキのように、傘の先をコツコツとアスファルトに打ち付けているようだ。今まで意識していなかったが、それもまた、傘の先を傷つける。あの先端の部品は石突きというのだったか。
実をいうと、私が愛用している傘は十年も前のもの。置き忘れることもなく、色柄が褪せることもなく、骨を折ることもなく、石突きもつゆ先もしっかりしている。ステッキのように使う分には、傘への負担が少ないとみえる。
ただ、木製の柄がくたびれてきた。そろそろ買い替え時期だろう。安いビニール傘や子どもの傘は消耗品だけれど、大人はやはり良い傘を持ちたいもの。次の十年を過ごす傘との出会いを待っている。    (舞)

チューブの練り歯磨きが少なくなってきた。空気を入れてブンブン振って絞り出したらまだ数日は使えそうだが、そろそろ新しい歯磨きを出しておかなければ。
今使っているのはドイツ土産の練り歯磨き。半年ほど前に封を開けたものだ。味も使い心地も日本製と変わらなかったが、使っても使っても不思議なぐらいなくならない。さほど大容量でもないので、チューブに何か秘密があるのかもしれない。
以前聞いた話だが、ある日本のメーカーでは、練り歯磨きの売上増を目的に、チューブの出口を一回り太くしたという。それは本当の話だったろうか。確かに一押しで出てくる一回分の使用量が多ければ減りが早い。
歯ブラシの上に乗せる歯磨きの量が多いと口の中が泡でいっぱいになって、それだけでさっぱりする。磨かずとも磨いたような気になるからあまり良い事ではない。
昔からドイツ製は性能が良いとのイメージがある。ドイツ製の車や文房具や機械を好む人も多い。私は日本製も同じく性能が良いと思っているけれども、長持ちする練り歯磨きとしてドイツ製を評価したい。またお土産にドイツ製歯磨きをもらうとうれしいなと思う。
韓国製も使ってみたい。彼の地ではトウガラシやニンニクの料理が多いので、良い練り歯磨きがあるそうだ。誰かお土産に歯磨きをくれないかと思うこの頃。      (舞)

少し風邪を引いてから咳が止まらない。何かのきっかけで咳き始めると、コホコホコホコホと乾いた咳が連続して出てくる。
止めようと思っても止まらないのが咳。反射反応で起こるものだから、咳を止めようとする方が間違いらしい。しっかり咳をして、気道にある異物を出した方が良いそうだ。
そうはいっても、人中で咳き込んだりしたら迷惑千万だから、涙目になって必死にこらえることになる。こらえるのも咳き込むのも疲れる。
こんなに疲れるのだから、咳のカロリー消費はどれぐらいかと調べたら、一回咳き込むたびに二キロカロリーとあった。一日の咳の数を概算して掛けてみると五百キロカロリーは使っていそうだ。これは一時間ジョギングして消費するカロリーより多い。咳の続いたこの十日間でずいぶんな運動をしたことになる。
そういえば、体重が少し減っている。季節の変わり目の体調不良が原因かと思っていたが、咳ダイエットの成果かもしれない。カロリー消費で痩せたと思うと、にんまりしてしまう。
しかし、こんなに咳が続くのは、風邪以外の病気かもしれない。咳ぐらい自力で治すつもりでこれまで薬も飲まずにいたが、そろそろお医者さんに診てもらった方が良いだろう。咳ダイエットは邪道のダイエット法。治してから運動で痩せなければ。
(舞)

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