女の落書帖

 道の駅で答志島産の乾しワカメを買ってきた。スーパーの国産ワカメはパックが小さいので、産直で国産ワカメを探して買うようにしている。
答志島はワカメ養殖で知られている。答志島産ワカメは三陸産や鳴門産と同じように高品質だと、ワカメ好きの私が認定している。
夏のワカメ料理としては、酢の物が一番だ。キュウリもみに入れたり、タコと合わせたり。ダイエットにもなりそうだし、お通じにも良さそうだし、何よりさっぱりして美味しい。
でも、こんな美味しいワカメを外国ではあまり食べないそうだ。ワカメを食べるのは日本と朝鮮半島だけという。もったいない。
日本で盛んに養殖されるワカメの胞子が船によって世界に運ばれ、ニュージーランドなど各地で大繁殖。漁場を荒らしたり、船のスクリューに絡んだり、ワカメは日本発の侵略的外来種として厄介者となっているらしい。
それならば、ぜひ彼の地の方々にもワカメを食べてもらいたい。ミネラル豊富でノンカロリーの食材だ。
食文化の違いで食べるのが無理ならば、ぜひ日本向けに輸出をお願いしたい。国産ワカメは結構お高い。自然のきれいなニュージーランド産ワカメなら安全安心で美味しいのではと思うのだ。  (舞)

夕方仕事から帰ると真っ先にパソコンの電源を入れる。メールとSNSをチェックしながらお茶を飲む。お菓子を一つつまんだりもする。
それから、夕食の準備だ。冷蔵庫にキャベツと豚肉があるから……料理サイトで豚肉とキャベツで検索をする。今夜はホイコーローにするかと決めて、ざっと調味料を確認する。
パソコンの中には知恵が詰まっている。百科事典を持ち出していたような調べごとなら、キーボードをちょこっとたたくだけで回答を引き出せる。レシピを調べるにも、料理カードや料理本を探す手間がいらない。
夕食後は、またパソコンに向かう。ニュースを読んだり、動画を見たり。テレビはきょうのニュースぐらいしか見ない。以前テレビを見ていた時間はパソコンに置き換わった。いつからこんなに私の生活にパソコンが入ってきたのだろう。
私が学生の頃にはまだパソコンを触ることもできなかった。それが今や、職場や大学で一人一台のパソコンが当たり前。家庭でも大人一人にパソコン、他にもタブレットやスマホがある。
パソコンはいつからこんなに現代人の生活の中に大きな位置を占めるようになったのだろう。とにかくパソコンなしの生活は想像もできない。もはや依存しているという段階だろうか。             (舞)

子どもたちが家を離れて久しいのに、まだいろんなものが残っている。消しゴムやかわいい小物やプラモデルや陶器のオルゴール。
オルゴールのネジを巻いて鳴らしてみた。曲目は「エリーゼのために」。子どもはそんなには喜ばず、長らくおもちゃ箱の底にあった。私がそれを拾って、今は飾り棚に。
子どもの頃、私もオルゴールを持っていた。木製の小物入れで、箱のふたを開けるとトロイメライが流れた。姉からのお下がりだったけど、大事にしていて、何度もネジを巻いてポロポロロンと流れる音を聞いたものだ。
その頃は子どものおもちゃのほとんどにゼンマイが使われていた。ブリキの自動車、お風呂の舟ももちろんゼンマイで動いた。おもちゃだけでなく、柱時計も一日に一度ネジを巻いた。
ネジを巻く、そのエネルギーをゼンマイに蓄えて、小舟のスクリューを回す。オルゴールの筒を回す。時計の針を動かす。
人のエネルギーを蓄えるシステムもすごいと思うが、一気にエネルギーを放出するのではなく、少しずつエネルギーを使って正確な時を刻む振り子時計の制御システムは素晴らしいと思う。
ゼンマイの「ネジを巻く」作業は、今では私の日常から姿を消し、慣用句として存在するだけとなった。ゼンマイはなかなか面白い仕組みだと思うのだけど。 (舞)

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