女の落書帖

平日昼のレストランは女性客でいっぱいだ。そういう私も女三人でフレンチレストランにいたのだけれど、周りはみんな女性客だった。
私たちのオーダーは、気軽なランチコース。すごいフレンチでなくとも、前菜、メイン、デザートと、ゆっくり料理が運ばれてくる。女三人、いつも通りのなんでもない会話を重ねつつ、一皿一皿を楽しんだ。こういう時間が月に一回ぐらいあっても良いだろう。
女性のグループは三人四人が多くて、四人掛けのテーブルのほとんどがそうだった。中に二つだけ、女性一人のテーブルがあった。いずれもコースらしく、いくつかの料理がゆっくりと運ばれる。
四十代半ばのおひとり様女性を横目でうかがうと、ナイフフォークを優雅に動かし、じゅうぶんに食事を楽しんでいる様子。周囲を気にせず食事をする姿が、自信に満ちてかっこよかった。
私なら、一人でレストランに行くより冷蔵庫のあり合わせで一食を済ませてしまうだろう。食べるために一人で出かけるなんて面倒だと思ってしまう。
考えてみれば、一日に三度しか食事できない。後、何年生きるか分からないが、その間の食事の回数は多くて数万回。一回をあり合わせで済ませるのはもったいないのかもしれない。こうしてひとりフレンチを楽しむ人たちを見て、見事な生き方だと思った。(舞)

今年の二月十四日に、文部科学省は二〇二〇年四月一日から施行する指導要領の案をホームページで公表し、パブリック・コメントを三月十五日まで求めています。(電子政府の総合窓口のパブリックコメント:意見募集中案件一覧の案件番号一八五〇〇〇八七八)
これが、始まった教育改革の学校現場における具体化の中心の一つです。パブリック・コメントは「広く国民の皆様から御意見をいただくため」に行われるもので、個人でも法人や団体でも、学生や生徒から一般の人たちまで、誰でも意見を出せるものです。ただし、「個別の回答」はなく、個人情報を除いて意見が「公表されることが」あるものです。窓口は文部科学省の「初等中等教育局教育課程課」となり、文書、ファックス、メールで受け付けています。せっかくですので、ご意見を出してみてはいかがでしょう。
話しが前後しましたが、「三本の柱」や「外国語」、「プログラミング」、「アクティブ・ラーニング」などをキーワードとして各報道機関が取り上げたり、有識者が意見を述べたりしているので、指導要領の改訂案が公表されたこと、その特徴や内容について、ご承知の方もいらっしゃると思います。とりあえず私は、公表された「幼稚園教育要領(案)」や小中学校の「学習指導要領(案)」などの実物を一通り見てみました。
全体の印象を一言で言えば、これから小学校の教員になろうという人は、大変だ、ということです。教員採用試験のためにほとんど覚えなければならない「学習指導要領」が、公表された書式では、一七〇ページもあります。
中学校も全体で一五二ページありますが、採用試験を受けるのは教科ごとで、もっとも多い「社会」でも二五ページほどですので、小学校の教員になるためには相当に勉強しなければなりません。ただし、中学校でも「小学校学習指導要領を踏まえ」とさりげなく書かれていますので、ますます小学校と中学校の連携が期待されることを考えれば、小学校の学習指導要領も勉強していなければ、中学校教員の採用もままならなくなるでしょう。と言えば、小学校教員も同じで、幼稚園だけでなく保育園でも考慮される「幼稚園教育要領」も、中学校の学習指導要領も、勉強する必要があるでしょう。学校園の連携も含めて、量的な大変さを言いました。
一方では、今回の改訂の目玉である「三本の柱」は各学校園の要領案にも徹底的に取り入れられており、整然と整理されています。ですから、採用試験のことだけを考えれば、勉強がし易いのです。
ということは、採用試験の問題も作りやすく、しかも、かなり細かい出題がなされる可能性もあります。これまた、量に輪をかけて大変なことです。
「バレンタインデー」は「読書の秋」と同じように、販売促進をねらった関連業界が仕掛けたもので、大成功したものです。
何チョコになるのかはわかりませんが、三年後の教員採用受験者は、とってもステキなプレゼントをもらうことになりました。
というような「見方・考え方」の論調は、今のところ他では見ていませんので、書いてみました。
現在、幼稚園や小中学校の教員になるために大学に進学し、三年後以降に教員採用試験を受験する予定の人たちは、心の準備をしておいた方がいいと思います。
もちろん、このステキなプレゼントをもらうことになった人は、他にも大勢います。二〇二〇以降も学校教育に関係している人たちで、教員のみなさんは、これまでとはかなり違ったことにも仕事の幅を広げなければいけません。
何より、この要領案が施行されたときに、園児・児童・生徒である子どもたちと、その保護者の方々は、まさに教育改革をまともに生活の一部としなければなりません。大学受験の改革で、大学生と高校生も、渦中の人となります。
「問題」の好きな人々は、既に「二〇二〇年問題」と言って騒いでいます。でも「問題」なら「解決」すればいいのです。これまた教育関係者の大好きな「問題解決学習」の国民的規模のアクティブ・ラーニングだと思えば、わくわくしませんか。
現職の教員の方で、既に授業実践の研究をしっかりとしている人なら、どのような指導要領の改訂があっても、それなりに対応ができるはずです。
ただ今回は、小学校の教員は「外国語」の授業をしなければならなくなります。外国語会話教室は、大繁盛でしょう。
前回の記事で書かせていただいた、ゆとり、が、教員や教員志望者からなくなることが、子どもたちにどのような影響を与えるか、いささか懸念されます。
また、なんでもマニュアル化するのが好きな人たちが多いので、「三本の柱」が、そのまま、学習教材の市場拡大になり、それに学校が追従するなら、子どもたちからも、ゆとり、はなくなるでしょう。
さて、このチョコは学校教育という箱に入っています。その箱の中に家庭や生活が丸ごと入ってしまわなければ、他のお菓子も楽しむことができます。
三年後にはお行儀よく並んでいるチョコをいただきながら、袋からお煎餅もつまめる、ゆとり、も持てるようになるといいですね。
(伊東教育研究所)

あと一品ほしい。テーブルに夕飯の皿小鉢を並べて思った。パッと見た感じが寂しい。何か簡単なものを追加したい。
そういうとき便利なのが、パック入りのお惣菜。年末にもらったごま豆腐詰め合わせを思い出した。プリン型みたいなのに入っていて、ぱかっと皿に出して、添付の味味噌を掛けたら一品の出来上がり。
東京の名店のごま豆腐は、つやつやと美しく、粗末な小皿に乗せても料亭の一皿のように見える。食べてみれば、もっちりなめらかで香り高い。
でも、いかにせん小っちゃい。二口でなくなってしまった。あと一品の皿だからこんなものだろうが、少し物足りない。上品な方はともかく、ごま豆腐好きの私には大いに物足りない。このような高級品でなくとも、せめて五口ぐらいは食べたいものだ。
ごま豆腐はもともと精進料理。テレビでお坊さんがごま豆腐を作るのを見たことがある。大きなすり鉢でごまを摺り、それに昆布だしと吉野葛を合わせ、鍋で何十分も練り上げる。とても大変そうで、私にはできない。お坊さんにはそれもまた修行だそうだ。
手っ取り早くなら、やはりパックを開けるのが一番のようだ。似たようなものなら、練りごまと片栗粉で作れるという情報もあって、少し心惹かれる。練りごまを買って試してみようか。 (舞)

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