女の落書帖

おめでとうございます。まずは歌留多でご挨拶。
(い)いい波のってんね(ろ)ロケットで宇宙葬(は)半端ないって(に)日本の介護を外国人材で(ほ)ボーっと生きてんじゃねぇよ(へ)米中貿易摩擦激化(と)突然停電ブラックアウト(ち)朝鮮半島非核化?(り)リアルより映えが重要(ぬ)ぬーっとひょっこりはん(る)累積する国の借金(お)大谷二刀流翔タイム(わ)私も#MeToo(か)金足農業雑草軍団(よ)止してよあおり(た)ダサかっこいいUSA(れ)列車は計画運休(そ)忖度して奈良判定(つ)ついに亜熱帯か災害級の暑さ(ね)年齢肯定グレイヘア(な)なおみフィーバー(ら)楽やせダイエット(む)無理やり反則タックル(う)噂じゃおっさんもラブしてる(の)伸び伸び滑る紀平梨花(お)オリンピックでeスポーツ(く)空気乾燥山火事消えず(や)止めようパワハラ(ま)マジで怪しいサウジ皇太子(け)経営者はもらいすぎ?(ふ)不正入試発覚(こ)これは首相案件(え)映像きれい4K放送(て)手編みニットでレトロ感(あ)アメリカの勝ち組GAFA(さ)作業着鉢巻きスーパーボランティア(き)筋肉は裏切らない(ゆ)夢洲大阪万博(め)目元そっくりキムタク娘(み)ミツバチ減少世界規模(し)時短ハラスメント(ひ)平昌いいねそだねー(も)モリカケご飯論法(せ)整形メイクでかわいく作る(す)すばらしい年に。        (舞)

日曜日の公園を通りかかったら、珍しくパパと女の子の姿が見えた。高齢化していく街で、公園に子どもの姿を見ることが少なくなっている。
女の子は二歳か三歳。ピンクの上着を着て、滑り台の階段の二段目に立っている。パパは数メートル離れたところにいて、スマホの画面に見入っていた。
「あれあれ、大丈夫かしらん」こういう時には、ジジババ目線になってしまう。二段目から落ちるぐらいならかすり傷だろうが、四段目からなら危ない。パパは分かっているだろうか。
このジジババ目線というヤツは厄介である。子どもを見慣れていないので、発達段階が分からない。子どもに何ができて何ができないかが分からないから、余計に心配になってしまうのだ。
「孫守りは疲れる。ガチガチに緊張して子どもの動きのすべてを見ているから、肩に力が入る」とは、よく聞く話である。
くだんのパパは娘が二段目以上には登らないと思っているのだろう。女の子は慎重な性格で、「パパ一緒に登って」と言うのだ。
でも、今とてももったいないことをしていると、パパは知っているだろうか。子どもがそんなにかわいい時期はすぐに過ぎてしまう。あっという間に大きくなってパパを頼りにすることも少なくなる。今のこの時をスマホなんぞに使うのは本当にもったいない。         (舞)

ジムに行くといろんな人に逢う。私が利用する時間帯は、退職後のおじさんや少しばかり年季の入った私みたいなおばさんが多い。そこで見るおじさんたちが面白い。ご近所や職場で見る姿とはひと味違うのだ。
きょうは、プールの中をにこにこと話しながら歩くおじさんたちを見た。水の中を行くその楽しそうなこと。そして、なにを思ったか、二人で水の掛けっこを始めた。どう見ても六十代のおじさんが、まるで小学生男子だ。
職場では重々しくハンコをついたり、部下を叱ったりしていたはずの人たち。仕事を離れるとこんなに無邪気な笑顔を作れるのかと、見ていて楽しくなった。
そうかと思うと、重々しい表情のまま、崩れないおじさんもいる。「こんにちは」と明るく挨拶しても、表情を変えず通り過ぎる。何度も挨拶を無視されると、こちらも愉快ではない。でも、会社ではずっとお偉いさんでいたので、見知らぬおばさんが馴れ馴れしく挨拶してくるのに戸惑っているのかもしれない。悪気はないと思いたい。
もうこれからはただの人だから、挨拶ぐらいできるようになろうねと励ますつもりで声を掛け続けると、そういう人たちもたいていは挨拶を返してくれるようになる。はにかみながら笑顔を返されると、おじさんウオッチャーはうれしい。「よく成長した」と密かに拍手を送っている。 (舞)

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