31日、津市栄町の津あけぼの座スクエア(四天王会館3階)で劇団「水族館劇場」(東京都東大和市)が伝説のストリッパー・一条さゆりを題材とした舞台「谷間の百合─NAKED」を上演。作・演出=桃山邑。
 今回の作品は、同劇団の女優・千代次と鏡野有栖にを中心としたユニット「さすらい姉妹」が出演。一条さゆりは昭和40年代には絶大な人気を集めたが、やがて世間から姿を消し、大阪の釜ケ崎でひっそり生涯を終えている。この舞台では場末のストリップ劇場の踊り子が鏡の向こう側に現れた酔いどれの老いた街婦と邂逅する様を通じ「これから」と「あれから」の一条さゆりの交錯を描く。
 津での上演は、実録小説「一条さゆりの性」を描いた作家・駒田信二と同じ、津市芸濃町出身という縁で東京で風俗ライターとして活躍する伊藤裕作さんが勧進元(興行主)を務める。
 入場料は前売2000円当日2500円。
 問い合わせ℡059・222・1101(平日10時~18時)。