魚を捕まえて喜ぶ児童

 5日、津市藤方の御殿場海岸で、市立藤水小学校=森公子校長=が海浜学習として、藤水幼稚園と合同でたて干しと清掃活動を実施した。
  「たて干し」は、遠浅の海に立てた竿に網を張り、潮が引いたとき残った魚を捕まえる津の名物漁法。  この海浜学習は、伝統の漁法や地元の御殿場海岸に関心・親しみを持ってもらうことなどが目的。今回は同小の全学年の328名やPTA役員、同園の園児と保護者が参加。さちなみ休憩所がタイやアジなどの魚を用意した。児童達はタモと袋を手に海に入り、元気良く駆け回って魚を追いかけ、見事に捕まえると「黒い影を追いかけた。おもしろかった」と話した。 

スケッチ 水彩 4号大

浮遊空間 コラージュ

 津市中央の三重額椽ビル3階にある三重画廊で、昨日17日から21日まで10時~18時(最終日は17時終了)、『中野英一─遺作─小品展』が開かれている。
 中野さんは1926年、伊賀市生まれ。45年頃から絵を描き始め、三重県展で議長賞・知事賞・中日奨励賞、二紀展で褒賞・佳作賞・同人賞・同人優賞などを受賞。 また77年に二紀会会員になり80年に三重支部長に就任するなど、画家として県内や全国でも活躍したが2005年2月に逝去した。
 今展は、絵や仕事を通じ中野さんと親交のあった画家の島橋宗文さん、二紀会会員の上田保隆さん、同画廊店長の山本賢司さんが、来年1月に三重県立美術館で行う中野さんの遺作展に先立ち企画したもの。
 遺族の協力を得て、12号までの小品38点を出品。夏らしい青と白のコントラストが美しい油彩の抽象画やコラージュ、水彩、版画などが観る人の目を楽しませている。
 「県民の方々に、中野さんの絵画への情熱を観て頂ければ」と島橋さん。

 昼休みに友人がパソコンで何かやっていた。「いや、見ないで」と言いながら見せてくれる。顔写真の編集中だったのだ。
 さっき廊下で撮った写真を証明書用写真にするという。背景の壁のムラを消し、洋服の赤を灰色にと、ちょっとした塗り替え作業。
 「ついでにここを消したくなるよね」と言いつつ、ほうれい線をなぞる。「口元のシワがまる子の母さんみたい」小さな証明写真ならほうれい線の濃さなど分からないだろうが、そこはそれ女心というものである。
 面白がって横から口を出す。「プリクラみたいに、目を大きくしたらどう?」ほんの1ミリずつ上下に拡大しただけで、目がくっきりぱっちり若々しく見える。
 化粧品のコマーシャルの女優さんたちは、こういう作業をしてもらっているのだろうか。シミひとつない頬がつやつやと輝いている。女優さんにもシワやほくろの一つぐらいはあるだろう。毛穴もあるはずだ。
 顔写真修正というと人聞きが悪いけれど、少し編集するだけなら普通のおばさんにも許されるだろうか。無料でダウンロードした写真編集ソフトで、昼休みにちょこちょことできるほどの簡単さだ。
 目をぱっちりさせて、ほうれい線を消したら、若々しい写真ができあがった。でも免許証に使うわけにはいかないだろうね。      (舞)

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