河芸町の光勝寺で行われた現地説明会の様子

 昨年初実施され、幅広い世代の169名が受検するなど好評を博した津市観光協会主催のご当地検定『津ふるさと学検定』。いよいよ今年も9月1日から申込受付が始まる。同検定は市内全域の歴史や文化、産業など幅広い分野の知識を4択の公式テキストで楽しみながら学べるのが特長で今年はテキスト改訂版が発行されたほか、検定の勉強に役立つ現地説明会も人気を集めており、昨年以上の盛り上がりが期待される。

 市民に、市内全10地域の歴史をはじめ多彩な分野の知識をテキストなどで楽しみながら学んでもらい、郷土愛や連帯感を育むことを目的に企画された「津ふるさと学検定」。
 昨年の第1回から市民の注目度は高く、幅広い世代の169名が受検し、102名が合格。参加者が、自分が住む地域だけでなく津市全域の名所などに目を向けて学び、地元愛を深める絶好の機会となった。
 第2回の試験が実施される今年は、検定の魅力を高め、勉強がより一層楽しくなるような新たな取組みが行われており、さらなる盛り上がりが期待される。
 取組みの一つが、テキスト改訂版の発行。初版は、昨年、検定を主管する津市観光ボランティアガイド・ネットワーク協議会に加盟する市内のボランティアガイド各団体が計1600問を持ち寄り、プロジェクトチームが膨大な時間と労力をかけて制作したが、改訂版は同チームが再度、会議を重ねて完成させたもの。
 価格は初版と同じ500円で、127問多い1280問と、カラーグラビア20ページが収録されている。
各地域の、地元民のみが知っているような歴史や隠れた名所などを効率的に学べる充実の内容だ。
 さらに、津観光ガイドネットでは今年から、検定の勉強をサポートする現地説明会を、市内各地で14回にわたり実施している。これはボラガイドの案内のもと寺や史跡などを歩いて巡るもの。
 以前からあった〝機会があればテキストで知った名所を訪れてみたい〟というニーズに応えたこともあり「実際に史跡を見たりガイドしてもらうと、頭に残りやすい」などと好評で毎回参加する人もいるという。
 検定は、10月27日9時30分~12時、津商工会議所で実施。受検料も500円と安く気軽に受けられるのも人気の理由。テキスト改訂版をもとに◯×式・120問が出題され、80点~99点で初級・100点~109点で中級・110点以上で上級に認定。検定終了後には、榊原温泉ペア宿泊券などが当たるお楽しみ抽選が行われる。
 初級以上に合格するにはテキスト改訂版を満遍なく勉強することが必須。まだ受けていない人はもちろん前回受検した人も、ぜひ、より高得点を目指して、津に関する知識が増えるのを楽しみながら挑戦してほしい。
 テキストは、津市観光協会、津商工会議所本所・久居支所、市内主要書店、本紙などで販売中。
 受検申込みは往復葉書で9月30日まで受付け。宛先など詳細は、テキストの折込みチラシに記載されている。定員先着200名。
 なお今後の現地説明会の日程は──▼9月14日9時~12時、美里総合支所集合▼9月15日13時~16時、JR伊勢奥津駅集合▼9月21日9時~12時、サンデルタ香良洲集合▼9月22日9時~12時、近鉄伊勢石橋駅集合▼9月27日10時~12時、榊原駐在所前駐車場集合
 参加料は一般1回200円(資料・保険代)、津観光ガイドネット会員無料。
 申込みは葉書で各実施日の10日前必着。
 詳細の問い合わせは平日10時~17時に津観光ガイドネット℡090・9910・0262へ。