三重大学の持つ知識を一般と共有しようと各分野の専門家を招き隔月ペースで開いている津市・津市民文化祭実行委員会主催の三重大学シリーズ、第52回文化講演会?「発見塾」が30日13時半~、津中央公民館ホールで開かれる。主管=津文化協会。後援=同大学、本紙。
 今回の講師は人文学部准教授の森正人さん。演題は『ハゲはなぜ悩ましいのか~劣等感の社会史』。
 「薄毛対策の商品や産業が活況を呈し、最近では病院で治療すべき症状にもなっています。しかし、ハゲはある時期までは聡明さや頼りがいの象徴と見なされてきました。ハゲに対するコンプレックスはどこから来たのでしょうか。脱毛への不安感や恐怖感はどのようにして生み出されるのでしょうか。特に第二次世界大戦後の状況に注目して考えたいと思います」と森さん。入場無料、事前申込み不要。直接会場へ。
 問い合わせは事務局℡059・228・8393東さん。