桜の美人「藤島武二」

 公益財団法人「石水博物館」=飯田俊司館長=は2月3日まで開いている「石水所蔵名品展─新三重県指定文化財古伊賀水指 銘『鬼の首』を中心に─」の展示品を4日より一部入れ替えている。
 同博物館の所蔵品は、川喜田半泥子(十六代久太夫)をはじめ、伊勢商人川喜田家の歴代当主が収集してきた茶道具や日本画、洋画、古書典籍類、古文書など多岐にわたる。
 今展では半泥子の愛蔵品で、昨年、三重県の文化財指定を受けた古伊賀水指銘「鬼の首」を中心に、日頃からリクエストされることが多い作品や資料を展示している。
 また、第2展示室では所蔵品展「川喜田半泥子とその周辺─半泥子筆『広永絵巻』に見る半泥子旧作展─」が開かれている。 
 開館時間=10時~17時(入館は16時半まで)。休館日=月曜(祝日の場合は翌日)。入館料=一般500円(20名以上の団体は400円)・高校生以上の学生300円。
 問い合わせは、石水博物館℡059・227・5677。

高いビルが無くすっきりと見渡せる(昭和40年2月撮影)

 昭和40年2月に松菱百貨店の屋上から南を向いて撮影した写真。手前の岩田橋を渡ったところが伊予町、その先は岩田町である。戦前、ここには当時の津を代表する大店が軒を連ねていたが、昭和20年の戦災で一帯は焼きつくされた。
 写真はそれから20年後の姿であるが、まだ国道23号には中央分離帯がなく、代わりに左右に細い緑地帯が設けられているのが分かる。
 橋のたもとに見えるビルは、当時、自家用車を生産販売していた三重いすゞ自動車のショールームであるが、のちにこの場所に現在の百五銀行本店が建設され、現在に至っている。
 国道を走る自動車もまばらで、どこか長閑な空気が漂っている。
(協力=津市大門アーケード内「あのつ画廊」…昭和の津の町なみ写真多数展示中。℡059・228・8188)

 昭和4年に創立され、3月末に惜しまれつつ閉園となる龍宝幼稚園が3月13日12時半~(開場11時半)、県総文大ホールで閉園記念講演を開く。現在、同園卒園者・関係者の参加申込みを受付け中。主催=学校法人真盛学苑、後援=天台真盛宗別格本山西来寺。
 内容は①荒井眞道さんらの一絃琴・尺八・和太鼓の演奏、谷篤さんの唄②休憩③瀬戸内寂聴さんの講演。
 入場は無料、全席指定。 申込みは郵便でのみ受付ける。方法は=封筒に①申込書(A5の白紙に申込者住所・氏名・・同園との関係を記載したもの)②返信用封筒(郵便番号・申込者住所・氏名を明記し80円切手を貼ったもの)を入れて〒514─0016津市乙部6─34 学校法人真盛学苑 龍宝幼稚園へ郵送。 一つの封筒につき一人受け付け。一人で複数の申込みは不可。締切りは2月10日必着。入場希望者が多数のため抽選を行い2月末頃までに結果を返送する(当選者には入場券を送る)。 問い合わせは℡059・228・5339。

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