ウサギの心音などについて説明する笠井さん

 1月28日、津市桜橋にある市立南立誠小学校で、(公益財団法人)三重県動物愛護管理センター=津市森町=職員の笠井昭博さんら2名を講師に迎え「命の大切さ動物愛護特別授業」が行われた。3年生68名が参加した。
 獣医師会津支部、市教育委員会、津保健所の連携事業で、同センターに講師を依頼し実施されたもの。
 児童に動物との正しい接し方を伝えて危害を受けるのを防いだり、ウサギの心音を聴診器で聞かせて命の大切さを伝えることなどが目的。
 笠井さんら講師は、「犬と接するときは、しゃがんで、ゆっくり胸を触ってから、頭や、大丈夫なら背中を触りましょう。触られる犬にも気持ちがあるということを考えてから触ってほしい」「弱い、小さい動物も皆と同じように生きている仲間なので、自分より弱い・小さい動物ほど大事にしてほしい。自分がされて嫌なことは、友だちにも、弱い・小さい動物にもしないでほしい」と話した。
 また、全児童が順番に、聴診器を使い耳を澄ませてウサギの心音を聞いた。さらに児童代表の心音を拡張心音計で聞き、「むっちゃ早い」「心臓がしゃべっているみたい」などと感想を話していた。