懐メロなどを披露するあや乃藤子さん

 1月22日、津市高茶屋小森町のシルバーケア豊壽園で新年会が開かれ、施設を利用するお年寄り達が、地元出身の歌手・あや乃藤子さんの歌謡ショーを楽しんだ。
 あや乃さんの父親が同施設を利用していたことなどが縁となり実現したもの。
 当日は、島倉千代子さんの「東京だよ、おっかさん」や、自身の新曲「雪つばき」、いしだあゆみさんの「ブルーライト横浜」などを歌い、大いに盛り上げたほか、母親がいない自身の生い立ちを優しく語りかけていた。
 また、松阪市の旅行会社・㈱日本ユニバース観光の小山貴美夫さんが、得意の声帯模写も披露。B29による空襲の模様を、口とマイクを駆使して超リアルに再現。会場からは驚きの声が上がっていた。
 お年寄りは、「懐かしい歌を聴くことができて嬉しかったです」と話していた。

〝恋の湯治場〟にちなんだ楽しいイベントを企画

 11日~3月3日まで、今年も「榊原温泉のお雛さま」が実施される。主催=榊原温泉振興組合。後援=津市、(社)津市観光協会、近鉄。
 榊原温泉は、都から伊勢神宮に向かう斎王が湯ごり(身を清める)をしたという歴史があり、清少納言も枕草子の中で『湯は七栗』と称えるほどの温泉で恋の和歌が数多く残っている。また、温泉周辺の氏神である射山神社には祭神の大穴牟遅神(大国主)と同一視されている大黒の像があり、触れると縁結びにご利益があるという「恋こ槌」を持っていることなどから、近年では〝恋の湯治場〟として地域をもりあげている。そのような背景から毎年雛まつりイベントに地域を挙げて取り組んでおり、5回目となる今年も地域の旅館や神社などで、雛人形を飾るなど、工夫を凝らしたもてなしを用意。
 メインイベントの記念婚式は3月1日10時半~、射山神社で開催。参加を希望する夫婦は結婚何年目か、感謝の気持ちや夫婦のなれ染めなどを「恋のひと言」としてまとめ、〒514─1251、 津市榊原町5824─1、榊原温泉振興協会事務局宛てへ郵送。締切14日必着。最優秀賞1組は宮司装束と十二単で昔ながらの結婚式に参加できる(その他の優秀賞の参加者は自前の正装で参加)。同神社では初日と期間中の土日に雛人形などの展示も行う。その他、協賛旅館(白雲荘、神湯館、清少納言、湯元榊原舘)では宿泊者サービスや雛まつりにちなんだ特別メニューも用意(要予約)。古代米などがもらえるスタンプラリーも行う。問い合わせは℡津252・0017。

 「風邪を引いてはいませんが、着々とたるみが来ています。」と、友人からメールが来た。くすりと笑いながら読んで、たるみについて考えた。
 私にとってもたるみは大問題。体に顔に、日々忍び寄るたるみになすすべもないきょうこの頃である。そして、風邪を引くのと、たるみが増えるのを天秤にかけるとすると……。
 たるみぐらい増えても良いけれど、風邪を引きたくない人。たるみが増えるくらいなら、風邪を引いたほうがましと思う人。もちろん誰だって、両方いやなのだが、しいて言えば、どちらを選ぶかというところ。
 年齢によって、答えに差が出そうだ。若い人なら、たるむぐらいなら風邪のほうがましと考え、若さを失った人なら、たるんでも健康を求めそうだ。では、私は?
 「風邪を引いてはいませんが、たるみが来ています」そう書いて来た友人はあっぱれである。自分の変化を客観視できている。老化を受け容れ、笑いに昇華している。
 メールを受け取った私も、同じように笑い飛ばしたいと思う。老化は誰にでも平等に起こること。たるみもみんなに現れる。顔ヨガだ、リンパマッサージだと、ジタバタしても大勢に影響はない。少々の差にとらわれず、変化を受容していきたい。
 と書きつつも、風邪とたるみを選べるなら、風邪。      (舞)

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