オリーブオイルについて講義する飯田さん

 クレタ島から最高級のオリーブオイルを輸入している「七栗村」=津市庄田町=が主催するオリーブオイルを語ろう味わおう会」の第16回が16日、津市久居射場町の喫茶えくぼで開かれ、15名が参加した。
 オリーブオイルの輸入量は、健康志向の高まりで過去20年間で、8tから34tと急激に増加している事から、消費者に正しい知識を持ってもらおうと開いているもの。
 七栗村代表の飯田博さんが講師を務め、、オリーブオイルは抗酸化のオレイン酸が主成分で悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを維持する効果がある事や、約4千年前、欧州最古のミノア文明(クレタ島)がオリーブオイルを多用していた事実、さらに世界全体では年間約300万tが、ほぼ地中海地域で生産されていることや、日本には130年前に伝わったが現在では小豆島のみで栽培されている事などを解説。
 また、産地の違いや製法の違いなどで、値段がピンからキリまであることを指摘。良質なオリーブオイルをを選ぶために必要となるボトルに貼ってあるラベルの読み方を伝授した。講義後は、同喫茶店がオリーブオイルを使って作った美味しいランチを堪能した。