2014年2月

元気いっぱいの試合を見せたちびっこ選手たち

 NPO法人三重県生涯スポーツ協会主催の「生活協同組合コープみえプレゼンツ第2回幼児ミニサッカー大会」が9日、津市体育館で開かれ、6歳以下の男女の幼児選手150名が日頃の練習の成果を競った。後援=津市教委、津市サッカー協会、中日新聞社。特別協賛=生活協同組合コープみえ。
 子供の運動能力の低下が社会問題になっている昨今、幼児期のスポーツ普及を目指して企画したもの。
 当日は県内から16チーム(1チーム5名)が参加。総当たりリーグ戦で順位を決した。子供たちは保護者や観戦者の声援を受けながら元気にプレーを披露。爽やかな汗を流していた。
 成績は次の通り。
 ▼優勝・BOBO FC▼準優勝・クリサンモーテ▼3位・三重サッカーアカデミーグリーン▼4位・鈴鹿国際大学地域スポーツクラブ
 個人賞(敬称略)▼MVP・石川柚友▼優秀選手賞・長谷川開▼敢闘賞・森本陽夕、別府聖斗 

艶やかなおひな様の作品が展示されている「ゆずり葉」

 津市安東町の古民家コミュニティー「ゆずり葉」で、3月1日まで「手作りのおひなさま展」が開かれている。
 展示されているのは、ちりめん細工を得意とする藤木さえ子さんと、パッチワークを主体にしながらも、一般的な作風では飽き足りず、個性的な作品づくりに精力的に取り組んでいる野島ひろみさんが制作した「つるしびな」の数々。
 つるしびなは、江戸時代後期から伝わる風習。長女の初節句に、無病息災、良縁を祈願して、雛壇の両脇に細工を吊すもの。過去においては庶民の雛壇代りでもあった。
 会場では、丁寧に作られた花やウサギ、亀、などの動物をはじめ、手毬などもつるされているほか、約40年前の七段飾りの雛人形もディスプレイされ、艶やかな雰囲気を演出。
 ゆずり葉では「日本の伝統文化と心を伝えられたら」と話す。℡津227・3523。開館10時~17時。月・金休館。

 寝不足が続いている。ついついオリンピックを見てしまうからだ。ふだんはスポーツに興味がないのに、テレビ画面に引き寄せられる。
 無名の(といっても本国では有名なはずの)選手たちが、飛び上がって喜び、悔しさに泣いている様子から目が離せない。一生懸命な若者を見るのは気持ちがよいものだ。
 四年に一度の舞台で、実力を発揮するにはどれほどの精神力が必要だろう。どれほどに運が必要だろう。若い人の四年は長い。運悪く発揮できずに終わるのはどんなに悔しいことだろう。
 思うに、雪と氷と風を相手にするスポーツでは、運の要素が大きいのではないだろうか。鉄棒やマットやコートやプールで行なうスポーツより、環境の変動が大きいと思うのだ。
 どんな環境にも合わせてくる能力が必要である。それもまた経験と努力と勘と才能によるのだろうが、難なく運良く、最適の環境に恵まれることもある。
 高くくるくる回転している選手が着地する時の、スキーやボードやスケート靴の接する場所が大事である。公平な環境であってほしいと願わずにはいられない。
 その上での技術の競い合い、その上での力の競い合い、その上での精神力の競い合いであってほしい。あんなにもひたむきで真剣な若者たちだから、公平に戦わせてやりたいと思う。  (舞)

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