2014年6月

青空のもとでプレイしたゴルフコンペの参加者たち

青空のもとでプレイしたゴルフコンペの参加者たち

 15日、松阪市嬉野島田町の西日本セブンスリーゴルフクラブで『津駅前ストリート倶楽部』=青山春樹会長=が「緑化推進チャリティーゴルフコンぺ」を行った。
 同倶楽部は、津市の玄関口である津駅前の活性化を目的に商店主らで結成。春に行われている「津駅前ストリートまつり」といった大きな催しから日常の清掃まで、様々な活動に取り組んでいる。このゴルフコンペも社会貢献活動の一環として行っているもので、今回で2回目。
 心地良い日差しに恵まれたこの日は53名が参加。参加費から一人1000円ずつ、計5万3000円の浄財が集まった。
 プレー終了後、青山会長は、「本日集まった浄財は後日、津市の緑化推進基金に贈らせていただきます」と話し、参加者たちに感謝の意を表していた。

様々な願い事が飾り付けられた笹飾り

様々な願い事が飾り付けられた笹飾り

 あと少しで七夕。津市丸之内商店街振興組合では、色とりどりの笹飾りを同商店街アーケードに飾っている。
 今年は大きな笹飾り20本を用意。市内の幼稚園や保育園の園児約2500名の協力を得て、計5000枚のカラフルできれいな短冊に、夢や願い事、メッセージや絵などを書いてもらいそれを同組合女性部が竹笹に取り付けた。
 さらに短冊だけでなく、色紙で作った人形を貼り付けたり、折り紙で動物を作ったり、工夫と趣向を凝らしたさまざまな作品が道行く人々の目を楽しませている。
 展示は7月6日迄。翌7日朝に観音橋に移される。
 尚、同商店街では作品づくりに協力してくれた園児に賞品や粗品を用意。7日16時〜20時半に同商店街にある三菱UFJ信託銀行前に行けば「お楽しみ福引き会」に参加できる(はずれ券無し。雨天決行)。
 問い合わせは事務局☎059・224・4955。

そびえ立つ「君ヶ野ダム」の巨躯

そびえ立つ「君ヶ野ダム」の巨躯

 「リバーパーク真見」から、県道15号を上流へと遡っていくと、すぐに美杉町へと入る。
 もちろん、美杉町には、幾度となく来たことがあるが自転車でここを走るとは思ってもみなかった。芸濃町から始まったこの旅も思えば、遠くまで来たものだ。
 しばらく道なりに直進。美杉町竹原で名松線踏切手前の分岐を下之川方面へと進んでいく。やがて、そびえたつコンクリートの大山が見えてくる。そう。君ヶ野ダムである。
 その巨躯を仰ぎ見るように走る坂道をペダルに力を込め、一気に登っていく。このダムの好きなところは道から〝顔〟をじっくりとみられるだ。
 昔、ダムマニアの友達に携帯電話でこのダムを撮影した画像を送ったところ、ほどなく「立派な重力式ダムだね。下の方にある放水口がかっこいい」と返事が返ってきたことがある。普段なにげなく見ていたダムの建築方式がいくつもあることをこの時初めて知り、人の趣味趣向の多様さに感心したものだ。
 下之川方面へ向かう道は車の交通量が少ないため、非常に快適なサイクリングコースだ。鮮やかな新緑を水面に映すダム湖や清涼な空気。どれをとっても素晴らしい。最近、始めた走り込みの効果は絶大で、肉体的にも余裕が満ち溢れているのが自分でも分かる。いつもは辛口のM君も「やっぱりな。今日はいつもと違って体幹がブレてないなと思ってたんや」と彼らしい言葉をかけてくれた。
 のんびりとしたペースで進んでいくと、毎年2月11日に行われる奇祭「ごんぼ祭」で有名な仲山神社に到着。この祭りの内容を簡単に説明すると男性器を模した丸太と女性器を模した稲わらを乗せた神輿が境内を練りながら激しく合体し、子孫繁栄と五穀豊穣を祈るというもの。tsurude3
 早速、鳥居の前に自転車を停めて、境内へ入っていく。立派な御神木が立ち並ぶ参道の途中には、異形の狛犬が鎮座している。ほっそりとした体に大きな目。どことなく西洋の建築物の屋根に置かれるガーゴイルに似ている気がする。tsurude4
 社殿の中を覗き込むと、前述の性器を模した丸太と稲わらが祀られている。シャイなM君は、実物を見て気恥ずかしそうな様子。確かに生物としての根源をストレートに表現した祭礼には少々刺激的な印象を受ける人も少なくないだろう。しかし、そんな恥じらいを捨て去り、あえて原初の営みに立ち返る行為をするからこそ、そこに神が宿り、生命のきらめきを感じられるのだと思う。にぎわう祭りの様子を思い浮かべながら境内を後にした。(本紙報道部長・麻生純矢)

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