

検索キーワード




津市芸濃町の椋本珠算学校に所属している杵川日向雅くん(15、三重大附属中3年)は、昨年11・12月に全国各地の会場で実施された「全国そろばんコンクール」=日本珠算連盟ほか主催、日本商工会議所ほか後援=中学2年の部に出場。集計の結果、参加者628人中、見事1位に輝いた。
杵川くんは、父親の勧めもあり小学1年のとき同珠算学校に通い始めた。当初はそろばんの面白さがわからなかったが、上達するにつれて楽しむようになり、努力を重ねて技術を磨いてきた。現在は同珠算学校に週4、5回通う。
大会には、年に7~9回出場。成果が出せたときは「次もできる」と考え、うまくいかなかった場合も次回雪辱を果たすことを誓うという前向きな姿勢で、経験と、上位入賞の実績を積んできた。
先月27日には、津商工会議所の通常議員総会で、岡本直之会頭から優勝を称えて表彰された。また8桁のかけ算などの暗算を披露して「頭の中のそろばんを動かし計算しています。答えを書いている間に、次の計算をしています」などと説明し、出席者を唸らせた。
杵川くんは優勝できた理由や今後の抱負を「自分はこれくらいの実力を持っているという自信を持って挑みました。あまり緊張しなかった。ここまで来たからには、学年別ではない大会でも日本一を目指して頑張っていきたい」と語った。
2014年7月3日 AM 4:55