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世界的に活躍する中国琵琶奏者の涂善祥(とぜんしょう)さんと二胡奏者のジョージ・ガオさんの特別コンサートが6月28日、津市一志町高野の小淵病院研修施設「備伊巣(ビィーズ)」で開かれた。
これは、二人と親交のある三重華僑華人総会名誉会長の蔡義雄さんの呼びかけに、奏者と同病院長が応えたことから実現したもの。
日本在住の涂善祥さんは、1970年代からプロ奏者としてテレビ、ラジオなどで活躍する国家第一級琵琶演奏家。中国琵琶の伝統を継承しながら西洋音楽と民族音楽の融合に取り組み、独自の音楽スタイルを確立。オリジナル作品を多数生み出している。また、「善祥音楽基金」を立ち上げ、中国国内の民族音楽を学ぶ後進の育成、支援にも取り組んでいる。
ジョージ・ガオさんはカナダ在住。世界各国で多数の賞を受賞。30社のコマーシャルソング、50余りの映画音楽を作曲。現在も米国・欧州・アジアで演奏活動している。96年・99年にはオンタリオ文芸評議会とカナダ議会から褒章を受けた。
会場では、世界第一級の演奏を聴こうと大勢の来場者が訪れ満席に。荒城の月、シルクロードのテーマ曲など、よく知られている名曲からオリジナル曲までを卓越したテクニックで奏でる中国琵琶と二胡の素晴らしい音色にうっとり聴き惚れていた。
また、二人の演奏の後には、涂さんの夫人でソプラノ歌手でもある矢野留美さん、ガオさんの奥さんの張海京さん、息子さんの高興さんも加わっての楽曲披露や、涂さんの流暢な日本語とウイットに富んだ司会進行で演奏会を盛り上げた。
2014年7月10日 AM 4:55
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