石垣の草を取る参加者たち

石垣の草を取る参加者たち

 27日、市民ら約200名が津城跡のあるお城公園で、『津・お城クリーン作戦』を行った。主催=津・お城の会=土屋誠会長=、養正地区社会福祉協議会、協力=養正地区自治会連合会、NPO法人EM環境ネット津、津地区明るい社会づくりの会、津ローターリークラブ、安濃津ガイド会、津城復元の会。
 津城は江戸時代初期に築城の名手である津藩祖・藤堂高虎公が大改修を加えた近世城郭。難攻不落の要塞でありながら、平和な時代には政庁として高い機能性を備えた「天下の名城」。
 土屋会長は「清掃は今回で10回目になるが堀の水のにおいも消えて色々な生き物を見かけるようになった。これからも津城を綺麗にする活動を地道に続けていきたい」とあいさつ。駆け付けた前葉市長は「今年からふるさと納税制度の使途に津城跡の整備という項目を設けたところ、6月末時点で890万円が集まった。これは市内外の人のお城の復元に対する思いを感じる」と津城復元への盛り上がりを語った。続いて、復元に向けた募金活動などを行っている津城復元の会の西田久光会長も「お城をつくるのにはお金がいる。皆さんの色々な思いを積み重ねていきたい」と更なる協力を呼びかけていた。
 清掃では、公園内のしょうぶ池や石垣、犬走りに生えた雑草を丁寧に刈ったり水質浄化に効果があるEM活性液も投入していた。