2014年7月

 ◆芸濃名所めぐり+伊勢の津七福神~龍王伝説と平家の里 7月31日8時50分(出発9時)津駅東口ホテルサンルート前集合。芸濃ふるさとガイド会メンバーの案内で芸濃町内の名所を徒歩で散策し、最後は伊勢の津七福神の各寺社から一部を回るツアー。全6コースを用意している。初回である今回のコースは龍王桜で知られる長徳寺~成覚寺・維盛の墓・落合の郷~錫杖湖水荘(昼食)~芸濃資料館~椋本の大椋~津観音。津駅前には15時頃到着予定。参加希望者は住所・氏名・年齢・☎・携帯電話番号を書いて、FAX059・266・2522へ。参加費は1000円(ガイド代・保険代・食事代・お土産代込)。申し込む前に共催の津市芸濃総合支所地域振興課へ空き状況の確認を。問い合わせは☎津266・2510へ。

講演する椋本さん

講演する椋本さん

 17日、久居総合福祉会館で、地元のボランティアガイドグループ『久居城下案内人の会』=森下隆史代表=は歴史研究家・椋本千江さんの講演会『久居のお殿様』を行った。
 5年後に久居開府350年を迎えるに当たり、久居のまちを築いた藩祖・藤堂高通公から明治の廃藩置県にわたる約200年、16代の殿様をたどるというのが大きなテーマ。一般から参加者を募ったところ、予想を遥かに上回る270名が聴講に訪れた。
 壇上に上がった椋本さんは、津藩祖・藤堂高虎公から続く、藤堂家の家系図を見ながら解説を行った。その中で久居藩は津藩2代の高次公が次男の高通公(高虎公の孫)に5万石を与え立藩したことを紹介。今も受け継がれている久居の名には「永久鎮居」の思いが込められていると語った。
 更に、久居藩は3代である高陳で高虎公からの直系が断絶。高虎公の異母兄弟の家系である藤堂出雲家から5代の高治公(後の津藩6代)を招き、以降は久居藩主から4人が津藩主になるなど、津藩を支える重要な存在として藩が存続していたという史実を交えながら、歴代藩主の功績や人物像をひも解いた。
 その他、参勤交代や江戸城への登城など、当時の文化も説明。最後は「久居藩は高通公の時代から学問や儒学を大切にしている家。立派な教育の下、治世を行ってきた久居は文化のあるところ。歴史を振り返ると共に大いに前進し、素晴らしいまちにしてほしい」と締めくくっていた。

 三重大学の持つ知識を一般と共有しようと各分野の専門家を招き隔月ペースで開いている津市・津市民文化祭実行委員会主催の三重大学シリーズ、第56回文化講演会?「発見塾」が7月26日(土)13時半~、一志保健センター(とことめの里内)で開かれる。主管=津文化協会。後援=同大学、本紙。
 今回の講師は同大人文学部准教授の和田康紀さん。演題は『超高齢社会にどう向き合うか~医療福祉介護の展望』。
 「多くの人が長生きするようになった今、日本は世界一の超高齢社会を迎えています。そして、医療福祉介護は、私たちの長い一生を支える重要な基盤となっています。しかし、医療福祉介護が抱えている問題について、私たちが学ぶ機会は、意外と少ないのではないでしょうか。
 当日は、医療福祉介護の課題や政策の展望についてお話し、地域社会として、あるいは地域で暮らす住民として、超高齢社会とどう向き合っていくのが良いかを考えてみます」と和田さん。入場無料、事前申込み不要。直接会場へ。
 問い合わせは事務局☎059・228・8393東さん。

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