2014年7月

 7月1日より『津市火災予防条例』が改正され、中~大規模の野外イベント開催時、露店で火器を使用する場合には届け出と消火器の設置を求められるようになった。これから秋にかけて野外イベントのベストシーズンを迎えるが、昨年8月に京都府福知山市で発生した露店の爆発事故のような悲惨な出来事を起こさないためにもイベントの主催者と露店の出店者の双方に、より厳しい危機管理意識が求められることになりそうだ。

 

 まだ記憶に新しい昨年8月の福知山花火大会の事故では、露天商が発電機にガソリンを給油しようとした際に爆発が発生。59名が重軽傷を負い、そのうちの3名が死亡するという悲惨な結果を引き起こしている。この事故の余波で、昨年中には全国各地のイベントが延期や中止になった。
 国も全国の自治体に呼び掛け、検討会を開くなど対策の具体化を進めており、今回の『津市火災予防条例』の改正も、この流れを受けてのものだ。
 改正の大きなポイントは不特定多数の人間が訪れる中~大規模の野外イベント(顔見知りの地域住民ばかりが集まる小規模な盆踊りなどは対象外)で露店を出し、火器を使用する場合は消防への届け出と消火器の設置(火器を使用する露店全てが対象)を求められるようになったこと。
 更に津まつりのような津市を代表する特に大きなイベントは『指定催し』と位置付けられ、前述の内容に加え、避難経路や消防車の進入ルートを想定した計画の提出までが求められるようになった。
 ここでいう火器とは、コンロ・フライヤー・ホットプレートなど、ガス・炭・ガソリン・電気などを熱源とするものを指す。
 福知山の事故に関してもそうだが、主催者側と露天商の間で、ある程度の打ち合わせはしているものの、使用火器や消火器設置までを管理するという概念自体がこれまでなかった。今回の条例改正で、この隙間をある程度カバーしていくという形になる。
 昨年の事件発生後には津市消防本部でも、市内各地で開催されたイベントの企画会議や会場を回るといった対応を続けてきたが、今年は条例改正に基づく形でより細やかなチェックを行っていく見込みだ。
 実は、条例が改正されたといっても法的な強制力はないため、届け出を行わなずとも火器を使用する露店を出すことは可能だ。だがもし事故が起きてしまった場合、法的に今まで以上に重い責任が問われることになるのは間違いない。
 いつの時にも、想定外の事故は起こり得るし、それらのほとんどが慢心によって生み出されたもの。
 ただでさえ膨大な準備に追われる主催者側にとって条例改正で新たな労力が生まれるため、手放しに歓迎できない気持ちも理解できる。しかし、来場者の安全を守り、健全なイベント運営を行うためにも、従前よりも、しっかりとした危機管理意識が求められよう。
 条例改正や申請などの問い合わせは、津市消防本部消防安全課☎059・254・0354。その他、イベント開催場所を管轄する各消防署でも受付。

小菅会長(左)から永田県議会議長に要望書提出

小菅会長(左)から永田県議会議長に要望書提出

 「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」=事務局・津市栄町=は6月23日、三重県庁と県議会を訪れ、要望書を提出した。
 同会は、県内の経済界、労働界をはじめとする幅広い団体や組織、個人を会員として平成8年設立。「環境と調和したエネルギー源の確保」を活動理念に、エネルギー講演会や見学会などの啓発活動や会報誌の発刊などで情報発信すると同時に、毎年、知事と県議会議長に要望書を提出している。
 この日の要望書は、今年6月12日に開いた同会の平成26年度総会で採択された声明書に基づいてまとめたもので、要望内容は、①エネルギー・環境問題への正しい理解に資する情報発信と現実的解決に向けた諸施策の推進②電力需要のピーク時における節電の促進と省エネルギーの推進に向けた県民的活動の展開と環境整備③次世代層に対するエネルギー・環境教育の積極的な推進④低炭素社会・地球温暖化問題の解決に向けた諸施策の積極的な推進の4項目。
 この日は小菅弘正会長らが県庁で廣田雇用経済部長に知事宛ての要望書を提出。その後に永田県議会議長に手渡した。
 小菅会長は「毎年、同じような内容だが、継続して要望することが重要であると考えています」と趣旨を説明すると、総会にも出席した永田議長は、「このような啓発活動をしていただき、感謝している。県民の皆さんにさらに一層、浸透する方策を考えていきたい」と答えていた。

パンフレットと廣永窯の作品…津駅前観光案内所で

パンフレットと廣永窯の作品…津駅前観光案内所で

 (一社)津市観光協会がこのたび、津市出身の陶芸家・川喜田半泥子(1878~1963、本名・久太夫政令)ゆかりの地を紹介するパンフレット『半泥子が愛した美と食を巡る』を一万部、発行した。
 市内外の人に、津の文化や、偉人である半泥子の魅力を再発見してもらうのが目的。「石水博物館」「半泥子廣永窯」や日本料理の「はま作」のほか、半泥子がプロデュースしたブラックカレーが名物メニューとなっている西洋料理の「東洋軒本店」が掲載されている。
 A4版一枚(両面)。同協会が運営する津駅前観光案内所(アスト津1階)などで配布中。また、先月20日から同案内所で、廣永窯の作品を販売している。
 さらに同協会ではおもてなしの一環で、同案内所前に笹飾りを設置中。案内所で用紙している短冊に、願い事を書いて飾ってほしいと呼びかけている。この笹飾りは7日に津市の七夕まつりで岩田川に流される。
 営業は10時~18時。月曜定休。問い合わせは☎津246・9020へ。

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