「津城復元の会」は、津城復元のための募金活動を広く周知するための手段として、「のぼり」「ステッカー」「Tシャツ」などに使用できるロゴを募集している。採用賞金3万円。
 同会では「津城の復元が完了するまで、ロゴと同様に作成者の名前を公表し続ける事になるので、作成者の方には大きな実績として意識をして頂けるのではないかと思います」と話している。 
 ▼応募方法は、氏名、住所、電話番号、メールアドレスを添えて、次の規格に沿った作品を郵送又はメールで送付。
 ▼送付先=津市東丸之内13─16、又はinfo@takatora.jp 小林貴虎宛
 ▼規格=①縦250㎜×横125㎜(のぼり用)②縦200㎜×横250㎜(Tシャツ及びステッカーなど)の2点ワンセット。
 ▼メールでの応募の場合はJPEG形式で提出。採用時にIllustrator形式などの出力用データを提供する。その後、作品の著作権及び使用権は採用と同時に津城復元の会に帰属することになり、受賞者はこれらを譲渡することになる。
 ▼締め切り=8月31日必着
 ▼発表方法=審査を9月12日に行い同日中に当選者への連絡をもって当落の結果発表とする。ロゴの公式発表の際には記者会見を行う予定。作成者も同席する。
 ※津城復元の会=津城の復元を実現するために津市のふるさと納税への寄附を呼びかける事を目的に「NHK大河ドラマ『藤堂高虎』を誘致する会」「藤堂藩五日会」「ときめき高虎会」「津・お城の会」「津市議会お城を活かしたまちづくり推進議員連盟」が共同で活動している任意の団体。
 詳細は津城復元の会ロゴ策定担当の小林貴虎さんメールinfo@takatora.jpへ。

 津市は今年の県政への要望の中に、知的障害者入所施設の新規整備と既存施設の定員拡充を求める条項を新たに盛り込んだ。この裏には、入所施設の待機者は4月1日現在で532件と年々増加しており、更に18歳以上になっても入所先が見つからないため止む無く障害児施設で過している人たちが平成30年3月31日までに退去させられるという大きな問題がある。

 国は障害者自立支援法の施行に伴い『施設から地域へ』をスローガンに「入所施設は障害者を地域から孤立させ、社会参加や自立に反する不適切な存在」とし、新設や定員拡大を認めないという方針を貫いている。
 しかし、重度の知的障害者は、精神的に非常に繊細で24時間体制で手厚い介護を受けないと日常生活すらままならないのが現実。そのため、県内に24ある知的障害者入所施設の入所待機数が4月1日現在で532件と年々増え続けている。
 国が入所施設の代わりとして整備を進めるグループホームとケアホーム(以下、GHとCH)は、利用者が日中は授産施設などで過ごし、ある程度自立した生活を地域で行うというもの。だが、報酬単価が少なく厚い人員配置が不可能で、重度への対応は難しい。
 更に18歳未満の障害児を対象とした入居施設の利用者には、対象年齢を超えても、次の入居先が見つからないため止む無く入所している加齢児が昨年12月時点で県内に27人いる。だが、彼らは、平成30年3月末迄に退去を求められている。
 そうなると、障害者たちは家族の元へ戻るしかないが、保護者の高齢化も進んでおり、非常に厳しい現状が浮き彫りになっている。
 そこで『三重県知的障害者保護者連合会』は昨年、県議会に対して、施設の拡張(新設)と質の向上を求める請願書を提出。県は加齢児を優先して入所させるようにはなったが施設の新設・拡充は検討していない。
 この状況を重く見た津市は、今年の県政に対する要望の中に、知的障害者(特に重度)と加齢児を受け入れるための施設整備及び既存施設の定員拡充を新規項目として盛り込んだ。
 津市障がい福祉課では「入所施設とGH・CHは性質の違うので、この要望は国や県に異を唱えるものではない」としながらも要望は保護者の悲痛な声を聞き入れた結果としている。
 『施設から地域へ』という考え方は、障害者が社会で活躍する機会を得るという意味で非常に重要だ。その一方、そこからこぼれ落ちた人へのケアが課題となる。今回、より現場や保護者に近い市が声を上げたことの意義は大きいだろう。

表彰状を手に…北さん

表彰状を手に…北さん

 津市が誇るB級グルメである『津ぎょうざ』が新たな快挙!7月19日・20日に広島県尾道市の瀬戸田サンセットビーチであった『第5回みなとオアシスSea級グルメ大会inおのみち』で優秀賞(5位)に輝いた。
 国土交通省では全国各地の港町にある人々のにぎわいや交流を生み出す施設を「みなとオアシス」として認定・登録している。この大会は、全国各地のみなとオアシスがある町の水産物を使った名物が一堂に会し人気を競い合う。
 津ぎょうざの販売を行ったのはB─1グランプリを始め、全国の様々なイベントに出場経験のある「㈱まつぜんフードサービス」=津市寿町=。今回は、お馴染みの豚肉や野菜が入った「プレーン」ではなく、魚のすり身と海老などを使った「海老マヨ味」を販売。 この商品は、5年前より通販しており、購入者から好評を得ていたが、イベント会場での販売は初めて。 中国地方で販売した経験もないため、反響は未知数だったが、プリプリの海老と魚のすり身の心地良い食感と、アクセントのシソを利かせたマヨネーズのさっぱりした味わいが人気。両日共に店の前には人だかりができるほどだった。
 その結果、5位に相当する優秀賞を獲得。因みに上位4つは広島県内や近隣県からの出店で、津ぎょうざの存在を知らない人の中で戦った事を考慮すると、非常に価値のある入賞だ。
 まつぜんの北泰幸社長は「まだまだ津ぎょうざには力があると思った。来年は鳥羽で大会があるので、優賞をめざしたい」と満面の笑みで語った。ここ数年で全国的な知名度が高まりつつある津ぎょうざのこれからもとても楽しみだ。

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