別所会長(左)から鍵山会長へ浄財を贈呈

別所会長(左)から鍵山会長へ浄財を贈呈

管理職などの女性でつくるボランティア団体『国際ソロプチミスト三重─アイリス』が、『三重県児童養護施設協会』に浄財100万円を寄付した。 
 この浄財は、同団体が、6月に県総文で美輪明宏さんを講師に迎えて開催したチャリティー講演会の収益金のほぼ全額で、同協会に所属する県内12の児童養護施設に入所している子供達の教育支援を目的に贈呈された。12施設での学習参考書などの購入や、協会のイベント費に活用される。
 8日、津市桜橋の三重県社会福祉会館で贈呈式が行われ、同団体からは別所佳子会長と、会員の岡林由紀さん、井ノ口利江さんが出席。同協会の鍵山雅夫会長が「多額の寄付を頂きありがとうございました」と謝辞を述べ、別所会長が「各施設で大切に使って頂けると聞いて気が引き締まり、今後活動していく力になりました」と話した。

前葉市長と、表敬訪問した「一志Beast」の監督、選手ら

前葉市長と、表敬訪問した「一志Beast」の監督、選手ら

 津市や松阪市の幼稚園児と小学生約90名による陸上チーム『一志Beast』に所属する小学6年の7名が、22日から神奈川県で開催される「第30回全国小学生陸上競技交流大会」へ、小学4年~6年の12名が23日から岐阜県で行われる「第57回東海陸上競技選手権大会」に参加する。いずれも7月に開かれた県大会で好成績をおさめ出場を決めたもの。
 出場者は(敬称略)──▼全国大会・男子4×100mリレー=中垣内太智、上村壮汰、上山夏季、山田修大、高橋空大。同6年生女子100m=須川真衣。同女子80mハードル=瀬々奈璃乃
 ▼東海大会・女子4×100mリレー=黒古春奈、鈴木聖菜、飛岡愛心、飛岡璃心、井山一佳、木嶋ゆうな。同混成4×100mリレー=久保日向子、大森美奈、中垣内稜央、藤田晃輝、山本華世、尾崎恵太
 6日、出場選手達が東宏明監督らと共に津市役所の前葉泰幸市長を訪問し、一人ずつ「最後まで諦めない気持ちを持って挑みます」などと話し健闘を誓った。

 アナと雪の女王の大ヒットで、ありのままという言葉をよく聞くようになった。「ありのままの姿見せるの ありのままの自分になるの」ありのままの自分とは何だろう。
 この間友人と会った時に、「高校生の頃は」という話が出た。高校生の頃は、周りの人たちが素晴らしく思え、劣等感に苛まれた。自分のすることが何もかも中途半端な気がして恥ずかしく、かといってそこから抜け出す努力もしなかった。小さな失敗にもくよくよし、後悔ばかりしていた。
 今なら分かる。劣っているなら少し頑張ればよい。努力すれば、誰でも少しは向上するものだ。今なら分かる。失敗を恐れずやってみればよい。失敗したとしても、たいていのことは取り返せる。人は他人にさほど興味がないから、他人の失敗にほとんど気づかない。気づいて笑うことがあっても、人はすぐに忘れる。
 あるがままの自分を受け容れて、目の前のことに地道な努力を続ける。新しいことにも取り組む。そこから向上する時に、人は生きる喜びを感じるのではないだろうか。
 だから、ありのままの自分になるということは、現状のまま停滞することではない。自身を変えないまま、周囲に寛容を求めることではない。それは単なる甘えだ。
 ありのままとは、恰好つけずに人と向き合い、迷い失敗し悩む自分まで認めることだ。今なら分かる。
         (舞)

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