▼鎌田悦男展=~31、三重画廊
 ▼写真展「お伊勢さん」=~29、百五銀行本店ロビー
 ▼飯田道嗣・絵画展=~29、百五銀行津駅西口支店 ▼絵画グループアルファー作品展=~31、NHK津ぎゃらりー
 ▼午後のひととき・オペラアリアと世界名歌・昭和の新しき名曲=30、お城ホール
 ▼松本尚&杜多一菜子展=~9・1、ギャラリー集

 最近、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子供が増えていると言われています。
 ADHDの可能性をセルフチェックしてみましょう。次のような行動が半年以上に亘り目立つ場合、チェックして下さい……①じっとしているのが苦手②人の話を集中して聞けない③順番が待てずに割り込む④忘れ物が多く、物をよく失くす⑤遊んでいる時によくケガをする⑥時と場所をわきまえず話し続ける⑦宿題や課題を最後までやり通せない⑧授業中に座っていられず歩き回る⑨集団行動が苦手で、友達があまりできない⑩かんしゃくを起こしやすい⑪友達にちょっかいを出す⑫物事を順序立てて行えない⑬相手の話を最後まで聞かずに答える⑭大切な予定を忘れる⑮静かに行動するのが苦手で、注意される。※参考元…ヤンセンファーマのサイト
 1~7個当てはまる人はADHDの可能性は低いと思われます。8個以上の人はADHDの可能性があります。
 ただし、病的でない場合もあるので、あまり神経質にならないようにしましょう。また、アインシュタインやスティーブ・ジョブスなどがそうであったように、ADHDの人は天才になる可能性を秘めています。
 ご心配の方は一度御相談ください。よい漢方薬がございます。

 8月5日14時過ぎ。私とM君は、美杉町下之川に居た。今日は、美杉町と一志町を結ぶ矢頭峠に挑む。
 降り注ぐ鋭い日差は容赦なく、私たちの身体を貫いていく。車の屋根から自転車を下ろすだけで、皮膚が焼ける。
 今日は新兵器のインカムを投入する。前後を走る自転車同士でコミュニケーションを取るのに、いつも不自由さを感じていたので思い切って購入。マニュアルを読みながら、なんとかセッティングを完了した。
 開始早々、額から汗を流しながら、矢頭峠へと続く坂道を登っていく。すると矢頭トンネルの工事現場が見える。このトンネルは、津市が下之川に建設を予定しているゴミの新最終処分場の建設計画に伴い、工事が進められている。これから走る峠道は、美杉町から一志町への最短ルートだが幅員が狭く車で走るには適しているとは言い難い。そのため、このトンネルが必要となる訳だ。
 完成すれば、現状でも地元の限られた人以外は余り通らないこの峠道の交通量は、更に減少するだろう。だから、その前に自分の足と目で、この峠道の姿を記憶しておきたかったのだ。
 「聞こえるか」「ああ、うるさいくらいにな」。走り出し以降、インカムの性能を確かめているが、感度は良好。声もはっきりと聴こえるし、これは想像以上に便利。
 そうこうしながら、延々と続く坂道を登っていく。斜度はきついが、今の私たちなら、ある程度は登れそうなレベル。木立のカーテンが幾分日差しを和らげてくれるので、明らかに涼しく感じるが、湿度と気温が高いことには変わりがない。ここまで走ってきた距離と時間はわずかなものだが、暑さに蝕まれた体が急激に重くなった感覚を覚える。峠は目前だったが少し先を行くM君にインカムで呼びかけ、休憩を取ることにした。すると、いつもは軟弱な私のことを笑うM君が、いつになく苦しそうな表情を浮かべている。
 路肩に自転車を停め、水分を摂り、しばらく休憩。再出発後も、無理はせず、歩いて登っていく。そこから下り坂を降りると、すぐに矢頭中宮キャンプ場へと到着。丁度、夏休み中の家族連れがバーベキューを楽しんでいた。
 キャンプ場の間を縫うように走る道路のすぐ脇には、推定樹齢1000年を超える県の天然記念物・矢頭の大杉がそびえ立っている。いつもなら、アウトドア好きのM君は嬉々として周囲を見て回るはずだが、自転車の近くに腰を下ろしたまま、ぐったりとしている。ここは無理せず、引き上げた方が賢明と判断。軽い熱中症だったようだが、すぐに体調が戻ったのは不幸中の幸い。気を引き締めて次回に臨もう。(本紙報道部長・麻生純矢)

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