日本語とフランス語による朗読舞台「アンドレの翼」=作・青木裕子、監修・高樹のぶ子、翻訳・関口涼子、パトリック・オノレ=が10月27日(月)18時半~20時半(開場18時)、津駅北隣のアスト津4階アストホールで開かれる。10月17日の軽井沢公演を皮切りに11カ所で行われる全国公演の一環。主催=(一社)軽井沢朗読館、特別共催=笹川日仏財団、後援=在日フランス大使館、三重日仏協会、津市、松阪市、桑名市ほか。
 78年前、フランス人冒険飛行家のアンドレ・ジャピーがパリ~東京間100時間の懸賞飛行に挑戦するも乱気流に巻き込まれ、佐賀県の背振山に墜落。その時に瀕死のアンドレを救ったのが背振の村人だった…。この史実に埋もれた人々たちの大人の友情の物語を、日仏両母国語によるカノンのような〝掛け合い朗読〟という斬新な手法で描き出す。
 作者の青木さんは昨年秋、パリの日本文化会館とジャピーの故郷、ボークールで同作を公演し両国のリスナーから深い共感を得て大きな反響を呼んだ。台本は両国どちらの聞き手にも自然に理解されるように構成されており、フランス語と日本語が美しく響き合う。
 朗読者は元NHKアナウンサーで軽井沢朗読館館長でもある青木裕子さんと、フランスの女優で演出家、教育者、プロ劇団主宰者のヴァンダ・べヌさん。
 入場料は一般1000円、大学生以下500円。
 チケットなどの問い合わせは三重日仏協会事務局の滝澤さん☎090・4867・1476。