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1日・2日、津観音境内で「津の昭和展~あの頃の大門」が初開催され、賑わった。主催=津市大門商店街商業協同組合。
古き良き時代の津市を知ってもらうことで、より多くの人々にまちの魅力を伝え、世代間交流のきっかけにしようと企画した。
境内に張ったテントの中では戦前から1960年代にかけての写真を展示。戦火で焼け落ちる前の広大な敷地を誇った津観音境内の様子や、戦後復興していく様子などを捉えた写真を目にすると、お年寄りたちは懐かしそうに隅々まで眺め、若者たちは自分
の知らないまちの姿に新鮮な驚きを受けていた。
資料館では、津市出身の作家たちが様々な作品展示を行った。人形作家の泰良木ゆめさんは、高さ約30㎝の人形40体で戦後の大門商店街を表現。模型の原型師・竹添展さんは、作品ごとに微妙に異なるゴジラの造形を精密に再現した模型を展示。 厚労省の現代の名工にも選ばれた看板職人・紀平昌信さんは、精密な筆致で描いた名作映画の手書き看板を展示。どの作家の作品も、素晴らしい出来栄え。来場者たちは足を止め、じっくりと鑑賞していた。
更に、09年に閉館した大門シネマもこの2日間だけ限定復活。山田洋次監督の「男はつらいよ 寅次郎相合傘」と小津安二郎監督の「彼岸花」を上映。ノスタルジックな劇場の風情と共に作品を楽しんでいた。
2014年11月6日 AM 4:55
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