首都圏在住の人にもっと津市に目を向けてもらおうと、津と江戸・東京の関係の深さを東京でアピール!
 22日、日本橋の三重テラス2階で一般社団法人津市観光協会(小柴眞一会長)と津ガイドネット(西田久光会長)が、高虎公研究の第一人者、藤田達生三重大学教育学部長・教授の講演「江戸幕府と津藩祖藤堂高虎公」を軸に、「江戸・東京と津藩・久居藩ゆかりの地パネル展」「津市名所写真展」を開き、同時に市内ボランティアガイド団体のキャンペーン活動や津城復元募金も行う。
  高虎公は豊臣秀吉没後、旧主豊臣秀長と親しかった徳川家康を次の天下人として諸大名に先駆け担ぎ、関ヶ原合戦では家康の参謀格として参戦、江戸開府にあたっては江戸城の大修築の縄張り設計を担当、大坂の陣では多大な犠牲を払い、また朝廷との公武一和に尽力し、家康・秀忠から最も信頼され、徳川260年の平和な時代の基礎を築いた影の立役者。藤田教授は高虎公の江戸幕府成立、統治や、その理念に果たした役割などを語る。
 津ガイドネットでは、事前PRの中で「聴きたいけど東京までは行けない」という声を受け、インターネット動画配信の『ユーストリーム』を利用して講演を生中継することに。キーワードは『津ガイドネット』。中継時間は13時半~14時半。
  パネル展・写真展は10時~16時。入場無料。講演会参加は予約制(定員50名。12日で満席)。問い合わせは津ガイドネット☎津246・9020へ。

 イタリアのことわざに「書く者は暗記力がない」というのがあると聞いた。そうだ、それは私のことだと笑ってしまった。近頃の私は、なんでも書いておく。
 だいたい記憶力には自信があった方で、以前はスケジュール帳や手帳を持つ必要がなかった。本棚や引き出しも整理しておく必要がなかった。いつ何があるか、どこに何があるかは、みんな記憶していたからだ。
 ところが、この頃は、書いておかないといけない。たぶん忘れはしないけれど、忘れるかもしれないと思う。さらに、きっと忘れてしまうと心配になる。
 ハンガリーのことわざに「馬鹿は同じ石で二回つまずく」というのがあると聞いた。私のことかもと笑ってしまった。きょう、同じ段差で二度つまずいた。どうも歩き方が悪いらしい。
 できることなら、人生のつまずきは少なくしておきたいと思う。ちょっとした失敗であっても繰り返したくない。それで、結局書く者になっている。
 きょうも、新たな予定をカレンダーと、携帯のスケジュール帳に書いた上にアラーム設定をした。これで大丈夫。心配性を治すには、対策を講じることである。   (舞)

 幼稚園児の声がうるさいと訴訟になっているという。
 静かな環境がほしいという人々の心情は一応わかる。しかし、はじけるような子どもの声は、未来への呼びかけであり、子どもたちは国の宝です。これを消して日本の未来はない。
 私たちボランティアの会は、この10数年来、津市の一角に里山3・44ヘクタールをお借りして、子どもたちの体験学習支援をやっている。しかし、里山というクラッシックな環境活動なので、拘わる人は高齢化、その取り組みもしぼみかけている。
 里山は、人間のかかわりが育てた日本固有のかけがえのない文化であり、農家の方々をはじめ、きれいに手入れすることによって、ササユリやリンドウが咲き、生態豊かな環境に鳥や昆虫が群れ集い、人々の心に癒しを与え、そのことが、子どたちの栄養剤になっていくのだ。
 しかし、近年「里山」は放置荒廃状態となっています。里山を愛する人も減ってきた。
 これは私の未来(新年)への夢だが、近隣の迷惑にならない里山に「森の寺子屋」を建てて、そこで思いっきり大声ではしゃぎまわり、ネット社会を離れたこどもたちが、週に一回でいい、生き生き遊び学ぶ環境をつくりたいと考えている。
 こんな構想を私は20年前に津市の懇談会で提案し、「津の夢・シンボルプラン」に採用されました。
 私も後期高齢者の仲間となりましたが、このような夢をこれで終わらせたくない、今のままでは、次代の子どもたちがやさしく、思いやりのもてる人になれないと不安な気持ちがつのる。
 さいわい津市という町は、なんとなく文化性をもった町ではないかと思います。
 そこで、今一度、地元の方々の協力もいただきながら、私が描く構想を実現したいと考えています。
 私たちの会が掲げるビジョン(将来像)は、里山の保全、青少年の健全育成支援、里山を介した市民交流の3本柱です。
 私の描く青少年健全育成支援、市民交流構想に賛同し、支援してくださる方がぜひ現れてほしい。これは私の新年(未来)にむけての夢なのです。(NPO法人・みえ里山自然ふれあいの会事務局長)

[ 2 / 8 ページ ]12345...Last »