若い世代でも、若年性脳梗塞を発症する可能性があります。また一過性脳虚血発作は48時間以内に5%の確率で脳梗塞に移行し、他の30%の人は何れ脳梗塞になります。一過性の症状ですが、注意するべきでしょう。
 次の症状のうち一つでも当てはまる場合は即座に受診するべきです。
 ①顔の麻痺……口を広げてイーと言った時に口角の片側が上がらない
 ②腕の麻痺……手のひらを上にして両腕を肩の高さに上げて目をつむり維持するようにするが、片腕が下がってきたり、手のひらが内側に向く
 ③言葉の障害……短い文章、例えば「一郎が本を買って公園に行った」が言えない。
 私見ですが、若年層にまで脳梗塞が広がり始めたのは、戦後大きく変化した食生活に原因があると強く疑っています。
 また脳の血管に血栓が詰まって発症するのは東洋医学的に考えると、血が汚れて流れが悪くなる「瘀血」という状態が大きな原因ではないかと思います。女性は特に生理や妊娠の時に瘀血が発生しやすく、永年溜まっている場合もあります。男性は過食、過度の飲酒、脂っこい物・ナッツ類・餅の過食などで瘀血が出来ることがあります。
 この瘀血は漢方薬で体外に排出することが出来ます。ご心配の方はお気軽にご相談ください。