(社)津市観光協会では、情報社会に対応するため、一昨年7月にフェイスブック(FB)ページ、昨年10月にLINEの公式アカウントを開設。市内全域の観光や会員事業所に関する情報を発信している。
 FBページは基本的に毎日更新され、市内のイベントや会員事業所が行うフェアなどの告知をイベント会場などで撮影した写真付きで投稿している。
 時には写真に津市のゆるキャラが登場するなど、観光に役立つだけでなく津の魅力を楽しめる内容で、一つの記事を500人~1000人が閲覧しているそう。
 またLINEでは、タイムラインとトークに同じ内容を週1回のペースで更新している。トークの自動返信メッセージでは、藤堂高虎公やうなぎなど、津にゆかりのある偉人や名物の知識を発信している。
 同協会では「リアルタイムですぐに楽しめる情報を発信していきたい。今後、FBで〝いいね!〟をしてくれたり、LINEで友だちに追加してくれたら特典があるイベントもしたい。またLINEで、友だちに追加したら津のゆるキャラたちのスタンプを使ってもらえるようにしたいです」と抱負を話している。
 LINEのアカウント検索は「友だち追加」の「ID検索」で「@tsukanko」と入力。問合せは℡津246・9020へ。

 もらって、がっかりするお土産というものがある。がっかりという言い方をしては語弊があるだろうか。お土産だから結構なお値段がするはず。なのに、数ある中からこれを選ばなくてもと思ってしまう品がある。
 たとえば、京都土産のそばぼうろ。見た目が地味で、食感もパサパサしそう。食べてみると、素朴なそばの香りが口中にひろがって、意外とおいしいのだけれど、口に入れるまでが、がっかりの時間。
 たとえば、五色豆。甘い衣の中にエンドウ豆が入っている。色が美しく、カリッとした食感も、豆の香ばしさもうれしいけれど、修学旅行のお土産みたい。京都には、ほかにも珍しいもの楽しいものがあるだろうと思ってしまう。
 ではどんなお土産がうれしいのかというと、たとえば赤福。手土産にするのはもちろん、自分のためにも買いたくなる。
 たとえば、へんば餅。こしあんの具合がとてもよろしい。たとえば、二軒茶屋餅。きなこの香りがとてもよろしい。
 名物にうまいものなしというけれど、伊勢土産となるお餅類の水準は高いと思う。京都土産なら、あん入り生八つ橋がまずまずのところ。ほかに京名菓の数々があるのは間違いない。
 こう並べてみると、あんこの菓子ばかりを例に挙げている。要するに私は、あんこを求めているだけかしらん。 (舞)

柴田雅史さんと趣きのある文字で書かれた家系図

 デザイン・イラスト制作などを行う「㈱ゆめ一つ」=津市久居藤ヶ丘町=社長の柴田雅史さん(53)が、このたび、趣き深いオリジナルデザインで、インテリアとして飾って保存できる家系図の販売を開始した。
 柴田さんは、子供の頃から書道をたしなむなど大の〝文字好き〟。㈱三重電子計算センターに務める傍ら5年程前から「もじゆう」として個展を開いたり、よさこいチームの旗のロゴを手掛けるなど幅広く活動し昨年、同センターを退職して同社を設立した。
 家系図の取扱いを始めたのは、一昨年秋から自身の家系を調査した際、先祖に関する知識を得たり、代々伝えることの重要性を実感して、世代に関わらず、多くの人に、できるだけ早く家系を調べてほしいと思ったのがきっかけだそう。
 家系図は、依頼主から提供される先祖の氏名や戒名などの情報に基づき、味わいのある文字や、横の系線を曲線にするなど独自のデザインで書かれる。額装して飾ることで、インテリアとして楽しめるだけでなく紛失するのを防ぎ代々保存しやすくなるという。
 柴田さんは「若い人にもお年寄りにとっても知識は財産になるなので、先祖のことを聞ける人がいるうちに、調べてほしい」と呼びかけている。
 料金など詳細の問い合わせは℡090・4863・3442へ。

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