15日、津市白山町川口の白山比咩神社で、11月1日に旗揚げされる白鷺伝説にゆかりのある7社寺をまわる企画『七白山めぐり』の安全祈願祭が行われた。
町名の由来にもなっているこの伝説を紹介すると…天文22年(1553)、正月24日の夜に現在の白山町家城出身の高僧・珍徳上人は加賀の白山権現のお告げに従い、白山神社を詣でると、上人の笈(仏具などを入れて背負う箱)の中に、7本の御幣が立っていた。その後、帰郷した際に、家城の瀬戸ヶ淵で休んでいたところ、笈の中から、神の使いである7羽の白鷺が飛び立っていった。その白鷺が降り立った7カ所に白山神社の分社を建立した、というもの。
伝説に登場する神社は、全て白山比咩神社と名付けられ、同町南出・川口・山田野に現存。その他は、八ッ山神社=同町八対野=・家城神社=同町南家城=・竹原神社=美杉町竹原=に合祀。飯福田寺内=松阪市飯福田町=にも神社跡が残っている。
大正時代までは、この7社を詣でると、白山神社に詣でたのと同じご利益があると信仰されてきた。
約100年ぶりの復活となる七白山めぐりは、少子高齢化に悩む地域おこしが目的。社寺そのものが県や市の文化財であるなど深い歴史が知れるだけでなく、祭神の菊理比咩命は縁結びの神としても知られているため、恋愛にとどまらず、人と人を結ぶパワースポットとしても盛り上げる。
安全祈願祭で、同実行委員会会長の小林裕八さんは「素晴らしい文化財があるのに地元の人が知らない。今回の企画を通じ、次世代へと伝えていきたい」と意気込みを語った。
11月1日より始まる七白山めぐりでは各寺社で販売している7社寺の名前が入った朱印台紙に押印してもらう。台紙は500円。押印は、1社寺につき300円。各社寺で先着50名に総角結びのお守りも進呈。来年1月より、猪の倉温泉とタイアップし、バスで各社寺を回るツアーも企画中。問い合わせは☎059・262・5383。
2014年10月23日 AM 4:55
津市体育施設運営管理共同事業体は10月13日、津市本町の津市体育館にてVリーグに所属する「大同特殊鋼レッドスター」の選手を招きバレーボール教室を開いた。
同教室は、近年、競技者が減少傾向にある男子バレーボールを盛り上げ、津市の競技力向上に貢献しようと企画されたもの。
講師を務めた久居中学校出身の倉田真選手は「地元で教室が開催でき、とてもうれしい。少しでも現役選手のプレーを近くで見て、感じて、吸収してほしい」と話していた。
また、参加した久居中学校1年生の山本夏輝君は、「教え方も凄く上手く、とても勉強になる」と満足した様子を見せていた。
尚、津市は平成33年に三重県で開かれる国民体育大会でバレーボールの開催会場に選定されている。
2014年10月23日 AM 4:55
津まつり前日の10日、津市殿村の介護老人保健施設『トマト』を安濃津よさこいに出場するため台湾から来日した台中文華高級中学校の生徒たちが慰問した。
台湾中部の台中市にある同校は、台湾のダンスフェスティバルで優勝を続けるなど、台湾が誇る舞踊の名門として知られる。安濃津よさこいへの出場は昨年に続き2回目。今年は台湾交通部観光局の局長である謝謂君さんも同行した。
同施設を運営するこしば福祉会の小柴眞治理事長は利用者のお年寄り100名を前に、「素晴らしい演技から元気をもらってください」と挨拶。続く、謝さんは「台湾には、優れた知恵と経験を持つお年寄りは宝物のようであるという諺があります」とお年寄りたちを敬った。
その後、きらびやかな衣装を身にまとった生徒たちが登場。台湾先住民族の伝統舞踊にアレンジを加えた迫力のあるダンスを見てお年寄りたちは喜んでいた。
2014年10月23日 AM 4:55