津市安東町の古民家ギャラリー「ゆずり葉」で12日まで、同市一身田平野の田中義朗さん(72)、美津子さん(67)夫婦と長男の隆史さん(42)によるファミリー展が開かれている。10時~17時。
 義朗さんによる可愛らしい木工人形や、美津子さんが着物からリフォームした洋服、隆史さんによるガラス細工の魚やペンダントトップなど、力作が展示・販売されている。 
 月・金休館。ゆずり葉☎059・227・3523。

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 ▼紫風書道教室書作展=14~31、安濃郵便局
 ▼帽子工房キャペ・秋冬の帽子展=~10、ギャラリー集
 ▼第24回松阪合唱フェスティバル2014=12、クラギ文化ホール
 ▼三重大学人形劇団つくし公演=12、お城ホール
 ▼第2回アフターシックス展=9~12、三重画廊
 ▼鶯歌謡教室・発表会=12、サンヒルズ安濃

 「結婚して一番驚いたことは…」と娘が話し出した。思わず身構えた私に、「鮭の皮は食べずに残すものだった。そこまで食べなくて良いよと言われてしまって」と娘。
 我が家では鮭の皮を食べるのが普通だったのに、行儀の悪い行ないかと、恥ずかしくなったそうだ。
 娘婿の家では、煮魚でも焼き魚でも皮を残すのが普通らしい。「美味しい部分なのに、食べられないのが残念だ。」と娘が言う。
 私は急いで反論を用意した。魚の皮にはコラーゲンがあるし、そのすぐ下の脂肪にはDHAやEPAも多い。体にも良いし、何より美味しいので、捨てるのはもったいない。さくらももこも鮭の皮が好きだと書いていたはず。
 「結局は文化の違いなんよね」と娘はクールに片づけた。結婚は異文化との遭遇。異文化を尊重し合っていくことが結婚生活を存続させるコツである。結婚数十年の母が至らぬ境地に、娘は数年で到達したようだ。
 食事の場面には、家庭それぞれの文化が表れやすい。白いご飯の上に、おかずを乗せることが厳禁であったり、緩やかだったり。ご飯茶わんでお茶を飲むのが厳禁であったり、それが当然であったり。食事中の姿勢や会話も、家庭によって躾け方が違う。どれも異文化だと認めた上で、新しい家庭の文化を作っていけばよい。夫婦で話し合って。もしくは闘って。(舞)

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