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県内に4つの葬儀専用貸ホール「光倫会舘」を展開する㈱ふじや本店の取締役で、日蓮宗光延結社の教導でもある栁川尚史上人が、厳しい修行で知られる「日蓮宗正中山大荒行加行」を成願。9日、四日市光倫会舘で報告会を兼ねた「祈願会」が行われた。
比叡山延暦寺の千日回峰行と共に世界三大荒行に数えられるというのが、この千葉県市川市の中山法華経寺の百日大荒行。
日蓮宗では公開厳禁の荒行堂(加行堂)での過酷な修行を終えた者にのみ祈祷の修法が許される。11月1日から2月10日までの寒中100日間の時には死者も出る程の過酷さ。
全修行僧が瑞門をくぐると、この門は固く閉ざされ、2月10日まで開く事はない。外部との交流を遮断した結界での修行。
荒行僧の一日は、早朝2時に起床し、朝3時、一番の水から午後11時まで一日7回、寒水に身を清める「水行」と、「万巻の読経」「木剣相承」、相伝書の「書写行」があり、朝夕2回、梅干し一個の白粥の食事の生活が続く。
栁川尚史上人の成満は今回で6回目。通算600日の修行となった。
少し痩せて坊主だった髪と髭が伸びたその姿が修行の過酷さを物語っていた。
当日は、同社の役員・親族・社員や協力業者約100名が参列。栁川尚史上人が修行を通じて縁を持った3上人と共に、会舘前にある供養塔の前と、会場に設けられた祭壇で所願成就を祈り読経した後、参列者一人ひとりの体に撰経(日蓮聖人が法華経の要文、要句を抜粋したお経)をあてて、体に頼る死霊、生霊、野弧、疫神、呪詛、の五段の邪気を払うと共に法華経、撰経の功徳を得ていた。
2016年3月17日 AM 4:55