2016年5月

陸上自衛隊中央音楽隊

陸上自衛隊中央音楽隊

自衛隊は、6月24日(金)18時半から(開場17半)、三重県総合文化センター大ホールで、「ふれあいコンサート2016」を開く。
6年目の今回は、自衛隊三重地方協力本部創設60周年という節目の年でもあることから、自衛隊への理解を深めてもらうことを目的に、防衛大臣直轄の「陸上自衛隊中央音楽隊」が出演する。
同音楽隊は、昭和26年6月、陸上自衛隊の前身である警察予備隊の音楽隊として発足し、以来60年以上にわたって吹奏楽団として歴史を積み重ねてきた。
国賓・公賓の歓迎行事での演奏や国家的行事に数多く参加するとともに、首都圏で開催される定期演奏会及び室内楽演奏会、全国各地へのコンサート・ツアーやオフィス街におけるコンサートの他、日本武道館で行われる自衛隊音楽まつり、陸海空自衛隊合同コンサート、また、21世紀の吹奏楽“響宴”やジャパン・バンド・クリニックへの出演、CD録音など多彩な演奏活動を行っており、全国の陸上自衛隊音楽隊員に対する教育も担当している。
また、これまでに韓国、フィンランドの軍楽祭に参加。米国へは陸軍軍楽隊の客演指揮や奏者派遣及び室内楽でのミッドウエスト・クリニックへの出演など、合わせて3カ国、9回にわたる訪問を通して国際交流に貢献している。
指揮はトランペットを斎藤征一郎、野崎季義、戸部 豊、指揮を紙谷一衛の各氏に師事した武田晃隊長・1等陸佐。
入場整理券が必要。希望者は往復ハガキに①代表者氏名(フリガナ)②住所③年齢・職業④連絡先⑤同伴者人数⑥同伴者氏名・年齢・職業。ハガキ1枚4名まで応募可。但し、1組につき1枚。重複応募や記載不十分の場合は無効。
〒514─0003、津市桜橋1─91、自衛隊三重地方協力本部「ふれあいコンサート入場整理券希望」係へ。応募者多数の場合は抽選。当選者には返信ハガキを返信。締め切りは6月3日必着。
尚、当日は大ホールロビーで自衛隊三重地方協力本部創設60周年記念パネル展、自衛隊広報活動コーナーなども行われる。
問い合わせは同本部☎059・225・0531。

(前号からの続き)
ここに「第45号海防艦」の海軍大尉白崎仁の戦闘から終戦後の処理にいたるまでの詳細な証言があるのでそのまま引用する。
「本戦闘に於いて本艦は大破、浸水のため航行不能となり、尾鷲湾内の古里海岸に坐洲した。戦闘終結後、戦傷者を町内の全病院に依頼、病床不足分は小学校の講堂を借用し、看護は町内の国防婦人会に協力をお願いした。
翌29日戦死者を荼毘に付し、御遺骨は町内、金剛寺に一時納骨した。本艦は大破浸水したため、我々に乗組員も船内に居住することが出来なくなり、尾鷲神社と金剛寺の僧坊を借用して起居することとなる。
7月30日以降、重傷入院者の付き添い10数名を残し、兵科、機関科の全員を以って、坐洲中の本艦より、使用可能及び揚陸可能な、武器、弾薬の揚陸を開始した。そして最寄りの平地に、湾口に向けて25粍機銃の台坐を構築し、銃坐を据え、砲列を整えるのに約1週間を要した。
これはいうまでもなく、敵の上陸を阻止するためのものである。一方、本艦は坐洲したままでは、風波によって、流失沈没、又は横転する等の事故が発生する虞れあり、その防止のため、固定する作業が行われた。広島に原子爆弾が投下され、多大の被害があったとの大本営部からの電文を受け取ったのは、そんな最中であった。
電文には新型爆弾と書かれ、被害を免れるには、どういう処置をとるか、を指示していたが、私達はこれが原子爆弾であることを承知し、一億玉砕も近し、と覚悟した。
8月15日の玉音放送は、全員金剛寺の庫裡で、30柱の御遺骨と共に聴いた。命をかけて無駄な努力をして来たと落胆と、死なずに終戦を迎えた安堵感と、これからどうなるのかという不安感が、ないまぜになって、私達は口惜しさに泣いた。復員は大本営からの指示に従って、数日後から順次、行われた。御遺骨は近くに復員する戦友達に託し、御遺族にお届けした。
復員に際しては、皆別れの涙を流した。航海長を始め20名の者が保安要員として残留した。10月末、米陸軍ケニー大尉に、我が艦を引き渡し、全員復員した。残存の食糧は全部、尾鷲町に寄贈した」(『海防艦戦記』海防艦顕彰会編)。
海軍熊野灘部隊はかくして多くの犠牲を払い壊滅した。「第45号海防艦」の艦橋に一発の爆弾が直撃した時、この部隊の主たる戦闘力は失われたのも同然であった。圧倒的な戦闘力を持つ英米軍に、もはや対抗する力は日本軍には残っていなかった。それでもこの日、熊野灘部隊の各員は文字どおり「各員一層奮励努力」したのである。

幸いなことに尾鷲の市街地にロケット弾や爆弾は一発も投下されなかった。ただ機銃弾の流れ弾が何発か民家の屋根に被害をあたえた。また戦闘機から発射された機銃弾の真鍮製のから薬莢が民家の屋根の上に「カランカラン」と落下した。この日の戦いは英米戦闘機群が尾鷲湾の海軍熊野灘部隊を壊滅させる戦いだった。      (終り)

〔参考文献〕
『海軍熊野灘部隊の戦史を語り継ぐ』三重県水交会、三重県隊友会編
『海防艦戦記』海防艦顕彰会編1982年5月
『尾鷲にも戦争があった』二重被爆上映実行委員会
『やなこ No10』尾鷲郷土研究会
『1945年7月28日、英空母フォーミダブルの戦闘報告』英公文書館蔵
『1945年7月28日米空母ハンコック、ベニントンの戦闘記録』米国立公文書館蔵
A Formidable Commission, London Seeley Service & Co Ltd

◆信者同志の交流会 6月5日(日)9時半~12時(受付は9時15分~9時半)、三重県総合文化センター2階小研修室にて。光の道を共に歩もう会の主催。宗教・宗派を問わず、信者同志が交流し合い、信心を深める。和気あいあいとした楽しい集い。定員50名。参加費300円。事前申し込み不要で、当日参加。信仰心のある人なら誰でも参加できる。同会☎059・221・2230。
◆第64回日本笑い学会・三重支部笑例会 6月18日(土)14時~16時(受付13時半)、鈴鹿市文化会館にて。講師は、津市生まれで東京在住、日本ことわざ文化学会理事、浄土真宗僧侶の小森英明氏。「心を開いて生きる─人生が笑い、笑いが人生!─」を演題に、〝笑い〟を日常生活に取り込む工夫を参加者と楽しく分かち合う。参加費500円。予約・事前申し込み不要。☎090・8187・6022中村さん。

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