荒木まどかさん

荒木まどかさん

蔵田雅之氏

蔵田雅之氏

蔵田雅之氏と津市在住の荒木まどかさんによる「詩人の恋~テノールとハープで贈る~」が6月5日(日)14時~15時、パラミタミュージアム(三重郡菰野町大羽根園松ケ枝町21─6)で開かれる。
初夏から夏へ、最も美しい季節に綴られたハイネとシューマンの「詩人の恋」をテノールとハープで奏でる。荒木さんは「テノールとハープでの『詩人の恋』全曲の演奏は、行われた例をみない企画です。ぜひ多くの方に聴いて頂きたいと思っています」と話す。
蔵田氏は(テノール)は東京芸術大学同大学院修了、文化庁芸術家在外研修員としてミラノにて研鑽1985年~90年・欧州諸都市でオペレッタ、コンサートにてソリストとして活躍。モーツァルトからワグナーまで60作品のオペラに出演してきた。
98年日本初演ブリテン「ヴェニスに死す」アッシェンバッハは各方面より絶賛され注目を集めた。同公演は、三菱信託芸術賞を団体受賞し、01年に新国立劇場で再演された。三重県四日市市民オペラにも多数出演、オペラレクチャーも開催。フェリス女学院大学教授、二期会会員。
荒木さん(ハープ)は、名古屋市立菊里高等学校音楽科卒業後、ジュネーブ音楽院を経て、同大学院修士課程修了。教授学修士号とソリスト・ディプロムを取得。ヨーロッパEJP財団の推薦を受け、スイスで3回のリサイタルを開催した他、フランスやスイスで多数のコンサートに出演。ジュネーブ国連欧州本部ではイラク国連テロ犠牲者追悼式典で演奏を担当。切り絵作家蒼山日菜プロデュースのギャラリーコンサート、三重県や「びわ湖・アート・フェスティバル2012」でのリサイタル、14年フェニックスホール・エヴォリューション・シリーズに選ばれるなど、協奏曲のソリストや室内楽の他、ハープ指導にも取り組んでいる。
当日の演奏曲目は、シューマン「詩人の恋」作品48、R・シュトラウス「明日!」作品27─4、シューベルト「セレナード」白鳥の歌(D957)より。
美術館入館料のみ必要=一般1000円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料。
問い合わせはパラミタミュージアム☎059・391・1088。

志摩地方の風景を描いた展示作品

志摩地方の風景を描いた展示作品

5月25日~31日、津市東丸之内の松菱6階美術画廊で伊勢志摩サミット記念の「志摩の風景画展」が開かれた。
無事閉幕した伊勢志摩サミットを芸術分野から盛り上げようと洋画家・伊藤清和さんが世話人となり、県内在住で三重県洋画協会に所属する洋画家39名が出展した。
風光明媚な志摩地方は、絵の題材としては打ってつけで、会員たちにとっても身近なテーマ。会場には、大王崎・波切港・英虞湾などの風景や海女の姿などを描いた油絵・水彩・パステル・銅版画39点が展示された。同じ場所を描いた絵でも、季節や時刻、描く対象など、テーマの選び方からがまるで違い、来場者たちも、それぞれの描き手の持つ個性を見比べながら楽しんでいた。
世話人の伊藤さんは「同じテーマを描きながら、作者の表現方法の違いや、感性が表れているのが面白い。展示を通じて伊勢志摩の魅力を改めて発見してもらえたら嬉しい」と話していた。

kora_jyu 津市栄町のアート・クラフト表現空間「VOLVOX」で今日2日~7日の11時~19時(最終日は16時まで)、津市出身の倉田雅子さん(43)が、三重県総合文化センターで開いている「コラージュ教室」による展示が開催される。
倉田さんは大学で油絵を学び、25歳のとき、絵の勉強のためニューヨークに渡り、1年間留学。現地でコラージュの技法に出会って魅力を感じたのを機に、自らも作品制作を始めた。
同教室は開講し今年で3年目で、教室としての展示は今回が初。幅広い世代の生徒約15名が、紙・布・毛糸などを使って作った個性豊かな力作約50点が並ぶ。
その題材は様々で、例えば昭和をテーマにした作品は、作者が、自らが生きてきた昭和の時代を思い出して当時の出来事などを表現したもの。
倉田さんは「皆さんがすごく楽しく作って頂いた作品なので、多くの人に観て頂きたい。そしてコラージュというものを難しく考えず、気軽に楽しんでもらえれば」と話している。
問い合わせは倉田さん☎090・4406・3539へ。

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