前菜の調理実習でカバレロ氏(左)の指導を受ける学生

前菜の調理実習でカバレロ氏(左)の指導を受ける学生

6月29日、津市大谷町の学校法人大川学園・三重調理専門学校で、フランス国立調理養成学校教授のジェラール・ピエール・カバレロ氏を講師に迎えて、フランス料理特別講習が行われた。1・2年生コースの学生約57名が参加した。
カバレロ氏は、フランス料理界で最高峰の仏国最優秀料理人賞を受賞し、フランス国旗と同じ色の襟のコックコートを着ることをフランス国家から認められた数少ないシェフの一人。
また同講習は平成14年からほぼ毎年行われている。カバレロ氏にフランス料理の考え方や技を指導してもらい、将来、県内などで活躍する人材を育てるのが目的。
まず、午前中に、カバレロ氏がコース料理4品(前菜・魚料理・肉料理・デザート)の調理を実演。「良い材料、旬の食材を使い、楽しみながら料理してください」などと話した。
そして午後、学生達が班に分かれて、前菜を調理。マリネした海老に、桂むきにし細千切りにしたジャガイモの衣を付けて揚げるなどの作業を行い、カバレロ氏が各班を回って、ユーモアを交えながら丁寧にアドバイスをしていた。
2年生の星野美沙希さん(20)は「ジャガイモの桂むきが難しかったです。カバレロさんの料理は盛り付けが綺麗で、2月に料理作品展に参加するのですが、刺激を受けました」と話した。