「南国の夜」の生演奏でフラダンス

「南国の夜」の生演奏でフラダンス

12日、フラダンスのスタジオ・ウイとボーカル・ユニット・シエンプレによる津城復元草の根サポート・プチコンサート「セイ アロハ、セイ アミーゴⅢ」が三重県総合文化センター小ホールで催された。
スタジオ・ウイは林恵美子さんが主宰。シエンプレはボーカル&ギターの林敬天さん、ボーカル&キーボードの藤堂千秋さん、パーカッションの森和広さんによるトリオ。津城復元の会の西田久光会長と林敬天さんは、林夫妻が津市鳥居町でロシア家庭料理「ビストロ・ピアット」を経営していた頃からの友人で、草の根の形でお城の復元運動を応援しようと、プチコンサートのチケット収入から浄財を寄附している。
タヒチアンキルトを舞台の背景に飾ったステージの第1部は、恵美子さんらフラダンサー23名が「明るく楽しく笑顔で踊ります」と日頃の練習の成果を披露。恵美子さんが師と仰ぐ、今は亡きカウラナ氏に捧げる「エオ ワイアナエ」やハワイでフラを学んでいる娘さんの振り付けによる「ケアロハ」。そしてラストの「南国の夜」「ハナレイムーン」はシエンプレの生演奏で踊った。
第2部シエンプレのライブが始まる幕間には、敬天さんが南山大学の学生だった50年前、大学対抗バンド合戦の決勝で準優勝した時のライブ録音を流し、好きなことを続けている自分自身の今を再確認していた。この日のライブに向け週2回ずつしっかり練習し、また初の公共ホールでの演奏で音響が良いことも相まって満席の聴衆を心地よく酔わせていた。アンコールでは「百万本のバラ」の原曲であるラトヴィアの美しい子守歌「マーラに与えられた人生」などを聴かせ、大きな拍手を受けていた。
この日は開幕前に楽屋で復元の会の西田会長に8万円が手渡され、また会場ロビーでの募金では54名から2万6848円の浄財が寄せられた。