2016年8月

迫力満点のスダジイの巨木の樹叢

迫力満点のスダジイの巨木の樹叢

名松線で沿線を訪れ、津市ボランティアガイドの案内で歩いて名所を巡る「名松線で巡る一志・白山・美杉のいいとこ発見!」(全5回)の、第2回『美杉コース② こんにゃくづくり体験と東平寺』が9月25日(日)、津市美杉町比津地区で行われる。津市主催。
大きな見所は、東平寺境内にある県指定天然記念物、シイ(スダジイ)の木の樹叢(樹木が密生している所)。樹勢・結実ともに良好な巨木が立ち並び、圧巻の景色が楽しめる。
また、子供の参加者は宝探しあり。
▼徒歩約1㎞。行きは比津駅着8時51分の同線。帰りは比津駅発13時13分。
▼応募対象=中学生以下の子供と家族。子供だけ、または大人だけの参加は不可。
▼参加費=無料。列車運賃を支払う。こんにゃく体験料一人千円。釣りの要らないよう準備を。
▼応募方法=所定の申込書にコース名、代表者(保護者)の氏名、ふりがな、年齢、性別、住所、電話番号と参加者の氏名、年齢、性別を記入のうえFAXまたは郵送で申し込む。申込先は、美杉総合支所……〒515‐3421 津市美杉町八知5580‐2、FAX津272・1119。
▼締切は開催日の3週間前必着。
▼定員は親子約50人。応募多数の場合は抽選。
当選者には郵送で詳細を通知し、落選者にもその旨通知する。
▼問い合わせは同支所☎津272・8082へ。

天皇陛下が、天皇の地位をご存命中に退かれる「生前退位」を強く望んでおられると、新聞は一面に大きく書き、TVも繰り返しそう報道しています。
私には何が本当のことなのかはわかりません。
ただ、私がわかっているのは、日本の天皇は他のどの国の王様とも違うということです。
天皇は、日本国の象徴です。
象徴とは実体のないものを表すものです。
「桜は春の象徴です」
「ニキビは青春のシンボルです」
春も、青春も触ることができないけれど、桜や、ニキビは触れます。
天皇は日本国の象徴なのです。
富士山を見ると、日本を感じるのは、富士山が日本の象徴だからでしょう。
天皇が日本の象徴だということは、天皇の御姿が日本を表しているということです。
天皇は権力者でも支配者でも地位でも名誉でもありません。
天皇には苗字も、職業選択の自由も、選挙権も被選挙権も、結婚の自由も、離婚の自由もありません。ただ、世界の平和、日本の平安と国民一人ひとりの幸せを祈る大祭司が天皇なのです。
天皇の仕事はただ一つ、「祈り」です。
このことを改めて国民一人ひとりが認識するときがきたのです。
平成二八年八月八日一五時、天皇陛下が国民に直接語りかけられました。
我が国建国以来、天皇みずから国民に語りかけられたことは三度しかありません。
天皇のお身体のことは「玉体」、御声のことを「玉音」と言います。
この「玉音放送」は、一九四五年八月一四日の昭和天皇による「終戦の詔書」。
二〇一一年三月一六日東日本大震災に関しての御言葉、そしてこの度の三度です。
大日本帝国憲法が生まれた明治二二年よりはるか悠久の昔から我が国は、「天皇ノ治ラス国」でした。
憲法などという他国の常識をはるかに超越した、世界で最も古くから続く君主国家が我が国日本です。
「シラス」とは、「知る」の丁寧語です。
国民の心に寄り添い、全てをお知りになって徳を持って治めるのがシラスです。
その反対に、日本以外の多くの国々は、「ウシハク」統治の世界です。
権力や武力で支配することを「ウシハク」と呼ぶと古事記に書かれています。
イザナギから誕生した天地の理の人格神である天照大神が、天の神々と相談され、無限に広がるまことの豊かさを地上に実現する国の具現化を目指すため、孫のニニギノミコトを地上に遣わしました。
これが、我がヤマトの神話のクライマックス「天孫降臨」です。
このとき、天照大神はニニギに、三種の神器を授けるとともにこう仰せられました。
「豊葦原の千五百秋の瑞穂の國は、これ吾が子孫の王たるべき地なり。爾皇孫、就きて治らせ。行矣。寶祚の隆えまさむこと、當に天壤と窮まりなかるべし」
これが天壌無窮の神勅です。
そしてこれこそが、日本建国の本願であり、日本の背骨とも言えましょうか。
いまの言葉に直すと、「豊かな葦原で秋になると稲穂がたくさん稔る瑞穂の國は私の子孫がシラス国である。なんじ皇孫よ、これから行って治めなさい。元気で行きなさい。天つ神の靈統を継ぐ皇孫と国民が和をもって進んでゆくかぎり、天地と共に永遠に栄えてゆくであろう」という、アマテラスの約束であり、祈りなのです。
かつて、三島由紀夫は、日本人にとって何よりも大切なものは、三種の神器と天壌無窮の神勅だと言っています。
まさに日本という国は、天つ神の子孫を中心とした神の国であることがわかります。
そして、今から二千六百七十六年前のこと、初代、神武天皇は、すべての国民が幸せに暮らし、豊かに生きてゆける高天原のような国を願って日本国を建国されたのです。
天孫降臨の時にさずけられた三種の神器は、この初代神武天皇から今上天皇まで百二十五代、皇位の印としていまも継承されています。
地球上に二百近くある世界の国々の中で、たったひとつだけ神話が途切れずにいまもなお生き続けている奇跡の国、「日本」。
原爆を落とされても、戦争に負けても、地震が起きても、津波が来ても、原発が爆発しても、日本は復興します。
しかし、万系一世の天皇がなくなる時、日本は終わるのです。
このたび陛下はこう仰いました。「天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。
しかし、この場合も、天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま、生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません」
陛下の御言葉を深く受け止め、天皇の大御宝としての国民のあり方を見直す時が来ました。
伊勢が世界の聖地となり、日本が世界の灯明台となるときがきているのですから。 (赤塚建設㈱社長)

火力発電実験に見入る参加者たち

火力発電実験に見入る参加者たち

12日・13日、三重県総合博物館で中部電力㈱三重支店が夏休みに合わせた「電気実験教室」を開催。小学4年生から6年生の児童と保護者約150名が参加した。
次代を担う子供達にエネルギーへ関心を持ってもらうことを目的に、平成26年より開いている。
講師を務めた同支店の地域・広報グループの村林孝浩さんが家庭にある電化製品を蛍光灯は光、冷蔵庫は熱、洗濯機は動力、パソコンは情報といった具合に分類。どれも我々の生活に欠かせないこれらが、全て電気で動いている事を説明した。その後、手回し発電機を回して豆電球をつけるなど、自分で電気をつくる大変さを体験。その上で水力・火力・原子力など、様々な発電法の長所や短所について学んだ後に、実際に水蒸気で羽根を回転させて発電する火力発電の実験を披露。
続いて、参加者たちは教材のエコライトを組み立て手回し発電の実験に挑戦。自分で発電した電気を使って豆電球や発光ダイオードを点灯させたり、ブザーを鳴らしたり、コンデンサーにため込んだ電気で同様のことを試しながら、電気の性質を学んでいた。

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