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津商工会議所は1日、津都ホテルで行われた臨時議員総会で、任期満了に伴う役員改選、常議員の選任を行い、会頭に三重交通グループホールディングス㈱代表取締役会長の岡本直之氏(69)を再任した。任期は3年。
岡本会頭は就任挨拶で ①1期目の目標である「誰からも選ばれる街づくりの推進」「定住・交流人口の増加」「社会貢献活動の推進」のさらなる深堀と進展、定住人口と交流人口の増加等による選ばれるまちづくりの推進として、センターパレス内に福祉施設、付近にビルの新築など中心部の整備が進み、工業団地にも新たな企業が進出。津波避難ビル、津波避難協力ビルに会員企業も協力し、住みやすく、働きやすい、そして安心・安全な街づくりに貢献することで街の魅力が向上し、結果として定住人口の増加に繋がるとした。
また「津まつり」の支援、ふるさと読本「知っておきたい津」の発行など、新たな魅力の掘り起し、今ある魅力の深堀と、それらの情報発信などで社会貢献活動することで、「お役に立つ商工会議所」を目指す、と述べた。
また、②「中小・小規模事業者への支援強化」では、元気な企業づくりとして、天むす、みそかつなどは津が発祥の地、DNAが受け継がれている津には旺盛な企業家精神がある。従来の経営相談に加え、昨年国より認定を受けた「経営発達支援計画」に基づく経営支援など、中小企業・小規模事業者への伴走型の支援を強化し、地域事業者に「寄り添い、アシストする商工会議所」を目指す。
さらに③「津市との連携強化、コラボレーション」では、津市は平成30年度からの新津市総合計画の策定に取り組んでいることから、次期総合計画を見据え「まちの魅力を高める」政策提言活動を行う。
津市産業・スポーツセンター(来年10月オープン、サオリーナ、三重武道館、メッセウイング・みえ)は地域活性化の起爆剤の一つであり、中心市街地、津なぎさまちなども含め、津市、県、大学などと連携し活性化に取り組む。専務理事に前副市長の葛西氏が就任し、津市と今まで以上に連携を深め、市と会議所が両輪となり地域の発展に努めていくことで、「行動する商工会議所」を目指す。
今後も会員の大部分を占める中小企業・小規模事業者に軸足を置き、そのニーズをしっかり汲み上げながら『お役に立つ、そして寄り添い共に行動する商工会議所』として活動したい、と挨拶した。また、副会頭4名の内、㈱三重電子計算センター代表取締役社長の小柴眞治氏(61)と、㈱ZTV代表取締役副社長の田村欣也氏(57)を新任。㈱辻工務店代表取締役の辻正敏氏(64)と㈱百五銀行代表取締役会長の上田豪氏(65)の2名は再任された。
2016年11月10日 AM 4:57