高い技術を要する氷細工に挑戦する学生

高い技術を要する氷細工に挑戦する学生

津市大谷町、津駅西口前の大川学園・三重調理専門学校のグラウンドで5日、氷細工を制作する特別実習が行われた。パーティー料理の装飾に欠かせない氷細工をプロから学び、学生に氷の持つ特性を知ってもらおうと、氷細工のプロとして活動する津氷彫会の講師を招いて毎年行われているもの。20年以上も続けている。
のこぎりやノミといった道具の使い方を指導をうけながら、1年生45名が8グループに分かれ、見本の下絵を見ながら作品作りに挑戦。縦56センチ、横104センチの氷の塊から2時間ほどかけて、ハープやエンゼルフィッシュ、タカ、白鳥、花かご、皿、バショウカジキ、鯱、小鹿などの形に彫り出す作業に没頭した。初めは緊張気味だった学生達だが、さすが調理師を目指すだけあって、すぐに慣れ、軽快な道具さばきで見事に彫り上げた。

講師の柏木隆雄氏

講師の柏木隆雄氏

三重日仏協会=津市広明町=と放送大学三重学習センターは共催で6月18日(日)14時~16時、三重県総合文化センター内の生涯学習センター棟4階中研修室で、フランス文学者で大手前大学名誉教授、日本フランス語フランス文学会会長の柏木隆雄氏を講師に招き、第17回文学講演会を開く。入場無料、事前申し込み不要、一般公開。直接会場へ。
今回の演題は「フランス象徴派詩人ヴェルレーヌはどう日本語に移されたのか?」。
柏木氏は、大阪大学仏文科卒。91年・大阪大学文学部教授、04~06年・大学院文学研究科長、文学部長、08年・定年退任、名誉教授。08~11年・放送大学大阪学習センター所長、11年・大手前大学副学長、12年・学長などを歴任。
著作も多く、「暗黒事件」「ソーの舞踏会」=ちくま文庫=を上梓している。日本文学にも造詣が深い。
柏木氏は、「『秋の日のヴィオロンのため息』の名訳で知られる上田敏も高弟で英文学者の竹友藻風を、今では知る人が少ないかもしれません。藻風は師である上田敏をこよなく尊敬し、その偉業を継ぐべく研鑚した人です。上田や永井荷風の訳詩で知られる詩人ヴェルレーヌが藻風によってどう日本語にされているのか、日本語の魅力を再発見できればと思います」と参加を呼び掛けている。
問い合わせは三重日仏協会☎059・226・2766へ。

7月2日(日)、「津のまん中ウォーク 七夕飾りと江姫・高虎さんゆかりの地ウォーク」が催される。
雨天決行。
主催=近鉄、㈱まちづくり津夢時風、津市。
七夕飾りに彩られた商店街と、江姫や藤堂高虎公ゆかりの名所・旧跡などを巡るウォーク。誰でも無料で参加できる。
▼受付時間=10時半~11時半
▼集合場所=近鉄津駅西口前
▼コース=近鉄津駅~四天王寺~塔世橋~立町商店街~津観音~大門大通り商店街~寒松院~観音橋~丸之内商店街~津城跡~津新町通り商店街~近鉄津新町駅。距離約6㎞、所要時間2時間。
※途中、安濃津ガイド会による説明あり。津城跡では、勢州津高虎隊による戦国武将隊がお出迎えする。
※大門大通り商店街で、「津のおいしいもの」をプレゼント(受付先着400名)。そのほかの商店街の休憩所では、七夕願い事飾りや、冷たい飲み物でおもてなし。
▼事前申し込み不要、当日受付が必要。受付時間に集合場所へ行くこと。
問い合わせは㈱まちづくり津夢時風(津商工会議所内)☎059・228・9141へ。

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