津市垂水の石水博物館で企画展「伊勢商人川喜田家と江戸」が9月10日まで開かれている。同博物館は川喜田久太夫(号・半泥子)が昭和5年に地域文化の振興と社会福祉活動の拠点として設立した財団法人石水会館を母体とする。
江戸の大伝馬町(おおでんまちょう)一丁目に木綿問屋を構えていた伊勢商人・川喜田家にとって、江戸のまちは営業拠点というだけではなく、人脈や教養の源でもあった。
今展では川喜田家に伝わった商業史料(川喜田家文書)や書状、旅の記録、近世の書籍や錦絵、絵図などにより、商業活動と文化活動の両側面から、川喜田家を中心とする伊勢商人と江戸との関わりを、歴代当主が見たまちの賑わいとともに紹介している。
入館料は一般500円、高校生以上の学生300円。開館は10時~17時(入館は16時半まで)。休館は毎週月曜(但し祝日の場合は翌日。問い合わせは同館☎059・227・5677。

kuzesan1-1 kuzesan1-2 津市久居明神町の「エミ美容院」を経営する久世恭加さん(47、同市白山町)が、広く一般から依頼を受け付け、犬や猫などペットの絵を鉛筆デッサンで描いている。
久世さんは動物や自然が好きで大切にしており、今春、同店の前に、動物愛護の団体・個人などに収益が寄付される飲料の自動販売機を設置した。また例年、地元・白山町の雲出川周辺の清掃を、ボランティアで行っている。
そして以前から友人のペットの絵を描いていたところ、モデルそっくりなどと好評で、このほど一般からの依頼を受け付け始めた。
作品は、依頼主からメールでモデルの写真を送ってもらい、スマートフォンのズーム機能で細部を確認しながら制作する。「動物への愛情だけはたっぷりあります。皆さんに喜んでもらえたら」と久世さん。
▼絵のサイズは縦・横各5㎝~7㎝。画用紙に描き額に入れる▼料金はモデルの動物一体につき3千円(送料込み)から▼申込みはメールで。モデルの写真(ピンボケしていないもの)を送る。申し込み・詳細の問い合わせはatelieryasuka@gmail.comへ。

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