2017年8月

天ぷらを食べたいと思ったけれど、暑くて揚げるのが嫌。外に食べに出ることにした。夫婦二人暮らしはこういう時に便利だ。二人の意見が合えば、いつでも出かけられる。それに二人だと財布もさほど痛まない。これが、四人だ五人だとなると、福沢諭吉が簡単に飛んでいく。
和食屋に入って注文したのは、天丼セット。天丼と小鉢とみそ汁と漬物。丼にはおいしそうな香りの天ぷらが山盛りになっていた。プロの揚げた天ぷらはアツアツでサクサクで最高だ。野菜もエビもキスもある。
食べ物が山盛りにされていると心も満たされる。いっぱい食べたいという気持ちは動物の本能だろう。
甘辛いたれがかかった天ぷらを食べる。レンコン、ゴボウ、サツマイモ、いろんなものが天ぷらになり、それぞれ香りも味も異なるのを、一つひとつ確かめるように食べていく。
そして、その瞬間が来た。もう十分お腹が満たされた。満足だ。でも、まだいっぱい天ぷらが残っている。そこから気持ちが変化した。さきほどまでの幸福感は消え失せ、義務感と忍耐力で箸を動かす。せっかくの天ぷらを残してはもったいない。もう少しなら食べられる。
いっぱいあることがあんなにうれしかったのに、もはや見るのもつらくなる。我ながら勝手な心の動きだと思うがどうしようもない。(舞)

9月10日(日)13時半~15時45分、津市安濃町田端上野の「特別養護老人ホーム「明合乃里」で「鶴亀まつり」が開かれる(雨天時も同時)。
▼フラダンスショー・13時45分~…「フラを楽しむ会」のフラダンス披露▼バルーンアート・14時15分~▼ご長寿紹介・14時半~…同施設で暮らす長寿者を祝う。
このほか、タブレットゲーム&七宝焼き無料体験(七宝焼きは先着20名限定▼食事券や日用品が当たる「お楽しみ抽選会」や模擬店&ゲームコーナー(各百円)など多数。

「もっと若い人にも商店街へ来てほしい」など、商店街活性化についての悩みはありませんか?─三重大学地域戦略センターが、津市中央公民館研修室A(津センターパレス2階)で9月・10月に全3回の「商店街活性化支援塾」を開講する。
さまざまな地域の商店街活性化に携わっているゲスト講師から、時代に合った先進事例を学べる塾。受講料無料。
◆日時と講師は──
▼第1回=9月12日18時半~20時、経済産業省中部経済産業局産業部流通・サービス産業課商業振興室長の片桐祐子氏。
▼第2回=9月26日19時~21時、まちとひと感動のデザイン研究所の藤田としこ氏。
▼第3回=10月10日19~21時、一般社団法人岐阜市にぎわいまち公社まちづくり推進課の白橋利明氏。
◆募集要項…▼対象者=市内商店街組織の役員または組合員、商店街イベントなどの企画や運営に携わる人、商店街の活性化に興味のある人。
※原則として3回全てに出席できる人が対象。
▼定員=20名。申込多数の場合は先着順で締め切りとなる。
▼申込方法=所定の申込書(津市役所などで配布。同センターHPでもダウンロード可)に記入しFAX、Eメールで。
▼申込期限=9月7日必着。
▼問合せは同センター☎津231・9906へ。

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